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公開番号2023079132
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021211140
出願日2021-12-24
発明の名称スクロール圧縮機
出願人株式会社石川エナジーリサーチ
代理人個人,個人,個人
主分類F04C 18/02 20060101AFI20230531BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】潤滑油をその内部に留まらせることができるスクロール圧縮機を提供する。
【解決手段】スクロール圧縮機10に於いて、可動スクロール20の可動スクロール台板201は、固定スクロール21を向く第1主面202と、第1主面202に対向する第2主面203と、を有する。また、ケーシング部114の後面部42を部分的に壁状に突出させることで後面壁部26が形成される。スクロール圧縮機10によれば、潤滑油をその内部に留まらせ、冷凍サイクルにおける熱交換の効率を上昇させることができる。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
固定スクロールと、前記固定スクロールに対して旋回可能に配置された可動スクロールと、前記固定スクロールと前記可動スクロールとの間隙として形成される圧縮空間と、前記可動スクロールに駆動力を与えるシャフトと、ケーシングと、排出空間と、を具備し、
前記排出空間は、前記ケーシングの内部に形成された前面部と後面部との間に形成される空間であり、
前記前面部には、前記圧縮空間から前記排出空間に冷媒が吹き出される吐出口が形成され、
前記後面部を壁状に突出させることで後面壁部が形成されることを特徴とするスクロール圧縮機。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記後面壁部は、第1後面壁部を有し、
前記第1後面壁部は、周辺部から前記吐出口に向かって伸び、且つ、前記冷媒が外部に放出される排気口と前記吐出口との間を横切ることを特徴とする請求項1に記載のスクロール圧縮機。
【請求項3】
前記後面壁部は、第2後面壁部を有し、
前記第2後面壁部は、前記吐出口を挟んで、前記第1後面壁部に対向する位置において、周辺部から前記吐出口に向かって伸び、
前記第1後面壁部の内側端部と、前記第2後面壁部の内側端部との間に後面壁開口部が形成されることを特徴とする請求項2に記載のスクロール圧縮機。
【請求項4】
前記後面壁部は、第3後面壁部を有し、
前記第3後面壁部は、前記後面壁開口部よりも、前記吐出口から離れる箇所に配置されることを特徴とする請求項3に記載のスクロール圧縮機。
【請求項5】
前記後面壁部は、第4後面壁部および第5後面壁部を有し、
前記第4後面壁部および前記第5後面壁部は、前記吐出口を挟んで、前記第3後面壁部と対向する位置に配置されることを特徴とする請求項4に記載のスクロール圧縮機。
【請求項6】
当接板部と、前面壁部と、を更に有し、
前記当接板部は、前記前面部に固定される第1端部と、自由端である第2端部と、を有し、且つ、前記吐出口を塞ぎ、
前記第1端部から前記第2端部に向かう方向が第1方向であり、前記第1方向の反対方向が第2方向であり、
前記前面壁部は、前記吐出口を囲む部分の前記前面部から、前記後面部の側に向かって立設され、且つ、前記吐出口よりも前記第2方向の側に、前面壁開口部を有し、
前記後面壁部は、第1後面壁部と、第2後面壁部と、を有し、
前記第1後面壁部は、周辺部から前記吐出口に向かって伸び、且つ、前記冷媒が外部に放出される排気口と前記吐出口との間を横切り、
前記第2後面壁部は、前記吐出口を挟んで、前記第1後面壁部に対向する位置において、周辺部から前記吐出口に向かって伸び、
前記第1後面壁部の内側端部と、前記第2後面壁部の内側端部との間に後面壁開口部が形成され、
前記後面壁開口部は、前記前面壁開口部よりも、前記第2方向の側に形成されることを特徴とする請求項1に記載のスクロール圧縮機。
【請求項7】
前記後面壁部は、第3後面壁部を有し、
前記第3後面壁部は、前記後面壁開口部よりも、前記第2方向の側に形成されることを特徴とする請求項6に記載のスクロール圧縮機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スクロール圧縮機に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
一般的なスクロール圧縮機は、スクロール本体に固定スクロールが固定され、この固定スクロールに対して可動スクロールが旋回可能に組み合わされる。スクロール圧縮機を運転すると、旋回中心を回転軸にして可動スクロールが旋回することで、スクロール圧縮機の周辺部から、固定スクロールと可動スクロールとの間に導入された流体は、両者の間で圧縮されながら、中心部に向かって移動する。中心部に達した流体は、圧縮された状態で系外に供給される。このような構成のスクロール圧縮機は、例えば特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4635660号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記した一般的な構成を有するスクロール圧縮機では、冷媒に関連した熱交換効率の観点から改善の余地があった。
【0005】
具体的には、スクロール圧縮機では、スクロール圧縮機の内部における機械要素の抵抗を低減するために、冷媒に潤滑油が添加されている。しかしながら、潤滑油は比熱が小さいため、冷媒が潤滑油を含むことで、スクロール圧縮機と接続される冷凍サイクルの凝縮器や蒸発器における熱交換効率が低下してしまう恐れがあった。
【0006】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、潤滑油をその内部に留まらせることができるスクロール圧縮機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のスクロール圧縮機は、固定スクロールと、前記固定スクロールに対して旋回可能に配置された可動スクロールと、前記固定スクロールと前記可動スクロールとの間隙として形成される圧縮空間と、前記可動スクロールに駆動力を与えるシャフトと、ケーシングと、排出空間と、を具備し、前記排出空間は、前記ケーシングの内部に形成された前面部と後面部との間に形成される空間であり、前記前面部には、前記圧縮空間から前記排出空間に冷媒が吹き出される吐出口が形成され、前記後面部を壁状に突出させることで後面壁部が形成されることを特徴とする。
【0008】
また、本発明のスクロール圧縮機では、前記後面壁部は、第1後面壁部を有し、前記第1後面壁部は、周辺部から前記吐出口に向かって伸び、且つ、前記冷媒が外部に放出される排気口と前記吐出口との間を横切ることを特徴とする。
【0009】
また、本発明のスクロール圧縮機では、前記後面壁部は、第2後面壁部を有し、前記第2後面壁部は、前記吐出口を挟んで、前記第1後面壁部に対向する位置において、周辺部から前記吐出口に向かって伸び、前記第1後面壁部の内側端部と、前記第2後面壁部の内側端部との間に後面壁開口部が形成されることを特徴とする。
【0010】
また、本発明のスクロール圧縮機では、前記後面壁部は、第3後面壁部を有し、前記第3後面壁部は、前記後面壁開口部よりも、前記吐出口から離れる箇所に配置されることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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