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公開番号2023119474
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-08-28
出願番号2022022398
出願日2022-02-16
発明の名称テープカッター
出願人個人
代理人個人
主分類B65H 35/07 20060101AFI20230821BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】 テープの巻き戻しを妨げるとともに、テープを引き出すときには、巻き戻しを妨げる抵抗力ほどの抵抗力を生じないテープカッターを提供する。
【解決手段】 本開示によるテープカッターの本体部は、粘着テープが環状に巻かれて成る環状テープ体を、着脱可能かつ回転可能に保持する。本体部に基端部が支持された押圧片は、弾性復元力により、環状テープ体の内周面を引き出し方向とは逆方向に押圧する。押圧片は、環状テープ体の内周面を押圧することにより環状テープ体の回転を妨げる制止部を先端部に有するとともに、内周面を押圧しつつも環状テープ体の回転を妨げない滑動部を先端部と基端部の間に有している。粘着テープを引き出さないときには、滑動部は内周面から離れ、制止部が内周面を押圧する。粘着テープを引き出すときには、滑動部が内周面に押圧され、制止部が内周面から離れる。
【選択図】 図7
特許請求の範囲【請求項1】
テープカッターであって、
粘着テープが環状に巻かれて成る環状テープ体を、着脱可能かつ回転可能に保持するテープ保持体を有する本体部と、
前記本体部に支持され、前記環状テープ体から引き出された前記粘着テープを切断するテープ切断刃と、を備え、
前記テープ保持体は、自身と前記環状テープ体との間に、前記粘着テープの引き出し方向に遊びを有するように前記環状テープ体を保持し、
前記テープカッターは、
前記本体部に基端部が支持され、弾性復元力により、前記環状テープ体の内周面を前記引き出し方向とは逆方向に押圧する押圧片を、更に備え、
前記押圧片は、前記環状テープ体の前記内周面を押圧することにより前記環状テープ体の回転を妨げる制止部を先端部に有するとともに、前記内周面を押圧しつつも前記環状テープ体の回転を妨げない滑動部を前記先端部と前記基端部の間に有し、
前記粘着テープを引き出さないときには、前記滑動部は前記内周面から離れ、前記制止部が前記内周面を押圧することにより、前記環状テープ体の回転が妨げられ、
前記粘着テープを引き出すときには、前記滑動部が前記内周面に押圧され、前記制止部が前記内周面から離れることにより、前記環状テープ体は前記制止部による回転の妨げを解除される、テープカッター。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記テープ保持体は、前記環状テープ体の内径よりも外径が小さい筒状体を有しており、当該筒状体が前記環状テープ体の空洞に挿入されることにより、前記環状テープ体を保持し、
前記筒状体は、外周面から後退した凹陥部を、前記粘着テープが引き出される側とは反対側に有し、
前記押圧片の前記基端部は、前記粘着テープを引き出さないときには、前記滑動部及び前記制止部が前記凹陥部の外方に露出し、前記粘着テープを引き出すときには、前記制止部が前記凹陥部に後退するように、前記凹陥部において前記本体部に支持される、請求項1に記載のテープカッター。
【請求項3】
前記押圧片は、前記基端部から前記先端部まで延びかつ弾性を有する屈曲した板状の金属片を有し、
前記本体部は、前記筒状体の前記凹陥部において、前記筒状体の軸方向に突起する支柱を有し、
前記押圧片の前記基端部は、前記支柱に着脱可能に係止されることにより、前記本体部に着脱可能に支持される、請求項2に記載のテープカッター。
【請求項4】
前記押圧片は、前記先端部において、前記金属片から成りかつ前記環状テープ体の前記内周面を押圧する単一又は複数の尖頭部を、前記制止部として有する、請求項3に記載のテープカッター。
【請求項5】
前記押圧片は、前記先端部において、前記金属片から成りかつ前記環状テープ体の前記内周面を刃先で押圧する刃状部を、前記制止部として有する、請求項3に記載のテープカッター。
【請求項6】
前記押圧片は、前記先端部において前記金属片に固着された摩擦部材を、前記制止部として有し、
前記摩擦部材は、前記環状テープ体の前記内周面を押圧するときに、摩擦力により前記環状テープ体の回転を妨げる、請求項3に記載のテープカッター。
【請求項7】
前記押圧片は、前記先端部において前記金属片に固着された針状部材を、前記制止部として有し、
前記針状部材は、その針先が前記環状テープ体の前記内周面を押圧することにより、前記環状テープ体の回転を妨げる、請求項3に記載のテープカッター。
【請求項8】
前記押圧片は、前記基端部において切り起こされた部分を有し、
前記筒状体は、前記凹陥部を形成する壁体において、前記基端部の前記切り起こされた部分が係合する貫通孔を有する、請求項3から7のいずれかに記載のテープカッター。
【請求項9】
前記筒状体は、自身と前記環状テープ体との間における、前記引出方向に直交する径方向の遊びを減殺する突起を、自身の外周面に有する、請求項2から8のいずれかに記載のテープカッター。
【請求項10】
前記テープカッターは、前記制止部を第1制止部として、前記本体部に支持される第2制止部を更に備え、
前記第2制止部は、前記第1制止部が前記環状テープ体の前記内周面を押圧するときに、前記内周面のうち、前記第1制止部により押圧される第1部位と対向する第2部位の押圧を受けることにより、前記第1制止部と共同して前記環状テープ体の回転を妨げる、請求項1から9のいずれかに記載のテープカッター。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、テープカッターに関し、特に、切断したテープが巻き戻されることを防止する技術に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来のテープカッターは、切断した粘着テープが巻き戻されて粘着テープ表面に貼りついてしまい、剥がすのに苦労するという欠点を有している(特許文献1の要約書参照)。特許文献1には、この問題を解決することを目指したテープカッターが開示されている。
【0003】
特許文献1に開示されるテープカッターは、テープカッターのテープ装着筒に2本の切り込みを入れてクッション取付板を形成し、クッション取付板にクッションを装着して、テープ内周とクッションとの間に適度の接触抵抗を与えるように構成することにより、巻き戻しの問題を解消しようとするものとなっている(同文献の要約書参照)。このため、テープの巻き戻しを妨げる抵抗力と同等の抵抗力が、テープを引き出す時にも作用するので、テープの引出し作業に余分な力を要するという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-140871号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、テープの巻き戻しを妨げるとともに、テープを引き出すときには、巻き戻しを妨げる抵抗力ほどの抵抗力を生じないテープカッターを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明のうち第1の態様によるものは、テープカッターであって、本体部と切断刃とを備えている。本体部は、粘着テープが環状に巻かれて成る環状テープ体を、着脱可能かつ回転可能に保持するテープ保持体を有している。切断刃は、前記本体部に支持され、前記環状テープ体から引き出された前記粘着テープを切断する。前記テープ保持体は、自身と前記環状テープ体との間に、前記粘着テープの引き出し方向に遊びを有するように前記環状テープ体を保持する。前記テープカッターは、前記本体部に基端部が支持され、弾性復元力により、前記環状テープ体の内周面を前記引き出し方向とは逆方向に押圧する押圧片を、更に備えている。前記押圧片は、前記環状テープ体の前記内周面を押圧することにより前記環状テープ体の回転を妨げる制止部を先端部に有するとともに、前記内周面を押圧しつつも前記環状テープ体の回転を妨げない滑動部を前記先端部と前記基端部の間に有している。前記粘着テープを引き出さないときには、前記滑動部は前記内周面から離れ、前記制止部が前記内周面を押圧することにより、前記環状テープ体の回転が妨げられる。前記粘着テープを引き出すときには、前記滑動部が前記内周面に押圧され、前記制止部が前記内周面から離れることにより、前記環状テープ体は前記制止部による回転の妨げを解除される。
【0007】
この構成によれば、粘着テープを環状テープ体から引き出さないときには、制止部が環状テープ体の内周面を押圧することにより、環状テープ体の回転が妨げられ、粘着テープを引き出すときには、滑動部が環状テープ体の内周面に押圧され、制止部が環状テープ体の内周面から離れることにより、環状テープ体は制止部による回転の妨げを解除されるので、テープの巻き戻しが妨げられるとともに、テープを引き出すときには、巻き戻しを妨げる抵抗力ほどの抵抗力を受けない。なお、本体部の一部を成すテープ保持体は、例えば本体部の他の部分と一体成型された合成樹脂製であるなど、いずれも本体部の他の部分と一体を成していてもよく、逆に別体であってもよい。テープ切断刃及び押圧片も、本体部と一体を成していてもよく、逆に、本体部と別体であってもよい。
【0008】
本発明のうち第2の態様によるものは、第1の態様によるテープカッターであって、前記テープ保持体は、前記環状テープ体の内径よりも外径が小さい筒状体を有しており、当該筒状体が前記環状テープ体の空洞に挿入されることにより、前記環状テープ体を保持する。前記筒状体は、外周面から後退した凹陥部を、前記粘着テープが引き出される側とは反対側に有している。前記押圧片の前記基端部は、前記粘着テープを引き出さないときには、前記滑動部及び前記制止部が前記凹陥部の外方に露出し、前記粘着テープを引き出すときには、前記制止部が前記凹陥部に後退するように、前記凹陥部において前記本体部に支持される。
【0009】
この構成によれば、筒状体により環状テープ体が、その内周面に沿うように、かつ粘着テープの引き出し方向に遊びを持って、保持される。粘着テープを引き出すときには、筒状体が有する凹陥部に押圧片の制止部が後退することにより、環状テープ体は制止部による回転の妨げを解除される。
【0010】
本発明のうち第3の態様によるものは、第2の態様によるテープカッターであって、前記押圧片は、前記基端部から前記先端部まで延びかつ弾性を有する屈曲した板状の金属片を有している。また、前記本体部は、前記筒状体の前記凹陥部において、前記筒状体の軸方向に突起する支柱を有している。更に、前記押圧片の前記基端部は、前記支柱に着脱可能に係止されることにより、前記本体部に着脱可能に支持される。
(【0011】以降は省略されています)

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