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公開番号2023079159
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2022128304
出願日2022-08-10
発明の名称ズボン
出願人ミドリ安全株式会社
代理人弁護士法人クレオ国際法律特許事務所
主分類A41D 1/06 20060101AFI20230531BHJP(衣類)
要約【課題】目立つことなく腰部の保護を行うことと、腰痛未経験の健常者に対して、一般のベルトの締め付けで腰痛予防を図ることができるズボンを提供すること。
【解決手段】ズボン本体10と、ズボン本体10の上端部に設けられて着脱可能にベルトBが巻き付けられるウエスト部20と、を備えたズボン1であって、ウエスト部20は、着用時に着用者の骨盤を取り巻く位置に設けられ、ベルト芯21と、胴回り方向の寸法を調整する寸法調整部であるゴムベルト30と、を有している。そして、ベルト芯21は、少なくとも骨盤の前側及び後側に対向し、ベルトBの幅寸法よりも太い幅寸法に設定されると共に、ベルトBの締付力を骨盤に向けて伝達可能な剛軟度を有している。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ズボン本体と、前記ズボン本体の上端部に設けられて着脱可能にベルトが巻き付けられるウエスト部と、を備えたズボンであって、
前記ウエスト部は、着用時に着用者の骨盤を取り巻く位置に設けられ、ベルト芯と、胴回り方向の寸法を調整する寸法調整部と、を有し、
前記ベルト芯は、少なくとも前記骨盤の前側及び後側に対向し、前記ベルトの幅寸法よりも太い幅寸法に設定されると共に、前記ベルトの締付力を前記骨盤に向けて伝達可能な剛軟度を有している
ことを特徴とするズボン。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載されたズボンにおいて、
前記寸法調整部は、伸縮可能なゴムベルトによって構成されている
ことを特徴とするズボン。
【請求項3】
請求項1に記載されたズボンにおいて、
前記寸法調整部は、前記ベルト芯と一緒に前記ウエスト部を分割するスリットと、前記スリットを連結する伸縮性を有する伸縮部材と、によって構成されている
ことを特徴とするズボン。
【請求項4】
請求項3に記載されたズボンにおいて、
前記スリットは、前記着用者の両側部に形成され、
前記ベルト芯は、前記スリットにより、前記着用者の腹部に対向する前側芯と、前記着用者の背中に対向する後側芯とに分割されている
ことを特徴とするズボン。
【請求項5】
請求項3又は請求項4に記載されたズボンにおいて、
前記ウエスト部は、前記スリットによって分割された部分の両側が重ね合わされ、
前記伸縮部材は、前記ウエスト部の重ね合わされた部分の間に設けられている
ことを特徴とするズボン。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載されたズボンにおいて、
前記ズボン本体は、前記ベルトを前記ウエスト部に保持するベルトループが設けられ、
前記ベルトループの上部を前記ズボン本体に固定する上側固定部と、前記ベルトループの下部を前記ズボン本体に固定する下側固定部との間隔は、前記ベルトの幅寸法とほぼ同じ長さに設定され、
前記上側固定部と前記下側固定部とは、前記ベルトの幅方向中心位置を前記ベルト芯の幅方向中心位置に一致させる位置に設けられている
ことを特徴とするズボン。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載されたズボンにおいて、
前記ズボン本体は、前記ウエスト部の下側であって前記着用者の腰部背面に対向する位置に、伸縮性を有する伸縮性生地が設けられている
ことを特徴とするズボン。
【請求項8】
請求項1から請求項7のいずれか一項に記載されたズボンにおいて、
前記ベルト芯は、前記骨盤の前側に対向する領域の幅寸法が、前記骨盤の後側に対向する領域の幅寸法よりも細い幅寸法に設定されている
ことを特徴とするズボン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、着用者が下半身に着用するズボンに関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、腰痛の予防や腰痛の軽減のために、腰部に装着する腰痛保護帯が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。また、着用者の身体に対する腰痛保護帯のズレを抑えるため、腰痛保護帯をズボンのウエスト部に固定した腰痛保護帯付きズボンが知られている(例えば、特許文献3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3597228号公報
実用新案登録第3086242号公報
特開2008-81864号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の腰痛保護帯は着用者の骨盤を包み込むことが可能な幅を有しており、ズボンのずり下がりの防止を目的として使用される一般的なベルトと比べると幅が広くなっている。そのため、腰痛保護帯や腰痛保護帯付きズボンを着用していることが外部から分かりやすく、見栄えが悪くなるという課題がある。
【0005】
本発明は、上記課題に着目してなされたもので、目立つことなく腰部の保護を行うことと、腰痛未経験の健常者に対して、一般のベルトの締め付けで腰痛予防を図ることができるズボンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明は、ズボン本体と、前記ズボン本体の上端部に設けられて着脱可能にベルトが巻き付けられるウエスト部と、を備えたズボンである。前記ウエスト部は、着用時に着用者の骨盤を取り巻く位置に設けられ、ベルト芯と、胴回り方向の寸法を調整する寸法調整部と、を有している。そして、前記ベルト芯は、少なくとも前記骨盤の前側及び後側に対向し、前記ベルトの幅寸法よりも太い幅寸法に設定されると共に、前記ベルトの締付力を前記骨盤に向けて伝達可能な剛軟度を有している。
【発明の効果】
【0007】
これにより、本発明のズボンでは、目立つことなく腰部の保護を行うことができる。また、腰痛未経験の健常者に対して、一般のベルトの締め付けで腰痛予防を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1のズボンの外観を示す平面図である。
実施例1のズボンの外観を示す側面図である。
実施例1のズボンの外側要部を示す展開図である。
実施例1のズボンの内側要部を示す展開図である。
図3におけるA-A断面図である。
図3におけるB-B断面図である。
図3におけるC-C断面図である。
実施例1のベルト芯及び比較例1、比較例2のベルト芯の剛軟度の測定結果を示す表である。
実施例1のベルト芯を介したベルトの締付力の伝達方向を示す説明図である。
第1試験及び第2試験における電極の装着位置を示す説明図である。
第1試験及び第2試験における試行状態を示す説明図である。
第1試験及び第2試験にて用いた一般的なベルトを示す説明図である。
第1検証の結果を示す表である
第2検証の結果を示す表である。
第3検証の結果を示す表である。
第2試験における第1条件から第4条件での平均標準化筋電位量を示す表である。
実施例2のズボンの外観を示す平面図である。
実施例2のズボンの外観を示す側面図である。
実施例2のズボンの外側要部を示す展開図である。
実施例2のズボンの内側要部を示す展開図である。
図19におけるD-D断面図である。
第1変形例のズボンの外側要部を示す展開図である。
第1変形例のズボンの内側要部を示す展開図である。
第2変形例のズボンの外観を示す側面図である。
第2変形例のズボンの外側要部を示す展開図である。
第2変形例のズボンの内側要部を示す展開図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明のズボンを実施するための形態を、図面に示す実施例1及び実施例2に基づいて説明する。なお、以下の説明では、ズボン1を着用する着用者を基準として「上下」、「左右」、「前後」等の用語を用いる。
【0010】
(実施例1)
実施例1のズボン1は、図1及び図2に示すように、着用者が下半身に着用する長ズボンであり、綿や化繊等で織られた布や不織布等からなる生地によって形成されている。ズボン1を形成する生地は、伸縮性や通気性、難燃性、撥水性等の任意の性質を有していてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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