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公開番号2023079120
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192589
出願日2021-11-26
発明の名称冷却用衣服
出願人株式会社石井鐵工所
代理人
主分類A41D 13/002 20060101AFI20230531BHJP(衣類)
要約【課題】本発明は、作業服の内側に着用し、作業服内を効率的に冷却するとともに、蒸発した汗を作業服の襟口から外側に円滑に排出することが可能な冷却用衣服を提供する。
【解決手段】パネル材12或いは保冷剤5を収容する中央ポケット7と、前記中央ポケット7に少なくとも部分的に重ね合わせて配置され、かつ前記後身頃3の中心線から左右振り分け位置に互いに離隔して設けられ、保冷剤5を収容する二つの上部ポケット8、8と、前記中央ポケット7の下方に離隔して設けられたファンポケット11と、前記ファンポケット11に収容された小型ファン20とを備えており、前記保冷剤5を収容した二つの前記上部ポケット8、8の間に、前記小型ファン20から上方に向けて送風される空気の流路を形成する、冷却用衣服。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
着用者の身体を冷却する冷却用衣服であって、
前記冷却用衣服本体は、その裾部が着用者の腰骨よりも上に位置する着丈とした後身頃と該後身頃に繋がる前身頃とからなり、
前記後身頃は、
前記後身頃上方の中央部に設けられ、パネル材或いは保冷剤を収容する中央ポケットと、
前記中央ポケットに少なくとも部分的に重ね合わせて配置され、かつ前記後身頃の中心線から左右振り分け位置に互いに離隔して設けられ、保冷剤を収容する二つの上部ポケットと、
前記中央ポケットの下方に離隔して設けられたファンポケットと、
前記ファンポケットに収容された小型ファンとを備えており、
前記保冷剤を収容した二つの前記上部ポケットの間に、前記小型ファンから上方に向けて送風される空気の流路を形成する、冷却用衣服。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記冷却用衣服は、伸縮性及び通気性を有するメッシュ素材で形成し、
前記ファンポケットは、上部を開口するように前記後身頃に縫合され、前記小型ファンが空気を取入れることができる網目の大きいメッシュ素材で形成する、請求項1に記載の冷却用衣服。
【請求項3】
前記パネル材は、軟質樹脂で形成された、薄板状部材又はハニカム状部材とする、
請求項1又は2に記載の冷却用衣服。
【請求項4】
前記小型ファンは、
遠心ファンと、
前記遠心ファンを収納する偏平な略直方体形状のケーシングと、
前記ケーシングの一方の偏平面に開口された吸込口と、
前記ケーシングの上端面に開口された吹出口と、
前記ケーシングの前記偏平面に対向する位置に取付けられた前面カバーとを備え、
前記小型ファンは、前記吸込口から空気を吸い込むための空間部が前記前面カバーと前記偏平面との間に形成されたものである、
請求項1ないし3のいずれかに記載の冷却用衣服。
【請求項5】
前記小型ファンは、該小型ファンのモータを断続運転させるON-OFF制御部を備えている、
請求項1ないし4のいずれかに記載の冷却用衣服。
【請求項6】
前記小型ファンは、該小型ファンから送風する風量を予め設定した時間間隔毎に変化させる風量制御部を備えている、
請求項1ないし5のいずれかに記載の冷却用衣服。
【請求項7】
作業服の内側に装着し、該作業服の外側にフルハーネス型安全帯を装着した際に、
前記上部ポケットのそれぞれに収容した保冷剤と、
前記フルハーネス型安全帯のベルト及びD環止めが同じ位置とならないように前記上部ポケットを配置した、
請求項1ないし6のいずれかに記載の冷却用衣服。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、着用者の身体を冷却する冷却用衣服に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、暑熱環境下における作業者の熱中症防止や作業能率の低下防止を目的に、ファンや保冷剤を用いて身体を冷却する空調衣服や冷却衣服が提案されている。
【0003】
例えば、作業用の衣服の両側面に開口部を設け、この開口部に送風ファンを臨ませて配設し、携帯可能な電源により駆動される送風ファンを駆動することにより、外気を衣服内に取り入れ、袖口或いは首周りから排出して冷却し、暑熱環境下において快適に作業できるようにする作業用の衣服が開示されている。(特許文献1)
【0004】
また、後面布の収納ポケットに背中を冷却するための冷却材を、前面布の収納ポケットに脇の下方を冷却するための冷却材をそれぞれ収納できるようにしたナイロンメッシュ素材のベスト型の冷却機能を有する作業用の衣服が開示されている。(特許文献2)
【0005】
さらに、衣服の背面に設けた取付口に、外気を取り込む空気取入口と衣服内に空気を送出する空気送出口を有する軸流ファンを装着すると共に、取付口の上方に設けたポケットに保冷剤を収納し、衣服内に送出された外気を保冷剤で冷却した冷却風を衣服内に循環させて、衣服の襟元部に備えた排出路等から冷却風を排出するようにした冷却衣服が提案されている。(特許文献3)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
登実3198778号公報
特許第3655835号公報
特許第6233674号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来の空調衣服や冷却衣服では、空気の流れが取入口から送出口に向けてファンの回転軸に沿って流れる軸流ファンが主に使用されており、軸流ファンを側面や背面等に備えた空調衣服では、着用者の身体の特定部位に強い風を間断なく当て続けることになるため、長時間着用する場合には、着用者に不快感や疲労感をもたらすことがある。
また、涼風効果を高める大風量の軸流ファンは、騒音が大きく、会話の障害になったり、空調衣服や冷却衣服の全体に風を孕ませて膨らませることから作業の支障になったりすることがある。
【0008】
従来の作業服や空調衣服の内側に着用する保冷剤利用の冷却衣服では、衣服内の換気が十分に行われない状況においては、衣服内湿度が高くなり、発汗で濡れた下着は乾き難くなることから、着用者は反って不快になることがある。
【0009】
また、大風量の軸流ファンを装備し、かつ保冷剤を併用して冷却効果を高めようとする空調衣服においては、暑い外気が大量に冷却衣服内に取り込まれることにより、保冷材の保冷効果の保持時間が短くなる傾向にある。
【0010】
空調衣服や冷却衣服の上からフルハーネス型安全帯を装着する場合、フルハーネス型安全帯の装着位置を考慮されていない衣服では、フルハーネス型安全帯の付属品の重さやベルトの締め付けにより、衣服内の空気の流路が閉ざされて、衣服内空気の滞留を生じ、着用者の汗の蒸発を阻害する傾向にある。
(【0011】以降は省略されています)

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