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公開番号2023081661
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-13
出願番号2021195552
出願日2021-12-01
発明の名称包装箱
出願人凸版印刷株式会社
代理人
主分類B65D 83/08 20060101AFI20230606BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】包装箱本体から接着シートを引き上げることによって開封する包装箱において、前記接着シートを引き上げ易く、したがって、小さい力でも容易に開封できる包装箱を提供すること。
【解決手段】天面板A11又は天面板と正面板A12とに跨って開口する開口領域A101を有する包装箱本体A10と、粘着剤塗布領域A201が前記開口領域を囲んで接着された接着シートA20とで構成する。前記開口領域は破断予定線A10bと折り曲げ予定線A10bとで囲まれ、折り曲げ予定線を開封終端としてその方向に引っ張ることにより開口領域を開くことができる。そして、破断予定線A10bは、前記開封開始端において前記開封方向に斜めに交差する方向に延在する斜め延在線A10b2,A10b4を有しており、前記開封方向αに直交する方向A10b3’と前記斜め延在線A10b2,A10b4との角度を15度以上とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
包装箱本体と、この包装箱本体に接着された接着シートとから成る包装箱において、
包装箱本体が天面板とこれに隣接する正面板とを有し、その天面板に開口する開口領域又は天面板と正面板とに跨って開口する開口領域が設けられており、
この開口領域が破断予定線と折り曲げ予定線とで囲まれて構成されており、
一方、前記接着シートは、その一部の領域又は全面に粘着剤が塗布されて粘着剤塗布領域とされていると共に、この粘着剤塗布領域が前記開口領域を囲んで包装箱本体の外面に接着されており、
この接着シートは、その一端部を開封開始端とし、包装箱本体の前記折り曲げ予定線を開封終端としており、開封開始端から開封終端に向かう方向を開封方向として、この開封方向に向けて接着シートを引っ張ることにより、前記破断予定線で破断して包装箱本体の前記開口領域を開くことができるように構成されており、
前記破断予定線は、前記開封開始端において前記開封方向に斜めに交差する方向に延在する斜め延在線を有しており、
前記開封方向に直交する方向と前記斜め延在線との角度が15度以上であることを特徴とする包装箱。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
包装箱本体と、この包装箱本体に接着された接着シートとから成る包装箱において、
包装箱本体が天面板とこれに隣接する正面板とを有し、その天面板に開口する開口領域又は天面板と正面板とに跨って開口する開口領域が設けられており、
この開口領域が破断予定線と折り曲げ予定線とで囲まれて構成されており、
一方、前記接着シートは、その一部の領域又は全面に粘着剤が塗布されて粘着剤塗布領域とされていると共に、この粘着剤塗布領域が前記開口領域を囲んで包装箱本体の外面に接着されており、
この接着シートは、その一端部を開封開始端とし、包装箱本体の前記折り曲げ予定線を開封終端としており、開封開始端から開封終端に向かう方向を開封方向として、この開封方向に向けて接着シートを引っ張ることにより、前記破断予定線で破断して包装箱本体の前記開口領域を開くことができるように構成されており、
前記粘着剤塗布領域が、その開封開始端において前記開封方向に斜めに交差する方向に延在する斜め交差辺を有しており、
前記開封方向に直交する方向と前記斜め交差辺との角度が30度以上であることを特徴とする包装箱。
【請求項3】
前記接着シートと包装箱本体との粘着強度が、5~20N/15mmの範囲内であることを特徴とする請求項1又は2に記載の包装箱。
【請求項4】
前記接着シートを引っ張って開封するときに摘まむ摘まみ片が、前記開封開始辺の外側に設けられていることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の包装箱。
【請求項5】
前記摘まみ片が、前記接着シートに設けられて、粘着剤が塗布されていない粘着剤非塗布領域からなることを特徴とする請求項4に記載の包装箱。
【請求項6】
前記開封開始辺の外側の位置において、前記包装箱本体に破断線(摘まみ片用破断線)が設けられており、この摘まみ片用破断線に囲まれた領域を前記摘まみ片としていることを特徴とする請求項4に記載の包装箱。
【請求項7】
前記開口領域が包装箱本体の天面板に設けられていることを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載の包装箱。
【請求項8】
接着シートの前記粘着剤塗布領域が包装箱本体の天面板に接着されていることを特徴とする請求項7に記載の包装箱。
【請求項9】
前記開口領域が包装箱本体の天面板と正面板とに跨って設けられていることを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載の包装箱。
【請求項10】
接着シートの前記粘着剤塗布領域が包装箱本体の天面板と正面板とに跨って接着されていることを特徴とする請求項9に記載の包装箱。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、包装箱本体と、この包装箱本体に接着された接着シートとから成る包装箱であって、開封と封止とを繰り返すことができる包装箱に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
例えば紙製の包装箱本体(紙箱本体)の天面板に開口領域を設け、この開口領域を囲んで包装箱本体の外面に接着シートを接着させた包装箱(紙箱)は公知であり、例えば、特許文献1に記載されている。
【0003】
この紙箱においては、前記接着シートとしてプラスチックシートの上に粘着剤層を塗布形成したシートを使用して、その粘着剤層によって紙箱本体の外面に接着している。そして、接着シートの先端を摘まんで引き上げると、接着シートは開口領域の外側の領域では紙箱本体から剥離し、開口領域を接着したまま引き上げられ、開口領域の天面板側の端縁を回動中心として回動するように開口する。このとき、前記端縁の位置では、紙箱本体と接着シートとは一体のもののように折り曲げられる。
【0004】
なお、前述の粘着剤層は、紙箱本体から剥離した後、再度接着できる粘着剤を使用しているから、この包装箱は開封と再封とを何度も繰り返すことができる。しかも、開封した際にも、紙箱本体と接着シートとは前記開口領域の天面板側端縁で位置固定されているから、その再封に際して位置ずれを生じることもない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第3938998号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、このように包装箱本体から接着シートを引き上げることによって開封する包装箱において、前記接着シートを引き上げ易く、したがって、小さい力でも容易に開封できる包装箱を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち、請求項1に記載の発明は、包装箱本体と、この包装箱本体に接着された接着シートとから成る包装箱において、
包装箱本体が天面板とこれに隣接する正面板とを有し、その天面板に開口する開口領域又は天面板と正面板とに跨って開口する開口領域が設けられており、
この開口領域が破断予定線と折り曲げ予定線とで囲まれて構成されており、
一方、前記接着シートは、その一部の領域又は全面に粘着剤が塗布されて粘着剤塗布領域とされていると共に、この粘着剤塗布領域が前記開口領域を囲んで包装箱本体の外面に接着されており、
この接着シートは、その一端部を開封開始端とし、包装箱本体の前記折り曲げ予定線を開封終端としており、開封開始端から開封終端に向かう方向を開封方向として、この開封方向に向けて接着シートを引っ張ることにより、前記破断予定線で破断して包装箱本体の前記開口領域を開くことができるように構成されており、
前記破断予定線は、前記開封開始端において前記開封方向に斜めに交差する方向に延在する斜め延在線を有しており、
前記開封方向に直交する方向と前記斜め延在線との角度が15度以上であることを特徴
とする包装箱である。
【0008】
また、請求項2に記載の発明は、包装箱本体と、この包装箱本体に接着された接着シートとから成る包装箱において、
包装箱本体が天面板とこれに隣接する正面板とを有し、その天面板に開口する開口領域又は天面板と正面板とに跨って開口する開口領域が設けられており、
この開口領域が破断予定線と折り曲げ予定線とで囲まれて構成されており、
一方、前記接着シートは、その一部の領域又は全面に粘着剤が塗布されて粘着剤塗布領域とされていると共に、この粘着剤塗布領域が前記開口領域を囲んで包装箱本体の外面に接着されており、
この接着シートは、その一端部を開封開始端とし、包装箱本体の前記折り曲げ予定線を開封終端としており、開封開始端から開封終端に向かう方向を開封方向として、この開封方向に向けて接着シートを引っ張ることにより、前記破断予定線で破断して包装箱本体の前記開口領域を開くことができるように構成されており、
前記粘着剤塗布領域が、その開封開始端において前記開封方向に斜めに交差する方向に延在する斜め交差辺を有しており、
前記開封方向に直交する方向と前記斜め交差辺との角度が30度以上であることを特徴とする包装箱である。
【0009】
なお、前記接着シートと包装箱本体との粘着強度が、5~20N/15mmの範囲内であることが望ましい。
【0010】
また、前記接着シートを引っ張って開封するときに摘まむ摘まみ片は、前記開封開始辺の外側に設けることができる。この摘まみ片は、前記接着シートに設けられて、粘着剤が塗布されていない粘着剤非塗布領域からなるものであっても良いし、前記開封開始辺の外側の位置において、前記包装箱本体に破断線(摘まみ片用破断線)が設けられており、この摘まみ片用破断線に囲まれた領域を前記摘まみ片とすることもできる。
(【0011】以降は省略されています)

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