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公開番号2023127531
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-09-13
出願番号2022144938
出願日2022-09-13
発明の名称ソーラーシェアリングシステム
出願人ひかり屋根株式会社
代理人個人
主分類A01G 9/20 20060101AFI20230906BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】1年の季節を通して又は1日の時間帯を通して、太陽光発電パネル下の作物に均一な光を照射することが可能であり、太陽光発電パネル下の作物に雨水を均一に注ぐことが可能なソーラーシェアリングシステムを提供する。
【解決手段】ソーラーシェアリングシステムは、複数の太陽光発電パネルと、これら複数の太陽光発電パネルの間に設けられ太陽光を拡散する複数の光拡散部材とを備えている。複数の光拡散部材は、がソーラーシェアリングシステムの一端に向けて下がるように傾斜して設置されていると共に、その傾斜の方向に流れ方向が沿った波板形状を有している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の太陽光発電パネルと、該複数の太陽光発電パネルの間に設けられ太陽光を拡散する複数の光拡散部材とを備えたソーラーシェアリングシステムであって、前記複数の光拡散部材は、当該ソーラーシェアリングシステムの一端に向けて下がるように傾斜して設置されていると共に、該傾斜の方向に流れ方向が沿った波板形状を有していることを特徴とするソーラーシェアリングシステム。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記複数の太陽光発電パネルが前記一端の方向に向けて下方に傾斜して設置されていると共に、流れ方向が傾斜方向に沿った波板形状を有していることを特徴とする請求項1に記載のソーラーシェアリングシステム。
【請求項3】
前記複数の光拡散部材の各々の谷部の底部に、貫通孔が流れ方向の所定間隔毎に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のソーラーシェアリングシステム。
【請求項4】
前記複数の太陽光発電パネルの各々の谷部の底部に、貫通孔が流れ方向の所定間隔毎に設けられていることを特徴とする請求項2に記載のソーラーシェアリングシステム。
【請求項5】
前記複数の太陽光発電パネル及び前記複数の光拡散部材が流れ方向に所定長さの隙間を有していることを特徴とする請求項2に記載のソーラーシェアリングシステム。
【請求項6】
前記複数の太陽光発電パネル及び前記複数の光拡散部材が3/100~30/100の勾配で傾斜していることを特徴とする請求項2に記載のソーラーシェアリングシステム。
【請求項7】
前記複数の太陽光発電パネル及び前記複数の光拡散部材が、北半球で南方向、南半球で北方向に向かって下方に傾斜して設置されていることを特徴とする請求項2に記載のソーラーシェアリングシステム。
【請求項8】
1列の前記光拡散部材と1~3列の前記太陽光発電パネルとが交互に並んで設置されていることを特徴とする請求項2に記載のソーラーシェアリングシステム。
【請求項9】
前記複数の太陽光発電パネルが、波板形状の基板パネル上に積層形成されたペロブスカイト膜を有するペロブスカイト太陽電池であることを特徴とする請求項2に記載のソーラーシェアリングシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、営農(作物の育成)と太陽光発電とを同一の土地で行うソーラーシェアリングシステムに係り、特に、作物への雨水の潅水と太陽光の均一な照射とを行うことにより、営農と発電とを効率良く両立させることが可能なソーラーシェアリングシステムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
クリーンエネルギー利用の高まりから休耕農地を利用した営農と発電を同時に行うことを目的としたソーラーシェアリングシステムが注目されている。
【0003】
この種のソーラーシェアリングシステムは、作物が栽培される耕地の上に、採光部とソーラーパネルとを設けて営農と発電を同時に行うものである。例えば、幅1000mmの採光部に対しての幅1000mmのソーラーパネルを交互に配置すれば、採光面積と発電面積とが1対1になる。なかには採光部の幅「1」に対してソーラーパネルの幅「2」又は「3」とする場合も見受けられる。また、営農を重視した場合は、採光部の幅「3」に対してソーラーパネルの幅「1」とする場合もある。ソーラーパネルの面積を多くとれば採光部からの光が少なくなり照度不足から営農がうまくいかず、採光部の面積を多くとると発電量が少なくなり、双方に採算がとれないというデメリットが現実に起きている。
【0004】
また、採光部から直射光を取り入れた場合、強い直進光(冬で7万ルクス、夏で14万ルクス程度)が作物の一部にだけ照射され、時刻経過とともに照射される部分が移動するため、ソーラーパネルの真下の作物にはさほど照射されず(0.8から1.2万ルクス程度)、均一な照度が得られないため、作物の成長に悪影響を与えていた。さらに、高さのある作物では成長すると上部には光が当たらなくなって育たなくなるという問題も起きていた。
【0005】
採光部に光拡散板を用いたソーラーシェアリングシステムとして、特許文献1及び2には、ソーラーパネル内に複数の発電体を取り付けて発電し、これら発電体間の間隙に拡散板を取り付けた採光部をつくり、この採光部を通過した太陽光によってパネル下の作物の育成を行うソーラーシェアリングシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2018-082133号公報
特許第5960332号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1及び2に記載されたソーラーシェアリングシステムによれば、発電体間に設けた採光部に平面形状の拡散板を取り付けることにより、発電体による日影部と日照部との光の強さの差が減少し、光の強弱に基づく作物の成長阻害をある程度は防止することができる。
【0008】
しかしながら、これらソーラーシェアリングシステムのように、発電体間の隙間に平面形状の拡散板を単に設けただけでは、透光部を通過する太陽光が充分に拡散せず、光強度に強弱のある光がパネル下の作物(栽培物)に印加されてしまうという不都合があった。特に、季節によって太陽高度が大きく変わる日本のような中高緯度地域においては、透光部に印加される太陽光の入射角度が季節によって異なるため、1年を通して充分に拡散された光をパネル下の作物に与えることが難しかった。また、透光部に印加される太陽光の入射角度は、1日のうちの時間帯によって異なるため、1日通して充分に拡散された光をパネル下の作物に与えることも難しかった。
【0009】
また、特許文献1及び2に記載されたソーラーシェアリングシステムによると、採光部や発電体の先端部から雨水が均一に落下させることが難しかった。これは、ソーラーパネルをその先端部が完全な水平となるように設置するのが難しいこと、風の影響や雨水の親水性のため雨水はどちらかに偏って流れ落ちること等で起こるものであり、このため、発電パネル下の作物に均一に水を注ぐことができなかった。
【0010】
従って本発明の目的は、1年の季節を通して又は1日の時間帯を通して、太陽光発電パネル下の作物に均一な光を照射することが可能なソーラーシェアリングシステムを提供することにある。
(【0011】以降は省略されています)

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