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公開番号2023079712
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-08
出願番号2021193311
出願日2021-11-29
発明の名称磁石の取出装置
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人個人,個人
主分類H02K 15/03 20060101AFI20230601BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】磁石を上から順に適切に取り出すことのできる磁石の取出装置を提供すること。
【解決手段】取出装置10は、周壁81及び上部開口82を有する収容体80の内部において上下に積み重ねられた複数の磁石90を上から順に取り出す。取出装置10は、複数の磁石90を上方に押し上げる押上部20と、上部開口82から上方に突出する磁石90の側方に隣り合って配置される規制部30と、規制部30から上方に突出する上から1番目の磁石90を把持して取出部40と、押上部20及び取出部40の駆動を制御する制御部50とを備える。取出部40によって上から1番目の磁石90を把持して取り出す際に、取出部40及び規制部30の協働によって、上から1番目の磁石90から、上から2番目の磁石90が切り離されるように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
周壁及び上部開口を有する収容体の内部において上下に積み重ねられた複数の磁石を上から順に取り出す取出装置であって、
前記複数の磁石を上方に押し上げる押上部と、
前記上部開口から上方に突出する前記磁石の側方に隣り合って配置される規制部と、
前記規制部から上方に突出する上から1番目の前記磁石を把持して取り出す取出部と、
前記押上部及び前記取出部の駆動を制御する制御部と、を備え、
前記取出部によって上から1番目の前記磁石を把持して取り出す際に、前記取出部及び前記規制部の協働によって、上から1番目の前記磁石から、上から2番目の前記磁石が切り離されるように構成されている、
磁石の取出装置。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記取出部によって上から1番目の前記磁石を把持させた後、前記取出部を上方に移動させる前に前記規制部の存在する側方に移動させるように構成されている、
請求項1に記載の磁石の取出装置。
【請求項3】
前記規制部は、上から2番目の前記磁石を把持可能に構成されており、
前記制御部は、前記規制部の駆動を制御するものであり、前記取出部によって上から1番目の前記磁石を把持して取り出す際に、前記規制部によって上から2番目の前記磁石を把持させるように構成されている、
請求項1に記載の磁石の取出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、周壁及び上部開口を有する収容体の内部において上下に積み重ねられた複数の磁石を上から順に取り出す取出装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、磁石埋込型モータのロータコアが記載されている。ロータコアは、中心孔及び複数の磁石収容孔を有するコア本体と、各磁石挿入孔に挿入され、樹脂材を介してコア本体に対して固定された磁石とを備えている。
【0003】
ロータコアの製造工程は、コア本体の磁石収容孔に磁石を挿入する磁石挿入工程を備えている。磁石挿入工程においては、周壁及び上部開口を有する収容体の内部において上下に積み重ねられた複数の磁石が上から順に取出装置によって取り出される。
【0004】
取出装置は、複数の磁石を上方に押し上げる押し上げ機構と、収容体の上部開口から上方に突出する上から1番目の磁石を把持する取出部とを備えている。取出部によって把持された磁石が、取出部と共に磁石収容孔の上方まで移動される。その後、取出部の把持力が解除されることで磁石が磁石収容孔に挿入される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-140842号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、磁石の表面には、防錆用の皮膜が設けられている。また、磁石収容孔に対して複数の磁石が挿入されるロータコアの製造工程においては、共通の磁石収容孔に対して挿入される磁石同士が接着剤によって接着されていることがある。また、収容体の内部において上下に積み重ねられた複数の磁石は、自重によって加圧される。これらのことから、上下に隣り合う磁石同士が皮膜や接着剤を介して貼り付くことがある。この場合、取出部によって上から1番目の磁石を把持して取り出す際に、上から2番目の磁石を含む他の磁石が一緒に取り出されることになる。その結果、製造ラインが停止されることで、製造効率が悪化するおそれがある。
【0007】
本発明の目的は、磁石を上から順に適切に取り出すことのできる磁石の取出装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための磁石の取出装置は、周壁及び上部開口を有する収容体の内部において上下に積み重ねられた複数の磁石を上から順に取り出す取出装置であって、前記複数の磁石を上方に押し上げる押上部と、前記上部開口から上方に突出する前記磁石の側方に隣り合って配置される規制部と、前記規制部から上方に突出する上から1番目の前記磁石を把持して取り出す取出部と、前記押上部及び前記取出部の駆動を制御する制御部と、を備え、前記取出部によって上から1番目の前記磁石を把持して取り出す際に、前記取出部及び前記規制部の協働によって、上から1番目の前記磁石から、上から2番目の前記磁石が切り離されるように構成されている。
【0009】
同構成によれば、取出部によって上から1番目の磁石を把持して取り出す際に、取出部及び規制部の協働によって、上から1番目の磁石から、上から2番目の磁石が切り離されるようになる。これにより、上下に隣り合う磁石同士が貼り付いている場合であっても、上から1番目の磁石のみを取り出すことができる。したがって、磁石を上から順に適切に取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、磁石の取出装置の第1実施形態の構成を示す断面図である。
図2は、第1実施形態の取出装置の作用を説明する断面図である。
図3は、第2実施形態の取出装置の構成及び作用を説明する断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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