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公開番号2023079155
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2022117840
出願日2022-07-25
発明の名称ISOFIX機構及び安全シート
出願人寧波宝貝第一母嬰用品有限公司,NINGBO BABY FIRST BABY PRODUCTS CO.,LTD.
代理人弁理士法人IP-FOCUS
主分類B60N 2/28 20060101AFI20230531BHJP(車両一般)
要約【課題】長さ寸法をロックできないリスクを抑制することができるISOFIX機構及び安全シートを提供する。
【解決手段】ISOFIX機構は、スリーブ管001と、ハウジング002と、係止歯003と、リンク004と、ロック材005と、を含み、ハウジングは、摺動可能にスリーブ管に接続され、リンクには、第1押接部401と位置規制部402とが設けられ、係止歯、リンク及びロック材は、それぞれ可動にハウジングに接続され、第1アンロック状態において、係止歯は、非噛合状態にあり、ロック材は、スリーブ管にロックされ、第1押接部は、係止歯に当接し、かつ、位置規制部は、ロック材に当接することにより、スリーブ管からのロック材の離脱を阻止する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
スリーブ管(001)と、ハウジング(002)と、係止歯(003)と、リンク(004)と、ロック材(005)と、を含み、
前記ハウジング(002)は、摺動可能に前記スリーブ管(001)に接続され、
前記リンク(004)には、第1押接部(401)と位置規制部(402)とが設けられ、
前記係止歯(003)、前記リンク(004)及び前記ロック材(005)は、それぞれ可動に前記ハウジング(002)に接続され、
第1アンロック状態において、前記係止歯(003)は、非噛合状態にあり、前記ロック材(005)は、前記スリーブ管(001)にロックされ、前記第1押接部(401)は、前記係止歯(003)に当接し、かつ、前記位置規制部(402)は、前記ロック材(005)に当接することにより、前記スリーブ管(001)からの前記ロック材(005)の離脱を阻止する、
ことを特徴とするISOFIX機構。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記リンク(004)には、第2当接部(403)が設けられ、
外力がロック解除方向に沿ってリンク(004)に作用する場合、前記ISOFIX機構は、第1アンロック状態から第2アンロック状態に切り替えられ、前記位置規制部(402)は、前記ロック材(005)に対して変位し、前記第2当接部(403)は、前記ロック材(005)に当接し、前記ロック材(005)を前記スリーブ管(001)に対してアンロックする、
ことを特徴とする請求項1に記載のISOFIX機構。
【請求項3】
前記リンク(004)には、前記スリーブ管(001)の外部に延在するように前記ハウジング(002)及び前記スリーブ管(001)を通過するロック解除操作部材(404)が取り付けられ、
前記スリーブ管(001)及び/又は前記ハウジング(002)には、摺動溝が形成され、前記ロック解除操作部材(404)は、摺動可能に前記摺動溝に係合する、
ことを特徴とする請求項1に記載のISOFIX機構。
【請求項4】
前記ハウジング(002)には、前記ロック材(005)に接続される第1弾性部材(007)が取り付けられ、
前記第1弾性部材(007)は、前記ロック材(005)が前記スリーブ管(001)にロックされるように付勢する、
ことを特徴とする請求項1に記載のISOFIX機構。
【請求項5】
前記ハウジング(002)には、前記係止歯(003)に接続され前記係止歯(003)を噛合状態から非噛合状態に切り替えるように付勢する第2弾性部材(008)が取り付けられる、
ことを特徴とする請求項1に記載のISOFIX機構。
【請求項6】
前記第2弾性部材(008)は、前記係止歯(003)と前記リンク(004)との間に接続され、前記リンク(004)をロック解除方向から離反して移動させるように付勢し、前記係止歯(003)に当接又はロックするように前記リンク(004)を前記係止歯(003)に当接させる、
ことを特徴とする請求項5に記載のISOFIX機構。
【請求項7】
前記係止歯(003)は、第1接触面(301)が設けられるように回動可能に前記ハウジング(002)に接続され、
前記第1接触面(301)は、円弧曲面を含み、
前記円弧曲面は、前記係止歯(003)の回動軸と同軸で形成され、
又は、前記円弧曲面の軸線は、前記係止歯(003)の回動軸の軸線と間隔をあけて設けられ、前記係止歯(003)が非噛合状態から噛合状態に切り替えられる過程において、前記リンク(004)は、ロック解除方向から離反して移動する移動余裕を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載のISOFIX機構。
【請求項8】
前記係止歯(003)が非噛合状態から噛合状態に切り替えられる過程において、前記第1押接部(401)は、前記円弧曲面に当接する、
ことを特徴とする請求項7に記載のISOFIX機構。
【請求項9】
ロック解除方向に沿って、前記位置規制部(402)の前記ロック材(005)に向かう端面は、前記ロック材(005)を回避する方向に傾く、
ことを特徴とする請求項7に記載のISOFIX機構。
【請求項10】
前記スリーブ管(001)には、複数のロック溝(101)が間隔をあけて形成され、
前記ロック材(005)には、前記ロック溝(101)と係合するロック突起(510)が設けられる、
ことを特徴とする請求項1に記載のISOFIX機構。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、安全シートの技術分野に関し、特にISOFIX機構及び安全シートに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
ISOFIX(International Standards Organization FIX)とは、子ども拘束システムと車両との接続構造を指す。ISOFIX機構におけるロック材は、ハウジングをスリーブ管に対してロックするために用いられ、スリーブ管に対するハウジングのロックが維持されるようにばねによりロック材を付勢するとき、ロック材は、外力による押圧又は衝突を受けた条件下でアンロックされ、これにより、スリーブ管に対してハウジングが摺動できるようになり、ひいては、ISOFIX機構の長さ寸法がロックできない技術的問題が発生する。
【発明の概要】
【0003】
本発明の目的は、従来技術においてISOFIX機構が押圧又は衝突を受けた場合、長さ寸法をロックできないリスクが存在する技術的問題を緩和するためのISOFIX機構及び安全シートを提供することにある。
【0004】
第1態様において、本発明に係るISOFIX機構は、スリーブ管と、ハウジングと、係止歯と、リンクと、ロック材と、を含み、
前記ハウジングは、摺動可能に前記スリーブ管に接続され、
前記リンクには、第1押接部と位置規制部とが設けられ、前記係止歯、前記リンク及び前記ロック材は、それぞれ可動に前記ハウジングに接続され、
第1アンロック状態において、前記係止歯は、非噛合状態にあり、前記ロック材は、前記スリーブ管にロックされ、前記第1押接部は、前記係止歯に当接し、かつ、前記位置規制部は、前記ロック材に当接することにより、前記スリーブ管からの前記ロック材の離脱を阻止する。
【0005】
第1態様と組み合わせて、本発明によれば、第1態様における第1の可能な実施形態が提供され、ここで、前記リンクには、第2当接部が設けられ、
外力がロック解除方向に沿ってリンクに作用する場合、前記ISOFIX機構は、第1アンロック状態から第2アンロック状態に切り替えられ、前記位置規制部は、前記ロック材に対して変位し、前記第2当接部は、前記ロック材に当接し、前記ロック材を前記スリーブ管に対してアンロックする。
【0006】
第1態様と組み合わせて、本発明によれば、第1態様における第2の可能な実施形態が提供され、ここで、前記リンクには、前記スリーブ管の外部に延在するように前記ハウジング及び前記スリーブ管を通過するロック解除操作部材が取り付けられ、
前記スリーブ管及び/又は前記ハウジングには、摺動溝が形成され、前記ロック解除操作部材は、摺動可能に前記摺動溝に係合する。
【0007】
第1態様と組み合わせて、本発明によれば、第1態様における第3の可能な実施形態が提供され、ここで、前記ハウジングには、前記ロック材に接続される第1弾性部材が取り付けられ、
前記第1弾性部材は、前記ロック材が前記スリーブ管にロックされるように付勢する。
【0008】
第1態様と組み合わせて、本発明によれば、第1態様における第4の可能な実施形態が提供され、ここで、前記ハウジングには、前記係止歯に接続され前記係止歯を噛合状態から非噛合状態に切り替えるように付勢する第2弾性部材が取り付けられる。
【0009】
第1態様における第4の可能な実施形態と組み合わせて、本発明によれば、第1態様における第5の可能な実施形態が提供され、ここで、前記第2弾性部材は、前記係止歯と前記リンクとの間に接続され、前記リンクをロック解除方向から離反して移動させるように付勢し、前記係止歯に当接又はロックするように前記リンクを前記係止歯に当接させる。
【0010】
第1態様と組み合わせて、本発明によれば、第1態様における第6の可能な実施形態が提供され、ここで、前記係止歯は、第1接触面が設けられるように回動可能に前記ハウジングに接続され、
前記第1接触面は、円弧曲面を含み、
前記円弧曲面は、前記係止歯の回動軸と同軸で形成され、
又は、前記円弧曲面の軸線は、前記係止歯の回動軸の軸線と間隔をあけて設けられ、前記係止歯が非噛合状態から噛合状態に切り替えられる過程において、前記リンクは、ロック解除方向から離反して移動する移動余裕を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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