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公開番号2023079154
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2022114743
出願日2022-07-19
発明の名称画像形成装置および電荷調整装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類G03G 21/00 20060101AFI20230531BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】長期に亘って安定的にシートの電荷調整を行える構成を提供する。
【解決手段】電荷調整装置9は、定着装置7でトナー像が定着されたシートに対する電荷の調整を行う。電荷調整装置9は、上側電荷調整ローラ900、下側電荷調整ローラ910、上側給電ローラ901、給電高圧90などを有する。上側給電ローラ901は、導電性を有する芯金902と、芯金902の外周に形成されたイオン導電性材料を含む弾性層903とを有し、電気的にフローティングとしている。下側電荷調整ローラ910は、上側電荷調整ローラ900との間でシートを挟持するように配置されている。上側給電ローラ901は、上側電荷調整ローラ900に当接して、上側電荷調整ローラ900に電流を供給可能である。給電高圧90は、上側給電ローラ901に正極性と負極性のうちの一方の極性の電圧を印加可能である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
シートにトナー像を転写する転写部と、
前記転写部でトナー像が転写されたシートを加熱及び加圧して、トナー像をシートに定着させる定着部と、
前記定着部でトナー像が定着されたシートに対する電荷の調整を行う電荷調整部と、を備え、
前記電荷調整部は、
導電性を有する軸部と、前記軸部の外周に形成されたイオン導電性材料を含む外周部とを有し、電気的にフローティングとした第1ローラと、
前記第1ローラとの間でシートを挟持するように配置された第2ローラと、
前記第1ローラに当接して、前記第1ローラに電流を供給可能な給電回転体と、
前記給電回転体に正極性と負極性のうちの一方の極性の電圧を印加可能な電源と、を有する
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記軸部は、第1軸部であり、
前記外周部は、第1外周部であり、
前記第2ローラは、導電性を有する第2軸部と、前記第2軸部の外周に形成されたイオン導電性材料を含む第2外周部とを有し、
前記給電回転体は第1給電回転体であり、
前記電源は第1電源であり、
前記電荷調整部は、
前記第2ローラに当接して、前記第2ローラに電流を供給可能な第2給電回転体と、
前記第2給電回転体に正極性と負極性のうちの他方の極性の電圧を印加可能な第2電源と、を更に有する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第1ローラと前記第2ローラとの間でシートを挟持するニップ部に複数枚のシートを連続して通過させる場合において、シートが前記ニップ部を通過している期間を通過中、シートの後端が前記ニップ部を通過してから該シートに連続する後続シートの先端が前記ニップ部に侵入するまでの期間をシート間とし、且つ、前記第1給電回転体と前記第2給電回転体のうち、正極性の電圧が印加される給電回転体を第1回転体、負極性の電圧が印加される給電回転体を第2回転体とした場合に、前記通過中及び前記シート間を含む期間において前記第2回転体に流れる電流の絶対値は、前記通過中において前記第1回転体に流れる電流の絶対値と、前記シート間において前記第1回転体に流れる電流の絶対値との間の値とする
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第2ローラは、電気的にフローティングとしている
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記第2ローラは、接地されている
ことを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記電源は、前記給電回転体に正極性の電圧を印加し、
前記第2ローラは、接地されており、
前記第1ローラと前記第2ローラとの間でシートを挟持するニップ部に複数枚のシートを連続して通過させる場合において、シートが前記ニップ部を通過している期間を通過中、シートの後端が前記ニップ部を通過してから該シートに連続する後続シートの先端が前記ニップ部に侵入するまでの期間をシート間とした場合に、前記通過中及び前記シート間を含む期間において前記第2ローラに流れる電流の絶対値は、前記通過中において前記給電回転体に流れる電流の絶対値と、前記シート間において前記給電回転体に流れる電流の絶対値との間の値とする
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記電源は第1電源であり、
前記第2ローラは、金属ローラであり、
前記電荷調整部は、前記第2ローラに正極性と負極性のうちの他方の極性の電圧を印加可能な第2電源を更に有する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記第1ローラと前記第2ローラとの間でシートを挟持するニップ部に複数枚のシートを連続して通過させる場合において、シートが前記ニップ部を通過している期間を通過中、シートの後端が前記ニップ部を通過してから該シートに連続する後続シートの先端が前記ニップ部に侵入するまでの期間をシート間とし、且つ、前記給電回転体と前記第2ローラのうち、正極性の電圧が印加される給電回転体又はローラを第1回転体、負極性の電圧が印加される給電回転体又はローラを第2回転体とした場合に、前記通過中及び前記シート間を含む期間において前記第2回転体に流れる電流の絶対値は、前記通過中において前記第1回転体に流れる電流の絶対値と、前記シート間において前記第1回転体に流れる電流の絶対値との間の値とする
ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記電源は、定電圧電源である
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記電源は、定電流電源である
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複数の機能を有する複合機などの画像形成装置および電荷調整装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置では、画像形成部で形成されたトナー像を転写部でシートに転写し、定着部でシートにトナー像を定着させた後、そのシートを排出トレイななどに積載する。この際、シート間の静電気力によりシート同士が貼りついてしまう場合がある。このため、定着部によりトナー像が定着されたシートに電圧を印加して、シートの電荷を調整する電荷調整部を備えた構成が提案されている(特許文献1)。
【0003】
特許文献1では、電荷調整部は、対向配置される1対の導電性ゴムローラと、導電性ゴムローラに電圧を印加する電源とを備え、1対の導電性ゴムローラのニップ部を通過するシートに電圧を印加する構成としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-122156号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、導電性ゴムローラとしてイオン導電性材料を含むローラを使用した場合、通電によりローラの抵抗が上昇してしまうため、長期に亘って安定的にシートの電荷調整を行えない虞がある。
【0006】
本発明は、長期に亘って安定的にシートの電荷調整を行える構成を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の画像形成装置は、シートにトナー像を転写する転写部と、前記転写部でトナー像が転写されたシートを加熱及び加圧して、トナー像をシートに定着させる定着部と、前記定着部でトナー像が定着されたシートに対する電荷の調整を行う電荷調整部と、を備え、前記電荷調整部は、導電性を有する軸部と、前記軸部の外周に形成されたイオン導電性材料を含む外周部とを有し、電気的にフローティングとした第1ローラと、前記第1ローラとの間でシートを挟持するように配置された第2ローラと、前記第1ローラに当接して、前記第1ローラに電流を供給可能な給電回転体と、前記給電回転体に正極性と負極性のうちの一方の極性の電圧を印加可能な電源と、を有することを特徴とする。
【0008】
本発明の画像形成装置は、シートにトナー像を転写する転写部と、前記転写部でトナー像が転写されたシートを加熱及び加圧して、トナー像をシートに定着させる定着部と、前記定着部でトナー像が定着されたシートに対する電荷の調整を行う電荷調整部と、を備え、前記電荷調整部は、導電性を有する軸部と、前記軸部の外周に形成されたイオン導電性材料を含む外周部とを有し、接地された第1ローラと、前記第1ローラとの間でシートを挟持するように配置された金属製の第2ローラと、前記第1ローラに当接して、前記第1ローラに電流を供給可能な給電回転体と、前記給電回転体に正極性と負極性のうちの一方の極性の電圧を印加可能な第1電源と、前記第2ローラに正極性と負極性のうちの一方の極性の電圧を印加可能な第2電源と、を有することを特徴とする。
【0009】
本発明の電荷調整装置は、シートに対する電荷の調整を行う電荷調整装置において、導電性を有する軸部と、前記軸部の外周に形成されたイオン導電性材料を含む外周部とを有し、電気的にフローティングとした第1ローラと、前記第1ローラとの間でシートを挟持するように配置された第2ローラと、前記第1ローラに当接して、前記第1ローラに電流を供給可能な給電回転体と、前記給電回転体に正極性と負極性のうちの一方の極性の電圧を印加可能な電源と、を有することを特徴とする。
【0010】
本発明の電荷調整装置は、シートに対する電荷の調整を行う電荷調整装置において、導電性を有する軸部と、前記軸部の外周に形成されたイオン導電性材料を含む外周部とを有し、接地された第1ローラと、前記第1ローラとの間でシートを挟持するように配置された金属製の第2ローラと、前記第1ローラに当接して、前記第1ローラに電流を供給可能な給電回転体と、前記給電回転体に正極性と負極性のうちの一方の極性の電圧を印加可能な第1電源と、前記第2ローラに正極性と負極性のうちの一方の極性の電圧を印加可能な第2電源と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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