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公開番号2023079117
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192582
出願日2021-11-26
発明の名称積層フィルム、コートフィルム及び粘着ラベル
出願人株式会社ユポ・コーポレーション
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B32B 5/22 20060101AFI20230531BHJP(積層体)
要約【課題】二酸化炭素ガスの排出量が少なく、高い白色度を有し、かつ剥離の際に被着体に残る粘着剤が少ない粘着ラベルと、これに用いる積層フィルム及びコートフィルムを提供する。
【解決手段】積層フィルムは、基材層と、当該基材層の一方の面上に第1表面層とを備える。この積層フィルムは、オレフィン系樹脂と無機フィラーを含有する多孔質延伸フィルムを含む。オレフィン系樹脂は、プロピレン系樹脂を含み、当該プロピレン系樹脂が、バイオマス由来のプロピレン系樹脂を含む。また第1表面層は40%以下の空孔率を有する。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
基材層と、前記基材層の一方の面上に第1表面層とを備える積層フィルムであって、
オレフィン系樹脂と無機フィラーを含有する多孔質延伸フィルムを含み、
前記オレフィン系樹脂が、プロピレン系樹脂を含み、
前記プロピレン系樹脂が、バイオマス由来のプロピレン系樹脂を含み、
前記第1表面層が、40%以下の空孔率を有する
積層フィルム。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記プロピレン系樹脂が、石油由来のプロピレン系樹脂をさらに含む
請求項1に記載の積層フィルム。
【請求項3】
前記オレフィン系樹脂が、エチレン系樹脂をさらに含む
請求項1又は2に記載の積層フィルム。
【請求項4】
前記エチレン系樹脂が、バイオマス由来のエチレン系樹脂を含む
請求項3に記載の積層フィルム。
【請求項5】
前記エチレン系樹脂が、石油由来のエチレン系樹脂を含む
請求項3又は4に記載の積層フィルム。
【請求項6】
前記第1表面層の空孔率が、0.1~30%である
請求項1~5のいずれか一項に記載の積層フィルム。
【請求項7】
前記基材層の他方の面上に第2表面層を備え、
前記第2表面層が、30~55%の空孔率を有する
請求項1~6のいずれか一項に記載の積層フィルム。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか一項に記載の積層フィルムと、
前記積層フィルムの少なくとも一方の面上にコート層と、を備え、
前記コート層が、(メタ)アクリル酸エステル系樹脂を含む
コートフィルム。
【請求項9】
請求項1~7のいずれか一項に記載の積層フィルムと、
前記積層フィルムの一方の面上に設けられた粘着剤層と、を備える
粘着ラベル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、積層フィルム、コートフィルム及び粘着ラベルに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ラベル、包装紙、ポスター、カレンダー、カタログ、又は広告等の印刷用紙として、樹脂フィルムが幅広く利用されている。特に、樹脂フィルムは、耐水性に優れることから、屋外でも使用可能なラベルとしての需要が高い。
【0003】
ラベルは、通常、情報性又は意匠性等のために、樹脂フィルムの一方の面上に印刷層が設けられる。さらに樹脂フィルムの他方の面に粘着剤層が設けられ、被着体に貼り付けられる粘着ラベルとして使用されることもある。特許文献1には、このような粘着ラベルの基材として使用可能な樹脂フィルムが開示されている。
【0004】
一方で、地球温暖化対策のため、石油依存から脱却し、二酸化炭素ガスの排出量が少ない環境が求められている。特許文献2には、石油由来のポリオレフィンにバイオマス由来のポリオレフィンを併用した樹脂フィルムが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平6-102826号公報
特開2012-251006号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
粘着ラベルを被着体から剥がしたとき、粘着剤が被着体に残ってしまうと、汚れの原因となりやすい。また粘着ラベルは、印刷内容をより明瞭に表示できるように高い白色度が求められている。粘着ラベルに用いられる樹脂フィルムについて、製造過程における二酸化炭素ガスの排出量を、使用する材料又はフィルム構造の改良によってさらに減らせる余地がある。
【0007】
本発明は、二酸化炭素ガスの排出量が少なく、高い白色度を有し、かつ剥離の際に被着体に残る粘着剤が少ない粘着ラベルと、これに用いる積層フィルム及びコートフィルムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らが上記課題を解決すべく鋭意検討を行った結果、バイオマス由来の樹脂成分を含有する多孔質延伸フィルムを用い、かつ表層の空孔率を比較的小さく調整すれば、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は以下のとおりである。
【0009】
[1]基材層と、前記基材層の一方の面上に第1表面層とを備える積層フィルムであって、
オレフィン系樹脂と無機フィラーを含有する多孔質延伸フィルムを含み、
前記オレフィン系樹脂が、プロピレン系樹脂を含み、
前記プロピレン系樹脂が、バイオマス由来のプロピレン系樹脂を含み、
前記第1表面層が、40%以下の空孔率を有する
積層フィルム。
【0010】
[2]前記プロピレン系樹脂が、石油由来のプロピレン系樹脂をさらに含む
上記[1]に記載の積層フィルム。
(【0011】以降は省略されています)

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