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公開番号2023097497
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-07-10
出願番号2021213646
出願日2021-12-28
発明の名称化粧料
出願人株式会社コーセー
代理人
主分類A61K 8/25 20060101AFI20230703BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】青白さのない肌色補正効果がありながら、ぎらつきのないツヤ感を有し、使用者によらず素早く均一な化粧膜を作ることのできる化粧料を提供する。
【解決手段】本発明の化粧料は、特定の色調の、鉄を含有し、酸化チタンで被覆された平均粒子径3~30μmの板状粉体と、屈折率1.455以上の油剤と、リン脂質、2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン(MPC)基含有ポリマー、セラミド類、および、N-アシルアミノ酸およびその塩から選ばれる1種または2種以上を含有する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
次の成分(A)~(C);
(A)鉄を含有し、酸化チタンで被覆された平均粒子径3~30μmの板状粉体
(B)24℃において屈折率が1.455以上の油剤
(C)リン脂質、2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン(MPC)基含有ポリマー、セラミド類、および、N-アシルアミノ酸およびその塩から選ばれる1種または2種以上
を含有し、且つ、
前記成分(A)が、光輝性を有し、分光色彩計を用いて、入射角-45°、受光角0°の測定において、CIE1976L*a*b*表色系で規定される測色値L*(明度)、C*(彩度)、h(色相)が、60<L*<83、12<C*<32、40<h<76である化粧料。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記成分(A)を、透明粘着テープの粘着面に、〔5×8〕cm

の単位面積当たり0.05g塗布し、変角分光光度計D65光源を用いて、入射角-45度にて黒無反射背景を用いて反射強度を測色した際に、波長450nmと650nmにおける、受光角45度の反射強度〔I(45)〕と受光角0度の反射強度〔I(O)〕の割合〔I(45)〕/〔I(O)〕が、いずれも1~4である請求項1記載の化粧料。
【請求項3】
前記成分(A)中の酸化チタンの被覆量が5~20質量%である請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項4】
前記成分(A)の板状粉体が合成金雲母鉄を母体とする請求項1~3の何れか一項に記載の化粧料。
【請求項5】
前記成分(B)が、紫外線吸収剤、フェニル変性シリコーン、およびトリメリト酸トリトリデシルから選ばれる1種または2種以上である請求項1~4の何れか一項に記載の化粧料。
【請求項6】
さらに成分(D)として、疎水化処理した微粒子金属酸化物を含有する請求項1~5の何れか一項に記載の化粧料。
【請求項7】
さらに、成分(E)として、シリカを含有する請求項1~6の何れか一項に記載の化粧料。
【請求項8】
前記成分(A)と(C)の質量含有割合が、(A)/(C)=0.5~100である請求項1~7の何れか一項に記載の化粧料。
【請求項9】
前記成分(A)を、透明粘着テープの粘着面に、〔5×8〕cm

の単位面積当たり0.05g塗布し、変角分光光度計D65光源を用いて、入射角-45度にて黒無反射背景を用いて反射強度を測色した際に、受光角45度の反射強度〔I(45)〕の、波長450nmと650nmにおける比率が、〔I(45)〕(450nm):〔I(45)〕(650nm)=1:1~1:2である請求項1~8の何れか一項に記載の化粧料。
【請求項10】
前記化粧料が乳化化粧料である請求項1~9の何れか一項に記載の化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液状化粧料に関するものである
続きを表示(約 5,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来メイクアップ化粧料は、肌の毛穴やシワといった肌表面の凹凸、色ムラを隠すことに加え、ツヤを与えることによって肌を美しく演出することを主要な目的として使用されている。肌を均一に見せつつ、ツヤを与えるためには従来高輝度な板状粉体や強い反射光を返す油剤が用いられてきた。それらを高含有した化粧料では肌にツヤ感を与える効果があるものの、技巧的かつ角度依存的に不自然な印象を与えてしまう欠点があった。
このような不自然な仕上がり課題を解決するため、例えば、肌の母斑、血管腫、赤ら顔、しみ、そばかす等によって生じた肌の濃色部分(色調トラブル部分)に対して、補色、又は、補色近傍の色域を透過干渉光として有する物質を含有することを特徴とする肌色調整用組成物が提案されている(例えば特許文献1参照)。この方法によれば、肌をくすませることなく、色調トラブルを改善することが可能である。
一方、自然な皮膚の色に近い色彩を有する粉体として、鉄含有合成雲母を特定の温度で熱処理することによって、従来の合成雲母には全く見られなかった耐光性のある鮮やかな赤色の外観を呈し、しかも紫外線遮断能にも極めて優れた新規合成雲母が得られることを見いだし、色だけではなく紫外線を効果的に遮断する合成雲母を化粧料へ含有する試みもなされている(例えば特許文献2参照)。
また、これ以外にも干渉色の反射光の観測方向による色の変化が少ない特定の粉体と、酸化鉄・酸化チタン焼結有色顔料とを含有する、皮膚化粧料が提案されている(例えば特許文献3参照)。この方法によれば、透明感を持たせつつ、肌の色相を組み合わせによって変化させることができると共に、皮脂による化粧崩れも生じない化粧料が得られるという提案である。
粉体を化粧料に含有することで塗布時にひっかかり感や重い使用感が生じる課題があるが、そのような課題を解決するために合成金雲母や合成金雲母鉄と特定の構造を持つ油剤を組み合わせることでなめらかな感触を与える提案がなされている。(例えば特許文献4参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-081332号公報
特開平6-009210号公報
特開平11-43414号公報
特開2013-234133号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の技術では表面光沢を有するためカバー効果が不自然になり、ツヤ感も技巧的で好ましくない場合があった。また、特許文献2の技術では、光沢性が高く、角度依存的にツヤ感が異なることにより不自然な印象が生じる場合があった。さらに特許文献3の技術では、粉体の凝集性が高く、特許文献4では油剤が肌上を上滑りしてしまうことから、肌上で均一な化粧膜を素早く仕上げるのが困難な場合があった。
このように従来の技術においては、肌本来のツヤに近似した反射光により色ムラをカバーすることができず、どの角度からみても不自然さのないツヤ感で均一に肌を補正する化粧料の着想が無かったが、本発明者らはこれら効果を同時に満たす化粧料の提供を試みた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その主な目的は青白い白膜隠ぺい感が無く、ギラつきのない適度なツヤで肌色を補正する効果を有しており、使用者によらず素早く均一な化粧膜を作ることのできる化粧料を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、色調を酸化鉄で調整し、酸化チタンを被覆した板状粉体と高屈折率の油剤、肌親和性の高い生体類似成分を含有することで、青白い白膜隠ぺい感のない色ムラ補正効果を発揮しつつ、技巧感のない適度なツヤを与え、素早く均一に化粧膜を仕上げることができることで上記課題が解決されることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】
すなわち、本発明は以下のとおりである。
〔1〕次の成分(A)~(C);
(A)鉄を含有し、酸化チタンで被覆された平均粒子径3~30μmの板状粉体
(B)24℃において屈折率が1.455以上の油剤
(C)リン脂質、2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン(MPC)基含有ポリマー、セラミド類、および、N-アシルアミノ酸およびその塩から選ばれる1種または2種以上
を含有し、且つ、
前記成分(A)が、光輝性を有し、分光色彩計を用いて、入射角-45°、受光角0°の測定において、CIE1976L*a*b*表色系で規定される測色値L*(明度)、C*(彩度)、h(色相)が、60<L*<83、12<C*<32、40<h<76である化粧料である。
〔2〕前記成分(A)を、透明粘着テープの粘着面に、〔5×8〕cm

の単位面積当たり0.05g塗布し、変角分光光度計D65光源を用いて、入射角-45度にて黒無反射背景を用いて反射強度を測色した際に波長450nmと650nmにおける、受光角45度の反射強度〔I(45)〕と受光角0度の反射強度〔I(O)〕の割合〔I(45)〕/〔I(O)〕が、いずれも1~4である〔1〕記載の化粧料である。
〔3〕前記成分(A)中の酸化チタンの被覆量が5~20質量%である〔1〕または〔2〕に記載の化粧料である。
〔4〕前記成分(A)が合成金雲母鉄を母体とする〔1〕~〔3〕の何れか一項に記載の化粧料である。
〔5〕前記成分(B)が、紫外線吸収剤、フェニル変性シリコーン、およびトリメリト酸トリトリデシルから選ばれる1種または2種以上である〔1〕~〔4〕の何れか一項に記載の化粧料である。
〔6〕さらに成分(D)として、疎水化処理した微粒子金属酸化物を含有する〔1〕~〔5〕の何れか一項に記載の化粧料である。
〔7〕さらに、成分(E)として、シリカを含有する〔1〕~〔6〕の何れか一項に記載の化粧料である。
〔8〕前記成分(A)と(C)の質量含有割合が、(A)/(C)=0.5~100である〔1〕~〔7〕の何れか一項に記載の化粧料である。
〔9〕前記成分(A)を、透明粘着テープの粘着面に、〔5×8〕cm

の単位面積当たり0.05g塗布し、変角分光光度計D65光源を用いて、入射角-45度にて黒無反射背景を用いて反射強度を測色した際に、受光角45度の反射強度〔I(45)〕の、波長450nmと650nmにおける比率が、〔I(45)〕(450nm):〔I(45)〕(650nm)=1.5:1~1:3である〔1〕~〔8〕の何れか一項に記載の化粧料である。
〔10〕前記化粧料が乳化化粧料である〔1〕~〔9〕の何れか一項に記載の化粧料である。
【発明の効果】
【0007】
本発明の化粧料は、特定の色調の、鉄を含有し、酸化チタンで被覆された平均粒子径5~15μmの板状粉体と、屈折率1.460以上の油剤と、リン脂質、2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン(MPC)基含有ポリマー、セラミド類、および、N-アシルアミノ酸およびその塩から選ばれる1種または2種以上を含有することで、青白さのない肌色補正効果がありながら、ぎらつきのないツヤ感を有し、化粧膜が均一に仕上がる速さが早い化粧料を提供することである。
【図面の簡単な説明】
【0008】
成分(A)を、透明粘着テープの粘着面に、〔5×8〕cm

の単位面積当たり0.05g塗布し、変角分光光度計D65光源を用いて、入射角-45度にて黒無反射背景を用いて反射強度を測色した際に波長450nmと650nmにおける、受光角45度の反射強度〔I(45)〕と受光角0度の反射強度〔I(O)〕の角度説明
成分(A)酸化チタン被覆 合成金雲母鉄(平均粒子径5~11μm、酸化チタン 11~14%、酸化スズ被覆) 受光角0°と45°の反射強度比較
成分(A)酸化チタン、酸化鉄被覆 マイカ:(※1)RELIEF COLOR BEIGE(日揮触媒化成社製)(酸化チタン量 14.5~17.5%、酸化鉄量1.5~5.5%、シリカ量7~10%) 受光角0°と45°の反射強度比較
酸化チタン被覆 合成金雲母(※2)HELIOS R10R(トピー工業社製)(平均粒子径11~16μm、酸化チタン 40~55%、酸化スズ被覆) 受光角0°と45°の反射強度比較
酸化チタン25~40%酸化鉄2~7%被覆マイカ(※3)Blondiee Metallic Gold N-2000S(CQV社製)(平均粒子径9-45μm) 受光角0°と45°の反射強度比較
酸化鉄25~40%被覆マイカ (※4)BLONDIEE SUPER BRONZE N-2220S(CQV社製)(平均粒子径9-45μm) 受光角0°と45°の反射強度比較
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。ただし、本発明は以下の好ましい実施形態に限定されず、本発明の範囲内で自由に変更することができるものである。なお、本明細書において百分率は特に断りのない限り質量による表示である(質量/質量%)。また、各数値範囲(~)の上限値(以下)と下限値(以上)は、所望により、任意に組み合わせることができる。さらに、本明細書における「平均粒子径」とは、走査型電子顕微鏡(日本電子製、JSM-7800prime)を用いて、表面状態を観察し、画像解析装置(ルーゼックスAP、ニレコ社製)による測定により求めた値(メジアン径D50)であり、粒子の長径を指すものとする。
【0010】
<成分(A)>
本発明に用いる成分(A)は鉄を含有し、酸化チタンで被覆された平均粒子径3~30μmの板状粉体である。板状粉体の母体表面に酸化チタンを被覆したものであり、母体の板状粉体は特に限定されない。例えば、マイカ、セリサイト、合成金雲母または(フッ化/水酸化/酸化)/(Mg/K/ケイ素)等の合成雲母、焼成セリサイト、タルク、焼成タルク、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ガラス末、劈開タルク、無水ケイ酸、酸化アルミニウム、カオリン、窒化ホウ素、硫酸バリウム、酸化アルミニウム、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等の無機粉体、セルロース、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層フィルム末等の有機粉体類が挙げられ、これらの1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。光輝性とは、使用後の肌に良好な光輝感を付与するものであり、角度依存性が全くないものではない。ツヤ感を与えるものである。紫外線遮断目的の同様の組成の粒状物複合化粉体のような、マットな仕上がりではなく、適度なツヤが必要であるものである。
鉄を含有し、酸化チタンで被覆されている板状粉体とは、酸化チタンと酸化鉄及び/又は水酸化鉄を各々母体の板状粉体に被覆したものでも、鉄とチタンを添加して母体の板状粉体表面に酸化鉄及び/又は水酸化鉄、酸化チタンとして析出させたものでも、母体中に鉄を含有している板状粉体に酸化チタンを被覆したものでも特に限定しない。具体的には、酸化鉄被覆雲母チタン、酸化チタン酸化鉄被覆合成マイカ、酸化チタン被覆合成金雲母鉄、酸化チタン酸化鉄被覆シリカ、酸化チタン酸化鉄被覆ガラス末、酸化チタン酸化鉄被覆板状硫酸バリウム、酸化チタン酸化鉄被覆板状酸化アルミニウム等が挙げられる。中でも、母体がマイカ、セリサイト、合成金雲母、タルクであることが好ましく、合成金雲母であることがより好ましく、さらに合成金雲母鉄がさらに好ましい。この母体であると、ぎらつきのないツヤ感と化粧膜が均一に仕上がる速さに、より優れるため好ましい。
更に、中でも、板状に被覆する被覆層として屈折率が2以上の着色層を被覆した複合粉体であって、当該着色層の間又は最外層に、屈折率が1.30~1.99である無機物層を有する粉体であってもよい。そして、当該無機物層が無水ケイ酸、酸化アルミニウム、酸化スズから選ばれる一種以上であると好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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