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公開番号2023079114
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192577
出願日2021-11-26
発明の名称塗装診断システム、塗装診断方法
出願人株式会社安川電機
代理人弁理士法人第一テクニカル国際特許事務所
主分類G05B 19/418 20060101AFI20230531BHJP(制御;調整)
要約【課題】前処理を含む塗装ラインの工程に関するデータを一元的に管理することが可能な塗装診断システム及び塗装診断方法を提供する。
【解決手段】塗装ラインPLの前処理工程においてワークWに塗装の前処理を行った際に、前処理工程に関わるデータを取得する、前処理用制御装置3のデータ取得部31と、前処理工程に関わるデータをワークWのシリアルナンバーと関連付けてデータベース51に登録する、上位制御装置9のデータ管理部43と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
塗装ラインの前処理工程においてワークに塗装の前処理を行った際に、前記前処理工程に関わるデータを取得する第1データ取得部と、
前記前処理工程に関わるデータを前記ワークの識別情報と関連付けて登録するデータ管理部と、
を有する、塗装診断システム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記前処理工程の後の塗装工程において前記ワークに塗装を行った際に、前記塗装工程に関わるデータを取得する第2データ取得部をさらに有し、
前記データ管理部は、
前記塗装工程に関わるデータを前記前処理工程に関わるデータと共に前記識別情報と関連付けて登録する、
請求項1に記載の塗装診断システム。
【請求項3】
前記塗装工程の後の検査工程において前記ワークの塗装の状態を検査した際に、検査結果に関わるデータを取得する第3データ取得部をさらに有し、
前記データ管理部は、
前記検査結果に関わるデータを前記前処理工程に関わるデータ及び前記塗装工程に関わるデータと共に前記識別情報と関連付けて登録する、
請求項2に記載の塗装診断システム。
【請求項4】
前記検査工程において前記ワークの塗装に不良が発見された場合に、当該ワークの前記識別情報に関連付けられた前記前処理工程に関わるデータ及び前記塗装工程に関わるデータの少なくとも一方に基づいて、不良要因を解析する不良要因解析部をさらに有する、
請求項3に記載の塗装診断システム。
【請求項5】
前記不良要因解析部は、
前記塗装工程に関わるデータに基づいて前記塗装工程における不良要因を解析し、前記塗装工程が正常であると判断した場合に、前記前処理工程に関わるデータに基づいて前記前処理工程における不良要因を解析する、
請求項4に記載の塗装診断システム。
【請求項6】
前記不良要因解析部の解析結果に基づいて、前記前処理工程又は前記塗装工程に関わる機器の稼働条件の改善を提案する工程改善提案部をさらに有する、
請求項4又は5に記載の塗装診断システム。
【請求項7】
前記前処理工程に関わるデータ、又は、前記塗装工程に関わるデータに基づいて、前記前処理工程に関わる機器、又は、前記塗装工程に関わる機器の予防保全を提案する予防保全提案部をさらに有する、
請求項3乃至6のいずれか1項に記載の塗装診断システム。
【請求項8】
前記第1データ取得部は、
前記前処理工程に関わるデータを、前記ワークの部位ごとに取得する、
請求項1乃至7のいずれか1項に記載の塗装診断システム。
【請求項9】
前記前処理工程では、多関節型の自動機が前記ワークに対して前記前処理に関わる所定の作業を実行し、
前記第1データ取得部は、
前記前処理工程に関わるデータとして、前記自動機の先端位置、関節トルク、及び先端速度の少なくとも1つを取得する、
請求項1乃至8のいずれか1項に記載の塗装診断システム。
【請求項10】
前記前処理工程では、搬送装置により搬送される前記ワークに対して前処理が実行され、
前記第1データ取得部は、
前記前処理工程に関わるデータとして、前記搬送装置による前記ワークの搬送速度又は搬送位置を取得する、
請求項1乃至9のいずれか1項に記載の塗装診断システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
開示の実施形態は、塗装診断システム及び塗装診断方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、塗装前処理ラインの遠隔管理システムが記載されている。この遠隔管理システムは、塗装前処理ラインに設置された処理ライン端末と、処理ライン端末に通信回線を介して接続された遠隔管理サーバとを備える。処理ライン端末は、塗装前処理ラインの運転状況データを、遠隔管理サーバに送信する。遠隔管理サーバは、処理ライン端末から受信した運転状況データに基づいて塗装前処理ラインの運転状況を監視する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-307000号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
塗装ラインにおける最終的な塗装の品質は、塗装の良否だけでなく前処理の良否の影響を大きく受ける。このため、前処理を含む塗装ラインの工程に関するデータを一元的に管理することが可能な塗装診断システムが要望されていた。
【0005】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、前処理を含む塗装ラインの工程に関するデータを一元的に管理することが可能な塗装診断システム及び塗装診断方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明の一の観点によれば、塗装ラインの前処理工程においてワークに塗装の前処理を行った際に、前記前処理工程に関わるデータを取得する第1データ取得部と、前記前処理工程に関わるデータを前記ワークの識別情報と関連付けて登録するデータ管理部と、を有する、塗装診断システムが適用される。
【0007】
また、本発明の別の観点によれば、塗装ラインの前処理工程においてワークに塗装の前処理を行った際に、前記前処理工程に関わるデータを取得することと、前記前処理工程に関わるデータを前記ワークの識別情報と関連付けて登録することと、を有する、塗装診断方法が適用される。
【発明の効果】
【0008】
本発明の塗装診断システム等によれば、前処理を含む塗装ラインの工程に関するデータを一元的に管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係る塗装診断システムの全体構成の一例を表す図である。
各制御装置の機能構成の一例を表すブロック図である。
データベースのデータ内容の一例を表す図である。
上位制御装置により実行される処理手順の一例を表すフローチャートである。
前処理工程を防爆エリアの外部で行う変形例における、塗装診断システムの全体構成の一例を表す図である。
前処理工程を防爆エリアの外部で行う変形例における、データベースのデータ内容の一例を表す図である。
上位制御装置のハードウェア構成例を表すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施形態について図面を参照しつつ説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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