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公開番号2023079274
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-08
出願番号2021192656
出願日2021-11-29
発明の名称緩急針、ムーブメント、および、時計
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G04B 18/02 20060101AFI20230601BHJP(時計)
要約【課題】ヒゲゼンマイのメンテナンスの際の作業を容易にすることができる緩急針、ムーブメント、および、時計を提供すること。
【解決手段】本開示の緩急針は、間隙にヒゲゼンマイが遊嵌される一対の脚部を有するヒゲ棒と、ヒゲ棒を保持する緩急針体と、ヒゲ棒、または、緩急針体と着脱可能に取り付けられる取付部、および、ヒゲゼンマイが一対の脚部から離脱することを規制する受け部を有するヒゲ受と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
間隙にヒゲゼンマイが遊嵌される一対の脚部を有するヒゲ棒と、
前記ヒゲ棒を保持する緩急針体と、
前記ヒゲ棒、または、前記緩急針体と着脱可能に取り付けられる取付部、および、前記ヒゲゼンマイが前記一対の脚部から離脱することを規制する受け部を有するヒゲ受と、を備える
ことを特徴とする緩急針。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の緩急針において、
前記ヒゲ棒と直交する方向から見た側面視において、前記受け部は、前記一対の脚部の間隙を塞ぐ位置に配置される
ことを特徴とする緩急針。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の緩急針において、
前記取付部は、前記ヒゲ棒に着脱可能に取り付けられる
ことを特徴とする緩急針。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載の緩急針において、
前記取付部は、前記緩急針体に着脱可能に取り付けられる
ことを特徴とする緩急針。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の緩急針において、
前記ヒゲ受は、弾性部材にて構成される
ことを特徴とする緩急針。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の緩急針において、
前記ヒゲ棒は、前記一対の脚部を保持する軸部を有し、
前記軸部は、前記緩急針体に回動可能に保持される
ことを特徴とする緩急針。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の緩急針において、
前記受け部は、前記一対の脚部のうちの一方の脚部の先端に対応する位置に開口部が設けられている
ことを特徴とする緩急針。
【請求項8】
渦巻状に形成されたヒゲゼンマイと、
ヒゲ棒、緩急針体、および、ヒゲ受を有する緩急針と、を備え、
前記ヒゲ棒は、間隙に前記ヒゲゼンマイが遊嵌される一対の脚部を有し、
前記緩急針体は、前記ヒゲ棒を保持し、
前記ヒゲ受は、前記ヒゲ棒、または、前記緩急針体と着脱可能に取り付けられる取付部、および、前記ヒゲゼンマイが前記一対の脚部から離脱することを規制する受け部を有する
ことを特徴とするムーブメント。
【請求項9】
渦巻状に形成されたヒゲゼンマイと、ヒゲ棒、緩急針体、および、ヒゲ受を有する緩急針と、を有するムーブメントを備え、
前記ヒゲ棒は、間隙に前記ヒゲゼンマイが遊嵌される一対の脚部を有し、
前記緩急針体は、前記ヒゲ棒を保持し、
前記ヒゲ受は、前記ヒゲ棒、または、前記緩急針体と着脱可能に取り付けられる取付部、および、前記ヒゲゼンマイが前記一対の脚部から離脱することを規制する受け部を有する
ことを特徴とする時計。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、緩急針、ムーブメント、および、時計に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ひげ棒構造体の一対の脚部の先端部に、脚部の間隙に対面する側面に沿って横向きに突出したひさし状突出部が形成されている緩急針が開示されている。
特許文献1では、上記特徴により、ひげ棒構造体を回動させれば、ひげぜんまいのあおり量を調整できるとともに、ひげぜんまいが離脱方向に移動することを防止できる位置にひさし状突出部を配置することができる。そのため、ひげぜんまいが脚部の間隙から離脱するのを防止できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-114158号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、ひげぜんまいをひげ棒構造体から取り外してメンテナンスを行う際に、ひげ棒構造体を回動させて、ひげぜんまいが離脱方向に移動できる位置にひさし状突出部を移動させる必要がある。そのため、ひげぜんまいのメンテナンス後において、再度ひげぜんまいをひげ棒構造体の脚部の間隙に配置する際に、ひげ棒構造体によるひげぜんまいのあおり量を調整し直さなければならないといった問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の緩急針は、間隙にヒゲゼンマイが遊嵌される一対の脚部を有するヒゲ棒と、前記ヒゲ棒を保持する緩急針体と、前記ヒゲ棒、または、前記緩急針体と着脱可能に取り付けられる取付部、および、前記ヒゲゼンマイが前記一対の脚部から離脱することを規制する受け部を有するヒゲ受と、を備えることを特徴とする。
【0006】
本開示のムーブメントは、渦巻状に形成されたヒゲゼンマイと、ヒゲ棒、緩急針体、および、ヒゲ受を有する緩急針と、を備え、前記ヒゲ棒は、間隙に前記ヒゲゼンマイが遊嵌される一対の脚部を有し、前記緩急針体は、前記ヒゲ棒を保持し、前記ヒゲ受は、前記ヒゲ棒、または、前記緩急針体と着脱可能に取り付けられる取付部、および、前記ヒゲゼンマイが前記一対の脚部から離脱することを規制する受け部を有することを特徴とする。
【0007】
本開示の時計は、渦巻状に形成されたヒゲゼンマイと、ヒゲ棒、緩急針体、および、ヒゲ受を有する緩急針と、を有するムーブメントを備え、前記ヒゲ棒は、間隙に前記ヒゲゼンマイが遊嵌される一対の脚部を有し、前記緩急針体は、前記ヒゲ棒を保持し、前記ヒゲ受は、前記ヒゲ棒、または、前記緩急針体と着脱可能に取り付けられる取付部、および、前記ヒゲゼンマイが前記一対の脚部から離脱することを規制する受け部を有することを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態の時計のムーブメントの要部を示す平面図。
第1実施形態の緩急針の要部を示す側面図。
第1実施形態の緩急針の要部を示す平面図。
第1実施形態の緩急針の要部を示す斜視図。
第2実施形態の緩急針の要部を示す側面図。
第2実施形態の緩急針の要部を示す平面図。
第2実施形態の緩急針の要部を示す斜視図。
第3実施形態の緩急針の要部を示す側面図。
第3実施形態の緩急針の要部を示す平面図。
第3実施形態の緩急針の要部を示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[第1実施形態]
以下、本開示の第1実施形態に係る時計1を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態の時計1のムーブメント2の要部を示す平面図である。なお、図1では、時計1において外装ケースを省略してムーブメント2のみを示している。
図1に示すように、時計1は所謂機械式の時計であり、ムーブメント2を有している。そして、本実施形態では、ムーブメント2は、調速装置3を有している。
【0010】
[調速装置]
調速装置3は、時計1の時間基準となる部品であり、テンプ4と、ヒゲゼンマイ5とを備える。
テンプ4は、一定の周期で往復振動して図示略のアンクルの動きを制御する部品であり、テン真41と、テン輪42と、ヒゲ持43と、緩急針44と、図示略の振り座、ヒゲ玉等を備えて構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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