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公開番号2023079311
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-08
出願番号2021192721
出願日2021-11-29
発明の名称サーベイ測定システム
出願人北海道電力株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G01T 1/17 20060101AFI20230601BHJP(測定;試験)
要約【課題】放射線管理区域から搬出される対象物のスクリーニングを効率的に実施することが可能なサーベイ測定システムを提供する。
【解決手段】サーベイ測定システム1は、単管パイプを一定方向に搬送する搬送ユニット4と、単管パイプを囲むように配置され、搬送ユニット4により搬送される単管パイプの放射線量を順次測定する複数のサーベイメータ2と、搬送ユニット4及びサーベイメータ2に対して接続され、いずれかのサーベイメータ2から取得した単管パイプの放射線量の測定値が警告閾値以上である場合に、搬送ユニット4による単管パイプの搬送を停止させる制御装置と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
対象物を一定方向に搬送する搬送ユニットと、
前記対象物を囲むように配置され、前記搬送ユニットにより搬送される前記対象物の放射線量を順次測定する複数のサーベイメータと、
前記搬送ユニット及び前記サーベイメータに対して接続され、いずれかのサーベイメータから取得した前記対象物の放射線量の測定値が警告閾値以上である場合に、前記搬送ユニットによる前記対象物の搬送を停止させる制御装置と、
を備えるサーベイ測定システム。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
各サーベイメータは、前記対象物に対して異なる方向から放射線量を測定する、
請求項1に記載のサーベイ測定システム。
【請求項3】
各サーベイメータは、前記対象物に向かって異なる方向に延び、隣り合う前記サーベイメータのそれぞれのなす角が等しくなるように放射状に配置されている、
請求項1又は2に記載のサーベイ測定システム。
【請求項4】
前記サーベイ測定システムは、前記搬送ユニットにより支持され、前記対象物を囲むように各サーベイメータを支持する支持部材をさらに備える、
請求項1から3のいずれか1項に記載のサーベイ測定システム。
【請求項5】
前記搬送ユニットは、
前記対象物が載せられ、前記対象物を一定方向に搬送する複数のモーターローラーと、
前記モーターローラーに隣接して配置され、前記搬送ユニットの幅方向における前記対象物の位置を規制する規制部材と、を備える、
請求項1から4のいずれか1項に記載のサーベイ測定システム。
【請求項6】
前記制御装置は、いずれかのサーベイメータから取得した前記対象物の放射線量の測定値が警告閾値以上である場合に、ユーザに向けて警告を報知する、
請求項1から5のいずれか1項に記載のサーベイ測定システム。
【請求項7】
前記搬送ユニットは、複数の対象物を同時に搬送可能に構成され、
前記サーベイメータは、各対象物を囲むように前記対象物毎に複数台が割り当てられている、
請求項1から6のいずれか1項に記載のサーベイ測定システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、サーベイ測定システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
原子力発電所の改修工事に伴い発電所構内に仮設足場が設置されることがある。発電所構内で仮設足場として使用された大量の単管パイプは、1つ1つサーベイメータで汚染の有無を確認してから発電所構外に搬出する必要がある。このスクリーニング作業では、例えば、特許文献1に開示されているようなハンディタイプのサーベイメータを用いて単管パイプの汚染の有無の確認が行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-273531号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されたサーベイメータを用いたスクリーニングでは、作業員がサーベイメータを手に持って1つ1つの単管パイプの放射線量を測定する必要があるため、スクリーニング時に大勢の作業員を動員する必要があり、仮設足場の撤去に多大な費用や労力を要している。このような問題は、仮設足場で使用された単管パイプのスクリーニングを実施する場合に限られず、放射線管理区域から搬出される他の対象物のスクリーニングを実施する場合にも存在している。
【0005】
本発明は、このような背景に基づいてなされたものであり、放射線管理区域から搬出される対象物のスクリーニングを効率的に実施することが可能なサーベイ測定システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係るサーベイ測定システムは、
対象物を一定方向に搬送する搬送ユニットと、
前記対象物を囲むように配置され、前記搬送ユニットにより搬送される前記対象物の放射線量を順次測定する複数のサーベイメータと、
前記搬送ユニット及び前記サーベイメータに対して接続され、いずれかのサーベイメータから取得した前記対象物の放射線量の測定値が警告閾値以上である場合に、前記搬送ユニットによる前記対象物の搬送を停止させる制御装置と、
を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、放射線管理区域から搬出される対象物のスクリーニングを効率的に実施することが可能なサーベイ測定システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施の形態に係るサーベイ測定システムの構成を示す正面図である。
本発明の実施の形態に係るサーベイ測定システムの構成を上方から観察した斜視図である。
図2のサーベイ測定システムの構成を下方から観察した斜視図である。
図2のサーベイ測定システムにおいて1本の単管パイプに割り当てられた3台のサーベイメータを拡大して図示した斜視図である。
本発明の実施の形態に係るモーターローラーの構成を示す正面図である。
図2のサーベイ測定システムの構成を真上から観察した平面図である。
本発明の実施の形態に係るサーベイ測定システムのハードウェア構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態に係る制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
(a)は、本発明の実施の形態に係る警告閾値記憶部のデータテーブルの一例を示す図であり、(b)は、本発明の実施の形態に係る測定値記憶部のデータテーブルの一例を示す図である。
本発明の実施の形態に係る制御装置の表示部で表示される表示画面の一例を示す図である。
本発明の実施の形態に係る制御装置が実行するスクリーニング処理の流れを示すフローチャートである。
本発明の変形例に係る搬送ユニットの構成を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態に係るサーベイ測定システムを、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面においては、同一又は同等の部分に同一の符号を付す。
【0010】
実施の形態に係るサーベイ測定システムは、複数の対象物を一定速度で搬送しながら、それぞれの対象物に割り当てられた複数のサーベイメータにより各対象物の放射線量を測定し、いずれかの対象物の放射線量の測定値が予め設定された警告閾値以上である場合に全ての対象物の搬送を停止させるシステムである。サーベイ測定システムでは、一人の作業員で複数の対象物のスクリーニングを並行して実施できるため、作業員の人数を削減できると共に作業時間の短縮を実現できる。
(【0011】以降は省略されています)

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