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公開番号
2023128066
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2023-09-14
出願番号
2022032125
出願日
2022-03-02
発明の名称
表示素子
出願人
国立大学法人千葉大学
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02F
1/1516 20190101AFI20230907BHJP(光学)
要約
【課題】エレクトロクロミズムを示す膜の繰り返し耐久性に優れる表示素子を提供する。
【解決手段】基板と、チオフェン重合体と樹脂を含有し前記基板上に形成された膜と、膜に電圧を印加する電圧印加手段とを有し、膜は、樹脂を母材としてチオフェン重合体の粒子が分散した構造を有している。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基板と、チオフェン重合体と樹脂を含有し前記基板上に形成された膜と、前記膜に電圧を印加する電圧印加手段とを有し、
前記膜は、前記樹脂を母材として前記チオフェン重合体の粒子が分散した構造を有していることを特徴とする表示素子。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記チオフェン重合体は、3-メトキシチオフェンオリゴマー、3-エトキシチオフェンオリゴマー、および/または3-プロポキシチオフェンオリゴマーであることを特徴とする請求項1に記載の表示素子。
【請求項3】
前記樹脂は、ポリエステル樹脂、および/またはアクリル樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の表示素子。
【請求項4】
前記チオフェン重合体と前記樹脂との混合比が1:0.6~1:2であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の表示素子。
【請求項5】
前記チオフェン重合体と前記樹脂との混合比が1:0.8~1:1.2であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の表示素子。
【請求項6】
前記膜の断面には、1μm×1μmの範囲における対角線上において、粒径が10nm~40nmの前記チオフェン重合体の粒子の数が平均25個以上80個以下存在することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の表示素子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エレクトロクロミズムを利用した表示素子に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
電気化学的な酸化還元反応によって可逆的な色変化が生じる現象、すなわちエレクトロクロミズムを示すエレクトロクロミック材料は、電圧印加による色変化が電源を切った後も持続するメモリ性を有することから、近年、省エネルギの観点からも注目されており、ディスプレイ等を構成する表示素子への応用研究が進められている。
【0003】
特許文献1には、エレクトロクロミック材料である3-メトキシチオフェンの化学重合により得られる3-メトキシチオフェン重合体を有機溶媒に溶解させた溶液を酸化インジウムスズ(ITO)基板上に塗布することによって得られる膜を備え、電解液中で当該膜に異なる電圧を印加することにより、金色調と緑色光沢色の金属光沢色間での可逆的な色変化が生じるエレクトロクロミズムを発現可能な表示素子が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-95724号公報(第3頁~第5頁、第1図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような、表示素子は、従来の酸化タングステンやビオロゲン等のエレクトロクロミック材料を用いたものとは異なり、光沢を有した可逆的な色変化を発現させるという全く新たな機能を有しており、その実用化が産業界から強く望まれている。しかしながら、特許文献1の表示素子は、繰り返し使用すると、色変化が十分に生じないサンプルや、色変化が十分に生じても光沢が弱まるサンプルが多かった。
【0006】
本発明は、このような課題に着目してなされたもので、エレクトロクロミズムを示す膜の繰り返し耐久性に優れる表示素子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決する本発明の表示素子は、
基板と、チオフェン重合体と樹脂を含有し前記基板上に形成された膜と、前記膜に電圧を印加する電圧印加手段とを有し、
前記膜は、前記樹脂を母材として前記チオフェン重合体の粒子が分散した構造を有していることを特徴としている。
この特徴によれば、エレクトロクロミズムを示す膜が基板から剥離することを抑制できる。
【0008】
前記チオフェン重合体は、3-メトキシチオフェンオリゴマー、3-エトキシチオフェンオリゴマー、および/または3-プロポキシチオフェンオリゴマーであることを特徴としている。
この特徴によれば、膜においてチオフェン重合体の粒子が樹脂中に均一に分散しやすい。
なお、本明細書において「および/または」は、これらすべての内の少なくとも一つを含むという意味である。
【0009】
前記樹脂は、ポリエステル樹脂、および/またはアクリル樹脂であることを特徴としている。
この特徴によれば、基板からの膜の剥離を抑制しつつ、金属光沢色間で色変化させることが可能となる。
【0010】
前記チオフェン重合体と前記樹脂との混合比が1:0.6~1:2であることを特徴としている。
この特徴によれば、基板からの膜の剥離を一層抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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