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公開番号2023112637
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-08-14
出願番号2022025135
出願日2022-02-01
発明の名称抗がん剤の製造方法
出願人個人
代理人
主分類A61K 31/711 20060101AFI20230804BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】異常なタンパク質増殖を抑える効果を有する、抗がん剤の製造方法を提供する。
【解決手段】TATA-box、およびCAAT-boxに相補的な塩基配列を有するDNA、及び、RNAのテンプレートを人為的に合成・増幅させる。さらに、得られた塩基配列を細胞膜透過ペプチド(CPP)または膜透過ペプチド(PTD)、及び、核輸送の機構に則って、核内にてその効果を発揮する、インポーチンが結合する核局在化シグナル(NLS)とエクスポーチンの核外搬出シグナル(NES)を用いて合成し、治療を目的とする患部などに、身体に適した状態で適用する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(イ)TATA-box、およびCAAT-boxに相補的な塩基配列を有するDNA、及び、RNAのテンプレートを人為的に合成・増幅させる。
(ロ)(イ)の工程にて得られた塩基配列を細胞膜透過ペプチド(CPP)または膜透過ペプチド(PTD)、及び、核輸送の機構に則って、核内にてその効果を発揮する、インポーチンが結合する核局在化シグナル(NLS)とエクスポーチンの核外搬出シグナル(NES)を用いて合成し、治療を目的とする患部などに、身体に適した状態で適用する。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
癌細胞が分泌するエクソソームにはmRNAが含まれることから、また、癌細胞は、ユビキレーションとプロテアソームによって分解できることから、ポリA鎖分解酵素デアデニレース、ユビキレーション化酵素、及び、酵素プロテアソームのDNA、もしくはRNAを取り出して増殖させ、得られたDNAテンプレート、またはRNAテンプレートを転写・翻訳によって、人為的にタンパク質合成・増幅させる。さらに、得られた酵素を細胞膜透過ペプチド(CPP)または膜透過ペプチド(PTD)、及び、核輸送の機構に則って、核内にてその効果を発揮する、インポーチンが結合する核局在化シグナル(NLS)とエクスポーチンの核外搬出シグナル(NES)を用いて合成し、身体に適した状態で適用する。
【請求項3】
ポリA鎖分解酵素デアデニレース、ユビキレーション化酵素、及び、酵素プロテアソームのプライマーの塩基配列と、膜透過、並びに核輸送のアミノ酸配列を合成し、身体に適した状態で適用する。
【請求項4】
ポリA鎖分解酵素デアデニレース、ユビキレーション化酵素、及び、酵素プロテアソームの塩基配列を、頭部と尾部のたんぱく質形成機能を消去し、感染力を喪失したウイルス、または、細菌に対する感染力を保持したウイルスのプロモーターの下流に挿入し、身体に適した状態で適用する。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、抗がん剤の製造方法に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、抗がん剤に関する研究は進歩してきたが、本発明の方法を用いた抗がん剤の製造方法は、未だ考案されていない。この発明は、異常なタンパク質増殖を抑える効果を有する、抗がん剤の製造方法に関するものである。
【0003】
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』出典、「遺伝子治療薬」、最終更新2021年9月5日、[online]、[令和3年11月30日検索]、インターネット<URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90%E6%B2%BB%E7%99%82
伏原大地(Daichi Fukuhara)著、「ヒトの設計図を基に薬を―核酸を使った病気の治療―」(‘Creating Drugs based on Human Blueprint―Treatment of Diseases Using Nucleic Acid―’)、2018年、[online]、[令和3年11月30日検索]、インターネット<URL:https://laborify.net/2018/12/14/fushihara-nucleic-acid-biochemistry/>
松浦能行 著、「核―細胞質間高分子輸送の構造生物学」、2011年、[online]、[令和3年8月13日検索]、インターネット<URL:https://www.jstage.jst.go.jp/article/biophys/51/5/51_5_208/_pdf>
ジュリアン・ルイス、マーティン・ラフ、キース・ロバーツ、ピーター・ウォルター、デビッド・モルガン他(Julian Lewis,Martin Raff,Keith Roberts,Peter Walter,David Morgan etc.)著、「細胞の分子生物学」(第6版)W・W・ノートン出版2014/12/2(‘Molecular Biology of The Cell’ the 6th edition,W.W.Norton,2014/12/2)
TIFF
2023112637000001.tif
16
155
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』出典、「細胞膜透過ペプチド」、最終更新2021年11月21日、[online]、[令和3年12月1日検索]、インターネット<URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/細胞膜透過ペプチド>
STREPHONSAYS掲載、「TATAとCAATボックスの違い」、最終更新日明、[online]、[令和4年1月28日検索]、インターネット<URL:https://ja.strephonsays.com/tata-and-caat-box-9235>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
効果的な抗がん剤の製造方法
【課題を解決するための手段】
【0005】
TATA-box、およびCAAT-boxに相補的な塩基配列を有するDNA、及び、RNAのテンプレートを人為的に合成・増幅させる。さらに、得られた塩基配列を細胞膜透過ペプチド(CPP)または膜透過ペプチド(PTD)、及び、核輸送の機構に則って、核内にてその効果を発揮する、インポーチンが結合する核局在化シグナル(NLS)とエクスポーチンの核外搬出シグナル(NES)を用いて合成し、治療を目的とする患部などに、身体に適した状態で適用する。さらに、癌細胞が分泌するエクソソームにはmRNAが含まれることから、また、癌細胞は、ユビキレーションとプロテアソームによって分解できることから、ポリA鎖分解酵素デアデニレース、ユビキレーション化酵素、及び、酵素プロテアソームのDNA、もしくはRNAを取り出して増殖させ、得られたDNAテンプレート、またはRNAテンプレートを転写・翻訳によって、人為的にタンパク質合成・増幅させる。さらに、得られた酵素を細胞膜透過ペプチド(CPP)または膜透過ペプチド(PTD)、及び、核輸送の機構に則って、核内にてその効果を発揮する、インポーチンが結合する核局在化シグナル(NLS)とエクスポーチンの核外搬出シグナル(NES)を用いて合成し、身体に適した状態で適用する。または、ポリA鎖分解酵素デアデニレース、ユビキレーション化酵素、及び、酵素プロテアソームのプライマーの塩基配列と、膜透過、並びに核輸送のアミノ酸配列を合成し、身体に適した状態で適用する。もしくは、ポリA鎖分解酵素デアデニレース、ユビキレーション化酵素、及び、酵素プロテアソームの塩基配列を、頭部と尾部のたんぱく質形成機能を消去し、感染力を喪失したウイルス、または、細菌に対する感染力を保持したウイルスのプロモーターの下流に挿入し、身体に適した状態で適用する。
【発明の効果】
【0006】
異常なタンパク質増殖を抑える効果を有する、効果的な抗がん治療が実現する。
【発明を実施するための形態】
【0007】
TATA-box、およびCAAT-boxに相補的な塩基配列を有するDNA、及び、RNAのテンプレートを人為的に合成・増幅させる。さらに、得られた塩基配列を細胞膜透過ペプチド(CPP)または膜透過ペプチド(PTD)、及び、核輸送の機構に則って、核内にてその効果を発揮する、インポーチンが結合する核局在化シグナル(NLS)とエクスポーチンの核外搬出シグナル(NES)を用いて合成し、治療を目的とする患部などに、身体に適した状態で適用する。さらに、癌細胞が分泌するエクソソームにはmRNAが含まれることから、また、癌細胞は、ユビキレーションとプロテアソームによって分解できることから、ポリA鎖分解酵素デアデニレース、ユビキレーション化酵素、及び、酵素プロテアソームのDNA、もしくはRNAを取り出して増殖させ、得られたDNAテンプレート、またはRNAテンプレートを転写・翻訳によって、人為的にタンパク質合成・増幅させる。さらに、得られた酵素を細胞膜透過ペプチド(CPP)または膜透過ペプチド(PTD)、及び、核輸送の機構に則って、核内にてその効果を発揮する、インポーチンが結合する核局在化シグナル(NLS)とエクスポーチンの核外搬出シグナル(NES)を用いて合成し、身体に適した状態で適用する。または、ポリA鎖分解酵素デアデニレース、ユビキレーション化酵素、及び、酵素プロテアソームのプライマーの塩基配列と、膜透過、並びに核輸送のアミノ酸配列を合成し、身体に適した状態で適用する。もしくは、ポリA鎖分解酵素デアデニレース、ユビキレーション化酵素、及び、酵素プロテアソームの塩基配列を、頭部と尾部のたんぱく質形成機能を消去し、感染力を喪失したウイルス、または、細菌に対する感染力を保持したウイルスのプロモーターの下流に挿入し、身体に適した状態で適用する。
【実施例】
【0008】
上記の通り実施される。
【産業上の利用可能性】
【0009】
本明細書に記した、抗がん治療の一連の方法に、異常なタンパク質増殖を抑える効果を有する、効果的な抗がん治療という、産業上の利用可能性がある。

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