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公開番号2023079093
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192543
出願日2021-11-26
発明の名称長尺部材、ルーバー、および長尺部材の製造方法
出願人倉敷紡績株式会社
代理人個人
主分類B32B 1/08 20060101AFI20230531BHJP(積層体)
要約【課題】木質材に近い風合いおよび触感を有しながら、ねじり部を有する長尺部材を提供する。
【解決手段】一体押出成形体20からなり、ねじり部11を有する長尺部材であって、前記一体押出成形体は、管状のアルミ製芯材と、該芯材の表面に形成された接着層と、該接着層の表面に形成され、熱可塑性樹脂および木粉を含有する被覆層とを有し、前記ねじり部は、前記一体押出成形体がその長手方向の軸線周りに回転した形状を有する長尺部材10。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
一体押出成形体からなり、ねじり部を有する長尺部材であって、
前記一体押出成形体は、管状のアルミ製芯材と、該芯材の表面に形成された接着層と、該接着層の表面に形成され、熱可塑性樹脂および木粉を含有する被覆層とを有し、
前記ねじり部は、前記一体押出成形体がその長手方向の軸線周りに回転した形状を有する、
長尺部材。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記ねじり部は、前記一体押出成形体が前記軸線周りに自然数回だけ回転した形状を有する、
請求項1に記載の長尺部材。
【請求項3】
前記ねじり部は、前記軸線周りの長さ1mあたりの回転数が1回転以上、2回転以下である、
請求項1または2に記載の長尺部材。
【請求項4】
請求項1~3のいずれかに記載された長尺部材を用いたルーバーであって、
前記ねじり部の前記軸線周りの回転数が異なる前記長尺部材を混在させ、または、前記長尺部材とねじり部を有しない前記一体押出成形体を混在させて構成された、
ルーバー。
【請求項5】
一体押出成形体からなり、ねじり部を有する長尺部材の製造方法であって、
前記一体押出成形体は、管状のアルミ製芯材と、該芯材の表面に形成された接着層と、該接着層の表面に形成され、熱可塑性樹脂および木粉を含有する被覆層とを有し、
前記一体押出成形体の長手方向の少なくとも2箇所を、当該長手方向に相対移動可能な第1保持機構および第2保持機構によって保持し、
前記第1保持機構と前記第2保持機構を前記一体押出成形体の長手方向の軸線周りに相対的に回転させて、該一体押出成形体にねじり部を形成する、
長尺部材の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建築用部材等として用いられる長尺部材であって、木質材様の外観を有する一体押出成形体のねじり加工品に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
熱可塑性樹脂を用いて木質材を模した押出成形体が、建築用部材や装飾部材等として用いられている。例えば、特許文献1には、アルミ製芯材の外表面にポリオレフィン樹脂および木粉を含有する被覆層を有し、上質な木質感が得られる一体押出成形体が記載されている。特許文献2には、上記一体押出成形体を用いたデザイン性に優れる曲げ加工品が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-066403号公報
国際公開WO2016/006707号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、特許文献2に記載された曲げ加工品にとどまらず、上質な木質感を備えながら、かつ木質材では実現が難しい形状を有する部材に対する要望が高まっている。本発明は、このような要望を受けてなされたものであり、木質材に近い風合いおよび触感を有しながら、ねじり部を有する長尺部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の長尺部材は、一体押出成形体からなり、ねじり部を有する長尺部材であって、前記一体押出成形体は、管状のアルミ製芯材と、該芯材の表面に形成された接着層と、該接着層の表面に形成され、熱可塑性樹脂および木粉を含有する被覆層とを有し、前記ねじり部は、前記一体押出成形体がその長手方向の軸線周りに回転した形状を有する。ここで、アルミにはアルミ合金を含む。
【0006】
本発明のルーバーは、上記長尺部材を用いたルーバーであって、前記ねじり部の前記軸線周りの回転数が異なる前記長尺部材を混在させ、または、前記長尺部材とねじり部を有しない前記一体押出成形体を混在させて構成される。
【0007】
本発明の長尺部材の製造方法は、一体押出成形体からなり、ねじり部を有する長尺部材の製造方法であって、前記一体押出成形体は、管状のアルミ製芯材と、該芯材の表面に形成された接着層と、該接着層の表面に形成され、熱可塑性樹脂および木粉を含有する被覆層とを有し、前記一体押出成形体の長手方向の少なくとも2箇所を、当該長手方向に相対移動可能な第1保持機構および第2保持機構によって保持し、前記第1保持機構と前記第2保持機構を前記一体押出成形体の長手方向の軸線周りに相対的に回転させて、該一体押出成形体にねじり部を形成する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、上質な木質感を備えながら、かつ木質材では製造することが難しいねじり部を有する長尺部材が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態の長尺部材の外観を示す図である。A:正面図、B:側面図。
一実施形態の長尺部材の断面構造を示す図である。A:図1AのSS端面図、B:図2AのXY部分拡大図。
芯材の仕切壁の配置を説明するための図である。A:断面において仕切壁同士の交点がない場合、B:同交点がある場合、C:同交点がない場合。
一実施形態のルーバーの外観を示す図である。
一体押出成形機の構造を示す図である。
ねじり加工方法を説明するための図である。
実施例の長尺部材の外観を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書中、一体押出成形とは、被覆層用材料を押し出すと同時に、その層を、送り込まれた芯材に被覆して一体化することを意味し、そのような方法で形成されたものを一体押出成形体という。また、単に「長尺部材」というときは、本発明の一実施形態である長尺部材を意味する。また、長尺部材や一体押出成形体について、単に「断面」というときは、長手方向に垂直な断面のことをいう。
(【0011】以降は省略されています)

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