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公開番号2023088475
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-27
出願番号2021203222
出願日2021-12-15
発明の名称包装機
出願人日東精工株式会社
代理人
主分類B65B 43/34 20060101AFI20230620BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】本発明は、比較的多量のワークを袋内に投入可能な包装機を提供する。
【解決手段】
一辺が開口可能に構成された袋Hの内部にワークを投入する包装機において、前記袋Hの内部に進入し、袋Hの横側縁部H2,H2を当該袋Hの外側に向けて押し開けて支持する一対の拡開ロッド44,44を有する旋回支持部43と、前記拡開ロッド44,44ごと袋Hの横側縁部H2,H2を把持する把持爪57,57を有する把持ユニット50とを備えたことを特徴とする包装機10による。これにより、袋Hは、その表裏面がそれぞれ拡開ロッド44および把持爪57に強固に把持されるため把持爪57から脱落し難くなり、袋内にワークを多量に投入可能となる。
【選択図】図9



特許請求の範囲【請求項1】
一辺が開口可能に構成された袋の内部にワークを投入する包装機において、
所定の供給ユニットから供給された前記袋の内部に進入し、当該袋と平行方向に拡開する一対の拡開ロッドを有する旋回ユニットと、
前記袋の上から拡開ロッドを把持する把持爪を有する把持ユニットとを備えたことを特徴とする包装機。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記把持ユニットは、前記把持爪が取り付けられる一つの爪固定板と、この爪固定板を対向する爪固定板と接近あるいは離反する方向に往復移動する爪往復駆動源とを備えており、
前記爪往復駆動源は、爪固定板が前記拡開ロッドと当接し、この拡開ロッドを袋の内側に向けて押圧するまで爪固定板同士を接近させるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の包装機。
【請求項3】
前記把持ユニットは、把持爪を旋回支持部から離反する方向に移動させる昇降駆動源を備えており、この昇降駆動源による把持爪の下降位置には、前記袋の開口部を封止する封止ユニットが設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の包装機。
【請求項4】
前記旋回ユニットは、前記袋の内部に進入し、当該袋と直交方向に拡開する一対の拡開板を有することを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載の包装機。
【請求項5】
前記把持ユニットは、把持爪を開閉させる爪開閉駆動部を備えており、この爪開閉駆動部は、袋を排出する際、把持爪を複数回開閉させるように制御されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れかに記載の包装機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、一辺が開口可能に構成された袋内に所定のワークを袋詰め包装する包装機に関する。
続きを表示(約 4,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、所定の袋内にワークを投入する包装機として、特許文献1に記載の包装機が知られている。この特許文献1に記載の包装機は、間欠回転可能に構成された回転テーブルを備えており、この回転テーブルの外周に複数個の把持ユニットが設けられていた。また、回転テーブルによる把持ユニットの回転停止位置には、袋を供給する供給ユニット、袋を開口する開口ユニット、袋内にワークを投入する投入ユニット、袋の開口部を封止する封止ユニット、袋を排出する排出シュートが順番に設けられており、これら各ユニットが順番に駆動することで、ワークを袋詰めすることが可能であった。また把持ユニットは、供給された袋の横側縁部を把持する一対の把持爪を備えており、この把持爪を対向するユニットに合わせて開閉させることで袋を受け取りおよび排出等が可能に構成されていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平04-060811号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の包装機は、把持爪により、袋の横側縁部を把持していたものの、ワーク投入時の衝撃やワークの重さ等により袋が把持爪から脱落することがあった。そのため、袋内に投入可能なワークの重さに制限がある等の問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みて創生されたものであり、比較的多量のワークを袋内に投入可能な包装機の提供を目的とする。この目的を達成するために本発明は、一辺が開口可能に構成された袋の内部にワークを投入する包装機において、所定の供給ユニットから供給された前記袋の内部に進入し、当該袋と平行方向に拡開する一対の拡開ロッドを有する旋回ユニットと、前記袋の上から拡開ロッドを把持する把持爪を有する把持ユニットとを備えたことを特徴とする。なお、前記把持ユニットは、前記把持爪が取り付けられる一つの爪固定板と、この爪固定板を対向する爪固定板と接近あるいは離反する方向に往復移動する爪往復シリンダとを備えており、前記爪往復シリンダは、爪固定板が前記拡開ロッドと当接し、この拡開ロッドを袋の内側に向けて押圧するまで爪固定板同士を接近させるように構成されていることが好ましい。また、前記把持ユニットは、把持爪を旋回支持部から離反する方向に移動させる昇降シリンダを備えており、この昇降シリンダによる把持爪の下降位置には、前記袋の開口部を封止する封止ユニットが設けられていることが好ましい。さらに、前記旋回ユニットは、前記袋の内部に進入し、当該袋と直交方向に拡開する一対の拡開板を有することが好ましい。しかも、前記把持ユニットは、把持爪を開閉させる爪開閉駆動部を備えており、この爪開閉駆動部は、袋を排出する際、把持爪を複数回開閉させるように制御されていることが好ましい。
【発明の効果】
【0006】
本発明の包装機は、袋内に進入した拡開ロッドを当該袋の上から把持する把持爪を有し、袋の表裏面それぞれが把持爪と拡開ロッドとの間に挟まれるため、袋は、把持爪および拡開ロッドとの間で生じた摩擦により強固に把持されることとなる。このように、袋が強固に把持されて脱落し難くなるため、比較的多量のワークを投入可能となる等の利点がある。なお、前記把持ユニットが拡開ロッドを閉じる方向に押圧する爪固定板を備えており、袋は、拡開ロッドと爪固定板との間にも挟まれることとなるため、より脱落し難くなる等の利点もある。また、把持爪が昇降シリンダの駆動を受けて封止ユニットまで下降するため、旋回支持部を抜いた状態で袋を封止でき、きれいに封止可能となる。さらに、旋回支持部が袋の表裏面をそれぞれ離反させる方向に押し開ける一対の拡開板を有するため、袋を大きく開くことができ、より円滑にワークを投入できる等の利点がある。しかも、把持爪が袋を排出する際に複数回開閉するため、排出の際に袋が把持爪に付いたままとなることが防止され、確実な排出が可能となる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明に係る包装機の構造を示す一部断面側面図である。
図1の状態から次の状態へ移行する動作を示す一部断面側面図である。
図2の状態から次の状態へ移行する動作を示す一部断面側面図である。
本発明に係る包装機の構造を示す平面図であり、(a)は供給シリンダがピストンロッドを伸張させた状態の平面図であり、(b)は供給シリンダがピストンロッドを伸張させた状態の平面図である。
本発明に係る包装機の供給ユニットの動作を示す図1のA部拡大図であり、(a)は袋を取り出す状態を示す要部拡大側面図であり、(b)は袋の移送途中の状態を示す要部拡大側面図であり、(c)は把持爪が袋の開口部を開いた状態を示す要部拡大側面図である。
本発明に係る包装機のマガジンの構造を示す概略正面図である。
本発明に係る包装機の旋回ユニットの動作を示す図2のB部拡大図であり、(a)は旋回部材が鉛直な状態を示す要部拡大側面図であり、(b)は旋回部材が水平な状態を示す要部拡大側面図である。
本発明に係る包装機の旋回ユニットの動作を示す図4のC部拡大図であり、(a)は拡開ロッドが閉じた状態を示す要部拡大平面図であり、(b)は拡開ロッドが開いた状態を示す要部拡大平面図である。
本発明に係る包装機の把持ユニットの動作を示す動作説明図であり、(a)は把持ユニットが袋を把持する前の状態を示す要部拡大平面図であり、(b)は把持ユニットが袋を把持した状態を示す要部拡大平面図であり、(c)は袋が封止ユニットに封止される状態を示す要部拡大平面図であり、(d)は把持された袋の横側縁部の状態を示す(b)のD部拡大図である。
本発明に係る包装機の旋回ユニットの他の実施形態を示す動作説明部であり、(a)は揺動シリンダが収縮した状態を示す要部拡大側面図であり、(b)は揺動シリンダが伸張した状態を示す要部拡大側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。図1ないし図9において10は、袋Hに所定のワーク(図示せず)を投入する包装機である。この包装機10は、図1に示すように袋Hを一枚ずつ供給可能な供給ユニット20と、この供給ユニット20の前方に配され、供給ユニット20から供給された袋Hを鉛直姿勢へと旋回駆動させる旋回ユニット40と、この旋回ユニット40により旋回した鉛直姿勢になった袋Hを把持する把持ユニット50と、袋Hを封止する封止ユニット60と各機構の駆動を制御する制御部(図示せず)とからなり、前記供給ユニット20は、袋Hを多数貯留可能なマガジン21およびこのマガジン21内の袋Hを前記旋回ユニット40に向けて搬送する搬送部31を備える。
【0009】
前記袋Hは、樹脂製のフィルムを折りたたみ形成された長方形形状の平袋であり、折りたたまれている短辺H1(以下、底部H1という)と、この底部H1に隣接して予め熱溶着等によって封止されている2個の長辺H2,H2(以下、横側縁部H2,H2という)と、底部H1と対向する封止されていない短辺H3(以下、開口部H3という)を有している。この袋Hは、開口部H3を前方に向けた水平姿勢にて前記マガジン21に収容されている。
【0010】
前記供給ユニット20のマガジン21は、水平に配された袋Hを厚み方向に複数枚重ねて収納可能に構成されており、袋Hを下方から支持する底部22と、袋Hを側方から支持する枠部26とを備える。このマガジン21の底部22は、包装機10の基台11上に固定される支持板23を有しており、この支持板23には、前後方向に袋Hの前後方向寸法とほぼ同寸に構成された側方支持部材241,241が固定されている。この側方支持部材241,241は、円柱形状に形成されており、前記袋Hの横側縁部H2,H2と当接するよう所定の隙間を空けて配置されている。この側方支持部材241,241の間には、当該側方支持部材241,241の直径より若干薄くに設定された板状の後方支持部材242が配設されている。この後方支持部材242は、袋Hの前後方向寸法の半分以下に設定されており、袋の底部H1を支持可能に配置されている。これらの構造により、マガジン21内に配置された袋Hは、横側縁部H2,H2を側方支持部材241,241に支持されつつも横方向真ん中部分が下方に湾曲して当該湾曲部分が後方支持部材242に当接する状態となる。なお、後方支持部材242支持されていない袋Hの開口部H3付近は、前記支持板23から浮いており、その間に空隙を形成している。また、前記支持板23および基台11には、袋の横方向中央に対応する位置に切欠き溝25(以下、パッド通過経路25という)が切欠き形成されており、このパッド通過経路25は、後述する供給パッド331が前後および上下に移動自在に構成されている。なお、支持板23およびパッド通過経路25は、前方に配される旋回ユニット40付近まで延びており、図4の(b)に示すように袋Hが後述する旋回ユニット40により支持された際、当該支持板23の前端部が当該袋Hの底部H1の両端側を支持可能に構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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