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公開番号2023079173
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2022166368
出願日2022-10-17
発明の名称インクジェット記録装置及び制御方法
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類B41J 2/165 20060101AFI20230531BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】 予備吐出により吐出されたインクの量がキャップ容量を超えると、キャップからインクが溢れてしまう可能性がある。
【解決手段】 記録動作の終了後の待機期間において、キャップ内のインク量が閾値を超えた場合には、一定の時間間隔で行われる待機中の予備吐出を停止して待機させることにより、キャップからのインクの溢れを抑制する。
【選択図】 図8
特許請求の範囲【請求項1】
記録媒体に対してインクを吐出するための複数のノズルが設けられた記録ヘッドと、
予備吐出動作により前記記録ヘッドから吐出されたインクを受けるためのキャップと、
前記予備吐出動作により前記キャップへ吐出されたインクの量を記憶する記憶手段と、
前記記録ヘッドによる画像を記録する記録動作が終了した後の待機期間において、前記予備吐出動作を所定の時間間隔で行う待機中予備吐出動作の実行を開始し、前記記憶手段に記憶された前記インク量の積算値が、閾値を超えていない場合は、前記待機中予備吐出動作を継続し、前記インクの量の積算値が、前記閾値を超えた場合は、前記待機中予備吐出動作を停止させ、前記待機期間が予め定められた時間を超える場合は、前記記録ヘッドを前記キャップに当接させて前記待機期間を終了させるように、前記記録ヘッドを制御する制御手段とを備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記制御手段は、前記待機期間において次の記録動作に関する記録命令を受信した場合、待機期間を終了させることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
【請求項3】
搬送モーター及び前記記録ヘッドを移動させるキャリッジを駆動するモーターを更に備え、前記待機中予備吐出動作は、所定時間、前記搬送モーター及び前記キャリッジを駆動するモーターが駆動しない場合に実行が開始されることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
【請求項4】
前記記録ヘッドを前記キャップに当接させていない状態で前記キャップ内のインクを排出させる排出動作を行う排出手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
【請求項5】
前記排出手段は、前記待機期間が予め定められた時間を超えた場合に前記排出動作を行うことを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録装置。
【請求項6】
前記排出手段による排出動作が行われた場合、前記記憶手段は、記憶された前記積算値をリセットすることを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録装置。
【請求項7】
前記制御手段は、前記記録動作の次の記録動作を開始する前に前記キャップへインクを吐出する記録前予備吐出動作を実行するように、前記記録ヘッドを制御することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
【請求項8】
前記制御手段は、前記待機中予備吐出動作を継続して行った後に記録命令を受信した場合は第1の記録前予備吐出動作を行い、前記待機中予備吐出動作を停止させた後に記録命令を受信した場合は前記第1の記録前予備吐出動作よりもインク量の多い第2の記録前予備吐出動作を実行することを特徴とする請求項7に記載のインクジェット記録装置。
【請求項9】
前記制御手段は、前記記録動作の最中に前記キャップへインクを吐出する記録中予備吐出動作を行うように前記記録ヘッドを制御することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
【請求項10】
前記記録媒体を搬送する搬送ローラーと、前記搬送ローラーと対向して前記記録媒体をニップする手段とをさらに備え、
前記記録媒体はロール紙であって、
前記待機中予備吐出動作は、前記記録媒体がニップされた状態で行われることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェット記録装置及び制御方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、記録媒体上にインクを付与することにより画像を記録するインクジェット記録装置が知られている。このようなインクジェット記録装置において、画像の記録が行われていない間にインクを吐出するノズル(吐出口)からインク中の水分が蒸発し、増粘することでノズルからのインクの吐出不良が生じることがある。このような吐出不良を抑制するため、ノズル内で増粘したインクをキャップへ向けて排出する、いわゆる予備吐出が行われている。
【0003】
特許文献1には、画像の記録が行われていない待機時の予備吐出の量を減らすため、環境温度をモニターし、環境温度によって予備吐出のタイミングや量を可変とすることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-178533号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示されているように予備吐出量を減らしたとしても、キャップの容量を超える予備吐出を行うことはできない。予備吐出によるインクの量がキャップ容量を超えてしまった場合、キャップからインクが溢れ、装置内もしくは装置周囲を汚してしまう可能性がある。
【0006】
このような課題に対し、本発明は、予備吐出によるキャップ内のインク量がキャップ容量を超えることによるインク溢れを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、記録媒体に対してインクを吐出するための複数のノズルが設けられた記録ヘッドと、予備吐出動作により前記記録ヘッドから吐出されたインクを受けるためのキャップと、前記予備吐出動作により前記キャップへ吐出されたインクの量を記憶する記憶手段と、前記記録ヘッドによる画像を記録する記録動作が終了した後の待機期間において、前記予備吐出動作を所定の時間間隔で行う待機中予備吐出動作の実行を開始し、前記記憶手段に記憶された前記インク量の積算値が、閾値を超えていない場合は、前記待機中予備吐出動作を継続し、前記インク量の積算値が、前記閾値を超えた場合は、前記待機中予備吐出動作を停止させ、前記待機期間が予め定められた時間を超える場合は、前記記録ヘッドを前記キャップに当接させて前記待機期間を終了させるように、前記記録ヘッドを制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、予備吐出によるキャップ内のインク量がキャップ容量を超えることによるインク溢れを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1の実施形態に係る記録装置の全体を示す縦断面図である。
図1に示す記録装置の駆動機構を示す斜視図である。
図2に示すクラッチギアの構成を示す斜視図である。
図1に示す記録装置における回復機構を示す斜視図である。
図1に示す記録装置における搬送ローラーからポンプ機構までの駆動伝達構成を示す斜視図である。
図5に示すポンプ機構を示す斜視図である。
図1に示す記録装置の制御構成の概略を示すブロック図である。
第1の実施形態に係る記録装置の制御を示すフローチャートである。
第1の実施形態に係る記録装置の制御を示すフローチャートである。
第1の実施形態に係る記録装置の制御を示すフローチャートである。
第2および第3の実施形態に係る記録装置の全体を示す縦断面図である。
第3の実施形態に係る記録装置の制御を示すフローチャートである。
記録ヘッドの構成を示す図である。
第2の実施形態に係る記録装置の制御を示すフローチャートである。
第2の実施形態に係る記録装置の制御を示すフローチャートである。
第4の実施形態に係る記録装置の制御を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態を説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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