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公開番号2023117605
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-08-24
出願番号2022020255
出願日2022-02-14
発明の名称姿勢矯正器具
出願人個人
代理人個人
主分類A61F 5/01 20060101AFI20230817BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】装着状態においてもリハビリテーション等の運動や日常生活の動作を容易に行うことが可能な、使い勝手の良い器具を提供する。
【解決手段】顎受け部1と、支持部2と、を備え、顎受け部1は、一端に顎受け部本体11を有し、支持部2は、支持部本体21と、肩掛け部22と、装着部23と、を有し、支持部本体21は、顎受け部1を支持可能に構成され、肩掛け部22は、支持部本体21を使用者の肩から吊り下げ可能に構成され、装着部23は、支持部本体を使用者の身体に固定可能に構成されている。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
顎受け部と、支持部と、を備え、
前記顎受け部は、一端に顎受け部本体を有し、
前記支持部は、支持部本体と、肩掛け部と、装着部と、を有し、
前記支持部本体は、前記顎受け部を支持可能に構成され、
前記肩掛け部は、前記支持部本体を使用者の肩から吊り下げ可能に構成され、
前記装着部は、前記支持部本体を使用者の身体に固定可能に構成されている、姿勢矯正器具。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記顎受け部は、前記顎受け部本体が球面運動可能に構成されている、請求項1に記載の姿勢矯正器具。
【請求項3】
前記顎受け部は、伸縮可能な略棒状体である、請求項1又は2に記載の姿勢矯正器具。
【請求項4】
前記顎受け部は、該顎受け部を任意の卓上に着脱可能に固定する卓上固定部を更に有する、請求項1~3の何れかに記載の姿勢矯正器具。
【請求項5】
前記顎受け部は、該顎受け部と、前記卓上固定部と、を着脱可能に構成されている、請求項4に記載の姿勢矯正器具。
【請求項6】
前記支持部は、前記支持部本体の水平位置を調節可能に構成されている、請求項1~5の何れかに記載の姿勢矯正器具。
【請求項7】
前記支持部本体は、袋体である、請求項1~6の何れかに記載の姿勢矯正器具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、「首下がり」の症状を改善するための、姿勢矯正器具に関する。
続きを表示(約 980 文字)【背景技術】
【0002】
首下がりとは、首周りの筋肉群が頭部の重量を支えきれなくなり、首が自然と前に下がってしまう状態、下がってしまった首を上げることが難しい状態のことを指す。
【0003】
首下がりは、筋力低下や、筋肉の過剰緊張などが原因とされており、パーキンソン病やALS(筋委縮性側索硬化症)、ジストニア、ミオパチー等の筋肉に関連した病気、又は単なる加齢によって起こりうる。
【0004】
特に、パーキンソン病患者に発症する症状が代表的であり、国立精神・神経医療研究センターによれば、日本国内のパーキンソン病患者約15万人の16%程度に当たる2万4千人の患者が首下がりに悩まされているという。
【0005】
この他、社会の高齢化を鑑みれば、首周りの筋力低下、高齢に伴う腰折れ、側弯症による首と頭部のずれ、猫背等によって顎が下がってしまい正しい姿勢を保持できない人の潜在的な人数は非常に多いであろうことが容易に推察できる。
【0006】
これに対して、首の位置を固定保持し、姿勢改善を行うための器具や装具は、これまでにも種々考案されている。
【0007】
例えば、特許文献1には、下顎受体及び後頭部受体が各々高さのみならず前屈・後屈方向に対して角度調節自在に構成され、種々の症状に応じて頸椎の前屈・後屈位置を調節して装着感や固定性等を高めることが可能な頸椎装具が記載されている。
【0008】
また、特許文献2には、顎を乗せ頭の重量を支えることで使用者に正しい姿勢を保持させ、顎を押し上げることにより使用者の頸骨の位置を矯正することが可能な首整体器具が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2000-14686号公報
特開2011-50626号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、特許文献1や2に記載の発明は、いずれも首下がりの矯正を主たる目的としたものではなく、これらを装着しながら首周りのリハビリテーションを行うことは難しい構成となっている。
(【0011】以降は省略されています)

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