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公開番号2023079100
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192553
出願日2021-11-26
発明の名称光学系及び撮像装置
出願人京セラ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 7/02 20210101AFI20230531BHJP(光学)
要約【課題】ゴースト・フレアを低減する。
【解決手段】光学系10は第1の光学部分13と第2の光学部分14とを有する。第1の光学部分13は第1の境界に光軸oxの周囲に光軸oxに沿って延在する少なくとも1つの第1の溝g1を有する。第1の溝g1は入射光に対して反射光を減衰させる。第2の光学部分14は第2の境界に光軸oxの周囲に光軸oxに沿って延在する少なくとも1つの第2の溝g2を有する。第2の溝g2は入射光に対して反射光を減衰させる。第1の光学部分13側から光軸oxに沿って見ると、第1の光学部分13より第2の光学部分14側において第1の溝g1の少なくとも一部が覆われる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
光軸を通る光を含む光束を進行させうる領域と外部領域との第1の境界に、前記光軸の周囲に前記光軸に沿って延在し且つ前記光軸から外側に陥凹する形状であり且つ入射光に対して反射光を減衰させる少なくとも1つの第1の溝を有する第1の光学部分と、
前記光軸に沿って前記第1の光学部分と並んで位置し、前記光束を進行させうる領域と外部領域との第2の境界に、前記光軸の周囲に前記光軸に沿って延在し且つ前記光軸から外側に陥凹する形状であり且つ入射光に対して反射光を減衰させる少なくとも1つの第2の溝を有する第2の光学部分と、を備え、
前記第1の光学部分側から前記光軸に沿って見て、前記第1の光学部分より前記第2の光学部分側において、前記第1の溝の少なくとも一部が覆われる
光学系。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の光学系において、
前記第1の光学部分及び前記第2の光学部分では、前記光軸を通る光を含む光束を進行させうる領域が中空であり、
前記第1の光学部分は、前記第1の境界を内周面として有し、
前記第2の光学部分は、前記第2の境界を内周面として有する
光学系。
【請求項3】
請求項2に記載の光学系において、
前記光軸に沿って前記第1の光学部分側から見て、前記第1の光学部分より前記第2の光学部分側において、前記第1の溝の少なくとも一部は、前記第2の光学部分により覆われる
光学系。
【請求項4】
請求項3に記載の光学系において、
前記第1の溝に対して少なくとも1つの前記第2の溝は、前記光軸方向から見て位相がずれている
光学系。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1項に記載の光学系において、
前記第1の境界と、前記第2の境界とは、前記光軸から見た形状が異なる
光学系。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか1項に記載の光学系において、
前記第2の溝の深さは、前記第1の溝の深さよりも浅い
光学系。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか1項に記載の光学系において、
前記第1の光学部分は、複数の前記第1の溝を有し、
前記第2の光学部分は、複数の前記第2の溝を有する
光学系。
【請求項8】
請求項7に記載の光学系において、
前記第1の溝と、前記第2の溝との数が異なる
光学系。
【請求項9】
請求項8に記載の光学系において、
前記光軸に沿って前記第1の光学部分側から見て、前記光軸の周方向における、前記光軸を通り互いに交差する2直線の近傍の第1の溝は、該2直線からより離れた第1の溝よりも覆われる面積が大きい
光学系。
【請求項10】
請求項9に記載の光学系において、
前記光軸に沿って前記第1の光学部分側から見て、前記2直線における、より狭い角度範囲に位置する第1の溝は、より広い角度範囲に位置する第1の溝よりも覆われる面積が大きい
光学系。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光学系及び撮像装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
被写体像を形成する光学系においては、有効光束以外からの強い光が鏡筒内面、スペーサの内面に到達しうる。当該内面は黒色であって光を吸収するものの、反射光を完全に吸収することは難しく、当該反射光が結像面に到達する、ゴースト・フレアという現象が生じうる。
【0003】
ゴースト・フレア光の低減のために、光軸に垂直な断面において周期的な波形状である遮光構造をレンズ鏡筒の内周に設けることが提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009―025584号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1に記載の遮光構造は、光軸に平行な光線を減衰させることができないため、ゴースト・フレアが発生し得る。
【0006】
かかる点に鑑みてなされた本開示の目的は、ゴースト・フレアの発生を低減する光学系を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した諸課題を解決すべく、第1の観点による光学系は、
光軸を通る光を含む光束を進行させうる領域と外部領域との第1の境界に、前記光軸の周囲に前記光軸に沿って延在し且つ前記光軸から外側に陥凹する形状であり且つ入射光に対して反射光を減衰させる少なくとも1つの第1の溝を有する第1の光学部分と、
前記光軸に沿って前記第1の光学部分と並んで位置し、前記光束を進行させうる領域と外部領域との第2の境界に、前記光軸の周囲に前記光軸に沿って延在し且つ前記光軸から外側に陥凹する形状であり且つ入射光に対して反射光を減衰させる少なくとも1つの第2の溝を有する第2の光学部分と、を備え、
前記第1の光学部分側から前記光軸に沿って見て、前記第1の光学部分より前記第2の光学部分側において、前記第1の溝の少なくとも一部が覆われる。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、ゴースト・フレアが低減する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態に係る光学系を含むカメラの概略構成を示す構成図である。
本実施形態の変形形態に係る光学系を含むカメラの概略構成を示す構成図である。
図1の第1の光学部分及び第2の光学部分のみを抜出した外観斜視図である。
図1の第1の光学部分のみを光軸方向から見た正面図である。
図2の第1の光学部分のみを光軸方向から見た正面図である。
図1の第2の光学部分のみを光軸方向から見た正面図である。
図6の第2の光学部分の変形例である。
図4の第1の光学部分及び図7の第2の光学部分を重ねて光軸方向から見た正面図である。
図2の第2の光学部分のみを光軸方向から見た正面図である。
図4の第1の光学部分及び図6の第2の光学部分を重ねて光軸方向から見た正面図である。
第1の溝の数と第2の溝の数とが異なる第1の光学部分及び第2の光学部分を重ねて、撮像素子を配置した撮像装置を光軸方向から見た正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施形態について、図面を参照して説明する。以下の図面に示す構成要素において、同じ構成要素には同じ符号を付す。
(【0011】以降は省略されています)

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