TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2023128162
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2023-09-14
出願番号
2022032323
出願日
2022-03-03
発明の名称
温泉水噴射除草機
出願人
株式会社TAMAYA
代理人
個人
主分類
A01M
21/04 20060101AFI20230907BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】エネルギー資源の節約が可能であり、操作性に優れた安全性の高い除草機を提供する。
【解決手段】温泉水噴射除草機は、温泉水を保温貯蔵してトラック1に搭載されて運搬される温泉水タンク2と、温泉水を噴射する噴射ノズル3と、温泉水タンク2から流出する温泉水を噴射ノズル3に送るホース4と、噴射ノズル3から噴射する温泉水の圧力を加圧調整する加圧ポンプ5とを備えている。噴射ノズル3は、噴射ノズル取付部7に着脱可能に取り付けられており、噴射ノズル取付部7は、作業者が保持して操作する移動台車8に取り付けられている。噴射ノズル3と噴射ノズル取付部7が移動台車8に近接する部位には、噴射ノズル3と噴射ノズル取付部7から移動台車8への熱伝導を抑制する断熱部10を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
温泉水を保温貯蔵してトラックに搭載されて運搬される温泉水タンクと、温泉水タンクから流出する温泉水を噴射ノズルに送るホースと、温泉水を噴射する噴射ノズルと、噴射ノズルから噴射する温泉水の圧力を加圧調整する加圧ポンプと、噴射ノズルが着脱可能に取り付けられる噴射ノズル取付部と、噴射ノズル取付部が取り付けられて作業者が保持して操作する移動台車とを備え、温泉水が噴射されて除草を行う温泉水噴射除草機であって、噴射ノズルと噴射ノズル取付部とが移動台車に近接する部位に、噴射ノズルと噴射ノズル取付部から移動台車への熱伝導を抑制する断熱部を備えていることを特徴とする温泉水噴射除草機。
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
前記噴射ノズルは、前記移動台車に取り付けられたときに、噴射口を下向きにして整列して配列されている構造であることを特徴とする請求項1記載の温泉水噴射除草機。
【請求項3】
前記移動台車の支柱として機能するアウトリガーを備え、アウトリガーは、前記移動台車が地面上に置かれた噴射前の状態では、底部が地面に接して前記移動台車を支持し、温泉水の噴射時には、底部が地面から離れるように形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の温泉水噴射除草機。
【請求項4】
温泉水を保温貯蔵してトラックに搭載されて運搬される温泉水タンクと、温泉水タンクから流出する温泉水を噴射ノズルに送るホースと、温泉水を噴射する噴射ノズルと、噴射ノズルから噴射する温泉水の圧力を加圧調整する加圧ポンプと、噴射ノズルが着脱可能に取り付けられる前記ホースの長手方向に沿って前記ホースに連結されて作業者が保持して操作する操作棒とを備え、温泉水が噴射されて除草を行う温泉水噴射除草機であって、噴射ノズルが前記操作棒に近接する部位に、噴射ノズルから操作棒への熱伝導を抑制する断熱部を備えていることを特徴とする温泉水噴射除草機。
【請求項5】
前記噴射ノズルは、噴射口の形状と加圧ポンプによる加圧調整とにより、噴射される温泉水の噴射方向と射程距離を可変とする構造であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の温泉水噴射除草機。
【請求項6】
温泉水の噴射時には、弁が開いて前記温泉水タンクへ空気が注入され、温泉水を噴射しないときは、弁が閉じて前記温泉水タンクへの空気の注入が停止される機能を有する逆止弁を備えていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の温泉水噴射除草機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、高温の温泉水を噴射して除草を行う温泉水噴射除草機に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
熱湯や蒸気を散布して、熱湯や蒸気の熱により雑草を枯死させる除草装置が提案されている。一例として、持ち運びや取り扱いが容易となることを目的とした熱水式除草装置が、特許文献1において開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-191839号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
高温の熱水や蒸気を生産するためには、ボイラー等の加熱手段が必要であり、その燃料も必要となる。重量のあるボイラーや燃料を搭載し、除草作業を行う現場まで運搬することが必要となり、ボイラーを搭載するスペースも必要となる。また、ボイラーは燃料の燃焼によって高温の熱水や蒸気を生産するものであるため、相当のエネルギー資源を消費するとともに、安全性の確保の点でも問題が生じうる。
【0005】
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、エネルギー資源の節約が可能であり、操作性に優れた安全性の高い除草機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以上の課題を解決するために、本発明の温泉水噴射除草機は、温泉水を保温貯蔵してトラックに搭載されて運搬される温泉水タンクと、温泉水タンクから流出する温泉水を噴射ノズルに送るホースと、温泉水を噴射する噴射ノズルと、噴射ノズルから噴射する温泉水の圧力を加圧調整する加圧ポンプと、噴射ノズルが着脱可能に取り付けられる噴射ノズル取付部と、噴射ノズル取付部が取り付けられて作業者が保持して操作する移動台車とを備え、温泉水が噴射されて除草を行う温泉水噴射除草機であって、噴射ノズルと噴射ノズル取付部とが移動台車に近接する部位に、噴射ノズルと噴射ノズル取付部から移動台車への熱伝導を抑制する断熱部を備えていることを特徴とする。
【0007】
高温の温泉水を噴射して雑草に対して熱的なダメージを与えて雑草を枯らすとともに、温泉成分の化学的な作用によっても雑草の育成を阻止することができる。温泉成分は、人工的に生成された化学物質による除草剤と異なり、自然界に存在するものであるため、これを散布しても環境への影響が少ない。また、加熱手段を用いて熱水や蒸気を生産するのではなく、天然に存在する温泉水を用いるため、ボイラーのような加熱手段を搭載して運搬する必要がなく、燃料の搭載も必要ない。そのため、エネルギー資源の節約が可能であり、安全性を高めることができる。
【0008】
温泉水を散布するものであるため、噴射ノズルの噴射部に温泉成分が付着すると、目詰まりを起こして温泉水の噴射ができなくなる可能性があるが、噴射ノズルの取付を溶接のような永久固定ではなく、着脱可能な取付とすることにより、噴射ノズルが目詰まりを起こす前に簡便に取り換えて、長期間の使用が可能となる。
【0009】
また、温泉水として源泉をそのまま使用することもできるが、別府地域の源泉温度は90℃を超えるものがあり、相当な高温液体が流れることが想定される。そのため、作業者が保持して操作する移動台車に、高温である温泉水の熱が伝達されてしまうと、移動台車も直ちに高温となり、作業者は移動台車に触れることができず、散布作業を行うことができなくなる。しかし、噴射ノズルと噴射ノズル取付部とが移動台車に近接する部位に、噴射ノズルと噴射ノズル取付部から移動台車への熱伝導を抑制する断熱部を備えていることにより、移動台車は高温にならず、移動台車を用いた作業を継続して行うことができる。
【0010】
本発明においては、前記噴射ノズルは、前記移動台車に取り付けられたときに、噴射口を下向きにして整列して配列されている構造とすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
柄杓じょうろ
1か月前
個人
ペット用リード
1か月前
個人
栽培施設
今日
個人
粒状物整列排出器
6日前
個人
イカ釣り用ヤエン
1か月前
丸一株式会社
配管構造
1か月前
個人
菌床栽培装置
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
23日前
井関農機株式会社
コンバイン
20日前
井関農機株式会社
コンバイン
20日前
個人
リールシート
21日前
井関農機株式会社
作業車
21日前
井関農機株式会社
田植機
20日前
マドタチ株式会社
ルアー
28日前
井関農機株式会社
歩行型管理機
20日前
井関農機株式会社
除草機
21日前
個人
オーバーヘッドターンモア
1か月前
井関農機株式会社
草刈機
1か月前
株式会社大貴
動物用トイレ
21日前
井関農機株式会社
作業車両
20日前
個人
魚類の根潜り防止捕獲補助具
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
井関農機株式会社
脱穀装置
20日前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
6日前
株式会社大貴
動物用トイレ
15日前
個人
水槽用水温照明管理システム
15日前
みのる産業株式会社
捕虫器
22日前
井関農機株式会社
作物収穫機
20日前
グローブライド株式会社
釣竿
23日前
井関農機株式会社
水田作業機
8日前
第一製網株式会社
海苔網の酸処理船
22日前
井関農機株式会社
作物収穫機
今日
トヨタ自動車株式会社
発音装置
15日前
個人
輻射熱を利用した多層構造の温室
20日前
続きを見る
他の特許を見る