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公開番号2023079133
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2022003732
出願日2022-01-13
発明の名称ワイヤハーネス
出願人住友電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H02G 3/04 20060101AFI20230531BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】がたつきを抑制可能としたワイヤハーネスを提供する。
【解決手段】ワイヤハーネス10は、電線部材20及び外装部材30を有するワイヤハーネス本体11と、ワイヤハーネス本体11の経路を規制する第1経路規制部材40と、第2経路規制部材60とを備える。第1経路規制部材40は、第1経路規制部材40の長さ方向と直交する方向に開口する挿入口40Xを有する。第2経路規制部材60は、第1経路規制部材40の周方向の一部を覆う受け部65と、受け部65と共に第1経路規制部材40の全周を覆う蓋62とを有する。受け部65は、受け部65の長さ方向に沿って延びるレール部66を有し、蓋62は、受け部65から蓋62が離れないようにレール部66に係合しつつレール部66に沿ってスライド移動可能なスライド部68を有し、受け部65と蓋62とは、スライド部68がレール部66に係合された状態で、第1経路規制部材40を挟み込んでいる。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
電線部材及び前記電線部材の外周を覆う外装部材を有するワイヤハーネス本体と、
前記外装部材の外周に取り付けられ、前記ワイヤハーネス本体の経路を規制する第1経路規制部材と、
前記第1経路規制部材の長さ方向の一部における外周に取り付けられる取付部材と、を備え、
前記第1経路規制部材は、前記第1経路規制部材の長さ方向と直交する方向に開口するとともに前記第1経路規制部材の長さ方向の全体にわたって延びる挿入口を有し、
前記取付部材は、前記第1経路規制部材の周方向の一部を覆う受け部と、前記受け部と共に前記第1経路規制部材の全周を覆う蓋と、を有し、
前記受け部は、前記受け部の長さ方向に沿って延びるレール部を有し、
前記蓋は、前記受け部から前記蓋が離れないように前記レール部に係合しつつ前記レール部に沿ってスライド移動可能なスライド部を有し、
前記受け部と前記蓋とは、前記スライド部が前記レール部に係合された状態で、前記第1経路規制部材を挟み込んでいる、
ワイヤハーネス。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記受け部は、被嵌着部を有し、
前記蓋は、薄肉のヒンジ部を介して回動可能な蓋回動部を有し、
前記蓋回動部は、自身の回動に伴って前記受け部の長さ方向と交差する方向に前記被嵌着部に嵌着される蓋嵌着部を有する、
請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項3】
前記受け部は、被嵌着部と、薄肉のヒンジ部を介して回動可能な回動部とを有し、
前記回動部は、自身の回動に伴って前記受け部の長さ方向と交差する方向に前記被嵌着部に嵌着される嵌着部を有し、前記嵌着部が前記被嵌着部に嵌着された状態で、前記スライド部のスライド移動を阻止する、
請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項4】
前記レール部は、前記レール部に係合した前記スライド部の移動を許容しながらも前記蓋が前記受け部に取り付けられた状態から取り外す方向に前記スライド部と係合する係合凸部を有する、
請求項1から3のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
【請求項5】
前記レール部は、前記受け部における長さ方向の全体に設けられている、
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
【請求項6】
前記レール部は、前記受け部の径方向から見て、
前記受け部の周方向の端部よりも徐々に離れるように前記受け部の長さ方向に対して傾斜して延びるレール本体溝と、
前記レール本体溝の基部側から分岐して前記受け部の周方向の端部から離れる方向に延びる分岐溝と、
前記分岐溝の先端側から屈曲して前記受け部の長さ方向と平行に延びる被係止溝と、を有し、
前記スライド部は、
前記蓋の長さ方向の一端側に設けられ前記レール本体溝に嵌まりつつ移動可能なスライド本体部と、
前記蓋の長さ方向の他端側に設けられ前記分岐溝及び前記被係止溝に嵌まりつつ移動可能な係止部と、を有し、
前記蓋は、前記スライド本体部が前記レール本体溝の先端側に配置されつつ前記係止部が前記被係止溝に配置されて前記受け部に取り付けられている、
請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項7】
前記取付部材は、前記外装部材の外周に取り付けられ、前記ワイヤハーネス本体の経路を規制する第2経路規制部材であり、
前記受け部は、前記第2経路規制部材の長さ方向の端部に設けられ、前記第1経路規制部材の長さ方向の端部における周方向の一部を覆う、
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
【請求項8】
前記第1経路規制部材は、前記ワイヤハーネス本体の経路において直線状をなす部分である直線部の経路を規制しており、
前記第2経路規制部材は、前記ワイヤハーネス本体の経路において屈曲する部分である屈曲部の経路を規制している、
請求項7に記載のワイヤハーネス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ワイヤハーネスに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両用のワイヤハーネスとしては、電線部材及び電線部材を覆う外装部材を有するワイヤハーネス本体と、外装部材に外周に取り付けられ、ワイヤハーネス本体の経路を規制する経路規制部材とを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-53894号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記のようなワイヤハーネスにおいて、経路規制部材は、他の経路規制部材等の取付部材に対して取り付けられることがあり、その場合、経路規制部材と取付部材との取付部位にがたつきが生じないことが望まれる。なお、取付部位のがたつきは、例えば、振動等によって取付部位を破損させる原因となる。
【0005】
本開示の目的は、がたつきを抑制可能としたワイヤハーネスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のワイヤハーネスは、電線部材及び前記電線部材の外周を覆う外装部材を有するワイヤハーネス本体と、前記外装部材の外周に取り付けられ、前記ワイヤハーネス本体の経路を規制する第1経路規制部材と、前記第1経路規制部材の長さ方向の一部における外周に取り付けられる取付部材と、を備え、前記第1経路規制部材は、前記第1経路規制部材の長さ方向と直交する方向に開口するとともに前記第1経路規制部材の長さ方向の全体にわたって延びる挿入口を有し、前記取付部材は、前記第1経路規制部材の周方向の一部を覆う受け部と、前記受け部と共に前記第1経路規制部材の全周を覆う蓋と、を有し、前記受け部は、前記受け部の長さ方向に沿って延びるレール部を有し、前記蓋は、前記受け部から前記蓋が離れないように前記レール部に係合しつつ前記レール部に沿ってスライド移動可能なスライド部を有し、前記受け部と前記蓋とは、前記スライド部が前記レール部に係合された状態で、前記第1経路規制部材を挟み込んでいる。
【発明の効果】
【0007】
本開示のワイヤハーネスによれば、がたつきを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略構成図である。
図2は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略斜視図である。
図3は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略分解斜視図である。
図4は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略分解斜視図である。
図5は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略分解側面図である。
図6は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略側面図である。
図7は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略横断面図である。
図8は、変更例のワイヤハーネスを示す概略横断面図である。
図9は、変更例のワイヤハーネスを示す概略分解側面図である。
図10は、変更例のワイヤハーネスを示す概略側面図である。
図11は、変更例のワイヤハーネスを示す概略斜視図である。
図12は、変更例のワイヤハーネスを示す概略分解斜視図である。
図13は、変更例のワイヤハーネスを示す概略分解側面図である。
図14は、変更例のワイヤハーネスを示す概略側面図である。
図15は、変更例のワイヤハーネスを示す概略分解斜視図である。
図16は、変更例のワイヤハーネスを示す概略側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のワイヤハーネスは、
[1]電線部材及び前記電線部材の外周を覆う外装部材を有するワイヤハーネス本体と、前記外装部材の外周に取り付けられ、前記ワイヤハーネス本体の経路を規制する第1経路規制部材と、前記第1経路規制部材の長さ方向の一部における外周に取り付けられる取付部材と、を備え、前記第1経路規制部材は、前記第1経路規制部材の長さ方向と直交する方向に開口するとともに前記第1経路規制部材の長さ方向の全体にわたって延びる挿入口を有し、前記取付部材は、前記第1経路規制部材の周方向の一部を覆う受け部と、前記受け部と共に前記第1経路規制部材の全周を覆う蓋と、を有し、前記受け部は、前記受け部の長さ方向に沿って延びるレール部を有し、前記蓋は、前記受け部から前記蓋が離れないように前記レール部に係合しつつ前記レール部に沿ってスライド移動可能なスライド部を有し、前記受け部と前記蓋とは、前記スライド部が前記レール部に係合された状態で、前記第1経路規制部材を挟み込んでいる。
【0010】
同構成によれば、受け部は、受け部の長さ方向に沿って延びるレール部を有し、蓋は、受け部から蓋が離れないようにレール部に係合しつつレール部に沿ってスライド移動可能なスライド部を有するため、受け部と蓋とが離れることを阻止できる。すなわち、スライド部がレール部に係合しつつスライド移動されることによって蓋が受け部に取り付けられると、レール部とスライド部とによって受け部と蓋とが第1経路規制部材の径方向に離れることが阻止される。そして、このようにすると、例えば、受け部に蓋が薄肉のヒンジ部を介して一体成形され、閉状態で爪部の係合によって受け部に蓋がロックされる構成に比べて、受け部と蓋とのがたつきが抑制される。すなわち、薄肉のヒンジ部及び爪部を有する構成では、ヒンジ部及び爪部の各部位で受け部と蓋とのがたつきが生じ易いが、それを回避することができる。よって、受け部と蓋とで第1経路規制部材をがたつきなく挟み込むことができ、第1経路規制部材と取付部材とのがたつきを抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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