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公開番号2023079692
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-08
出願番号2021193281
出願日2021-11-29
発明の名称建材の評価方法
出願人株式会社大林組
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類G01N 17/00 20060101AFI20230601BHJP(測定;試験)
要約【課題】実際に建材が設置される環境における建材の耐久性をより正しく評価すること。
施工の省力化を図ること。
【解決手段】評価建材が設置される環境の性質に基づいて、前記評価建材の耐久性を評価するための試験方法を決定するステップと、決定された前記試験方法を用いて、前記評価建材の耐久性を評価するステップと、を有することを特徴とする建材の評価方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
評価建材が設置される環境の性質に基づいて、前記評価建材の耐久性を評価するための試験方法を決定するステップと、
決定された前記試験方法を用いて、前記評価建材の耐久性を評価するステップと、
を有することを特徴とする建材の評価方法。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
請求項1に記載の建材の評価方法であって、
前記試験方法を決定するステップよりも前に、前記環境を調査分析し、前記環境の性質を特定するステップを有し、
前記評価するステップにおいて、同じ前記試験方法を用いて、複数種の前記評価建材の耐久性を評価することを特徴とする建材の評価方法。
【請求項3】
請求項1に記載の建材の評価方法であって、
前記試験方法を決定するステップにおいて、複数種の前記環境の性質について、それぞれ前記試験方法を決定し、
前記評価するステップにおいて、複数種の前記環境の性質に基づく各前記試験方法を用いて、前記評価建材の耐久性を評価することを特徴とする建材の評価方法。
【請求項4】
請求項1から3の何れか1項に記載の建材の評価方法であって、
前記評価建材は、第1建材と、前記第1建材に接触して設置される第2建材とを有し、
前記評価するステップにおいて、前記試験方法を用いて、前記第1建材の単体の耐久性と、前記第2建材の単体の耐久性と、前記第1建材に前記第2建材を接触させた状態での耐久性とを、それぞれ評価することを特徴とする建材の評価方法。
【請求項5】
請求項4に記載の建材の評価方法であって、
前記第1建材と、前記第2建材は、異なる種類の部材であり、
前記評価するステップにおいて、前記第1建材と前記第2建材の接触部における、異種金属接触腐食の発生の有無を確認することを特徴とする建材の評価方法。
【請求項6】
請求項1から5の何れか1項に記載の建材の評価方法であって、
前記評価建材は、第1建材と、第2建材とを有し、
前記第2建材は、前記第1建材同士、又は前記第1建材に他の建材を接続する接続部材であり、
前記評価するステップにおいて、前記試験方法を用いて、前記第1建材の単体の耐久性と、前記第2建材の単体の耐久性とを、それぞれ評価し、前記第1建材の単体の耐久性よりも、前記第2建材の単体の耐久性の方が高いことを確認することを特徴とする建材の評価方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建材の評価方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
建物を構成する建材は、時間の経過とともに金属腐食等の劣化現象が発生しやすくなる。そのため、建物の建設時や修復時には、劣化し難く、所望の耐久性を有する建材を選択することが重要となる。特許文献1には、材料の耐久性を予測する予測装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-350328号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の予測装置が備える劣化促進装置は、例えば、サンシャインウェザーメーター、塩水噴霧試験機、ガス腐食試験機等の、周知の環境試験装置から構成されるものと記載されている。しかし、実際に建材が設置される環境は個々に異なるものであり、周知の環境試験装置を用いた劣化試験を行うだけでは、建材の耐久性を適切に予測することが難しい場合がある。
同様に、建材のカタログには、所定の環境を想定して試験された結果や、一般的な試験方法(例えば塩水噴霧試験等)による結果が記載されるだけである。そのため、カタログに記載の試験時とは異なる環境に建材を設置する場合、カタログの結果に基づいて建材の耐久性を判断することが難しい。
【0005】
本発明は、実際に建材が設置される環境における建材の耐久性をより正しく評価することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
かかる目的を達成するための本発明は、評価建材が設置される環境の性質に基づいて、前記評価建材の耐久性を評価するための試験方法を決定するステップと、決定された前記試験方法を用いて、前記評価建材の耐久性を評価するステップと、を有することを特徴とする建材の評価方法である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、実際に建材が設置される環境における建材の耐久性をより正しく評価することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態における評価建材の評価方法を示すフローである。
環境の性質に基づいて決定される試験方法の一例を示す表である。
図3Aから図3Cはプール環境を模擬した試験方法の説明図である。
試験結果の一例を示すグラフである。
第2実施形態における評価建材(複数の建材の組み合わせ)の評価方法を示すフローである。
図6Aから図6Cはプール環境を模擬した試験方法の説明図である。
評価試験の結果を検討するフローである。
第3実施形態における評価建材に適した環境の評価方法を示すフローである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
後述する明細書及び図面の記載から、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
評価建材が設置される環境の性質に基づいて、前記評価建材の耐久性を評価するための試験方法を決定するステップと、決定された前記試験方法を用いて、前記評価建材の耐久性を評価するステップと、を有することを特徴とする建材の評価方法。
【0010】
このような建材の評価方法によれば、実際に建材が設置される環境に近い状態で、評価建材の試験を行うことができる。よって、実際に建材が設置される環境における建材の耐久性をより正しく評価することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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