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公開番号2023079062
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192481
出願日2021-11-26
発明の名称情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラム
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類H04N 1/60 20060101AFI20230531BHJP(電気通信技術)
要約【課題】プロセスカラー単色以外の色の濃度特性の変化に対して、自動で適切なプロファイルの変更の要否を判断することができる情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】画像形成装置のプリンタエンジンの状態を示す第1状態パラメータを取得する第1取得部と、第1取得部により取得された第1状態パラメータと、予め記憶部に登録された、複数のカラープロファイルそれぞれの作成時の画像形成装置のプリンタエンジンの状態を示す第2状態パラメータそれぞれとを比較し、各第2状態パラメータの中から第1状態パラメータに最も近い第2状態パラメータに対応するカラープロファイルを探索する探索部と、を備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
画像形成装置のプリンタエンジンの状態を示す第1状態パラメータを取得する第1取得部と、
前記第1取得部により取得された前記第1状態パラメータと、予め記憶部に登録された、複数のカラープロファイルそれぞれの作成時の前記画像形成装置のプリンタエンジンの状態を示す第2状態パラメータそれぞれとを比較し、前記各第2状態パラメータの中から前記第1状態パラメータに最も近い前記第2状態パラメータに対応するカラープロファイルを探索する探索部と、
を備えた情報処理装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
新たにカラープロファイルが作成されたときに該カラープロファイル、および該カラープロファイルに対応するメディア種の情報を取得する第2取得部と、
前記第2取得部によりカラープロファイルが取得された時点での前記画像形成装置のプリンタエンジンの状態を示す前記第2状態パラメータを取得する第3取得部と、
前記第2取得部により取得されたカラープロファイルおよび前記メディア種の情報と、前記第3取得部により取得された前記第2状態パラメータとを関連付けた対応情報を前記記憶部に登録する登録部と、
をさらに備えた請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記探索部は、前記第1状態パラメータと、該第1状態パラメータに対応するメディア種に対応する前記対応情報が示す前記第2状態パラメータそれぞれとを比較する請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記探索部は、
前記第1状態パラメータと、前記第2状態パラメータそれぞれとの比較の結果として、該第1状態パラメータと、該各第2状態パラメータとの差分を算出し、
算出した前記差分のうち最小の差分が所定の閾値以下の場合、該最小の差分に対応する前記第2状態パラメータに対応するカラープロファイルを、印刷画像の生成時のカラープロファイル変換に用いるために適用する請求項1~3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記探索部は、前記最小の差分が前記閾値より大きい場合、現状の前記画像形成装置のプリンタエンジンの状態でカラープロファイルを新規に作成して、該カラープロファイルを登録することを促す処理を実行する請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記第1状態パラメータおよび前記第2状態パラメータは、前記画像形成装置内の読み取り装置により印刷物に対して読み取られた濃度に基づく値である請求項1~5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記情報処理装置は、前記画像形成装置である請求項1~6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記画像形成装置と、
請求項1~6のいずれか一項に記載の情報処理装置と、
を含む情報処理システム。
【請求項9】
画像形成装置のプリンタエンジンの状態を示す第1状態パラメータを取得する取得ステップと、
取得した前記第1状態パラメータと、予め記憶部に登録された、複数のカラープロファイルそれぞれの作成時の前記画像形成装置のプリンタエンジンの状態を示す第2状態パラメータそれぞれとを比較し、前記各第2状態パラメータの中から前記第1状態パラメータに最も近い前記第2状態パラメータに対応するカラープロファイルを探索する探索ステップと、
を有する情報処理方法。
【請求項10】
コンピュータに、
画像形成装置のプリンタエンジンの状態を示す第1状態パラメータを取得する取得ステップと、
取得した前記第1状態パラメータと、予め記憶部に登録された、複数のカラープロファイルそれぞれの作成時の前記画像形成装置のプリンタエンジンの状態を示す第2状態パラメータそれぞれとを比較し、前記各第2状態パラメータの中から前記第1状態パラメータに最も近い前記第2状態パラメータに対応するカラープロファイルを探索する探索ステップと、
を実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、画像形成装置では色再現性を高めるため、原稿データのカラーデバイス値から印刷するメディアに対して適切なプロセスカラーの配分を算出するカラープロファイル変換という技術がある。このカラープロファイル変換によって、様々なメディアで高い色再現性を確保しているが、画像形成装置は、環境(気温、湿度等)の変化、連続印刷、および時間経過等の要因によるプリンタエンジンの状態の変動によって各プロセスカラーの濃度特性が変化するため、カラープロファイル変換だけでは高い色再現性は実現されない。これに対応するために、上記要因による濃度特性の変化を吸収するために、実際にメディアに印刷した各色の濃度等を測定し、適切な濃度等へと補正するキャリブレーション処理という技術が既に知られている。
【0003】
しかし、今までのキャリブレーション処理では、プロセスカラーそれぞれの単色の濃度特性は適切に補正されるが、プリンタの濃度特性が大きく変化した場合等においては、キャリブレーション処理による補正によってプリンタの混色の濃度特性が変化してしまうため、カラープロファイルによる色再現性が低下してしまう。この場合、現在のプリンタエンジンの状態で最適化されたプロファイルを使用することが推奨されるが、キャリブレーション処理後に混色の濃度特性が適正となっているかどうかは、実際に印刷してユーザが印刷物を直接確認しないと判断できないという問題があった。
【0004】
これは、キャリブレーション処理による補正により、補正前の濃度と狙いとする濃度とが離れているほど、メディア上に印刷する実際の色材の量が大きく変化するのが原因である。この変化は単色では影響がないが、2色以上を重ねた場合は、色の重ね方に変化が生じ、混色の濃度特性が変化してしまう。このため、メディアに印刷された単色を測定して単色を補正するキャリブレーション処理では、プリンタエンジンの状態の変動に伴う混色の濃度特性の変化には対応できない。
【0005】
このようなキャリブレーション処理に関する技術として、特殊色材のキャリブレーション処理を可能にするために、色相環を均等に6つに分割した各色に対して、さらに各6パッチ(計36パッチ)を印刷したチャートを出力し、ユーザが目標の色サンプルと目視で一番近い色のパッチを色相別に選ぶことによりカラープロファイルを調整する技術が開示されている(例えば特許文献1)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、実際にプロファイルを用いて印刷し、ユーザが印刷物を直接確認しないと、プロセスカラー単色以外の色の濃度特性の変化に対してプロファイルの変更の要否の判断ができないというも問題がある。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、プロセスカラー単色以外の色の濃度特性の変化に対して、自動で適切なプロファイルの変更の要否を判断することができる情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、画像形成装置のプリンタエンジンの状態を示す第1状態パラメータを取得する第1取得部と、前記第1取得部により取得された前記第1状態パラメータと、予め記憶部に登録された、複数のカラープロファイルそれぞれの作成時の前記画像形成装置のプリンタエンジンの状態を示す第2状態パラメータそれぞれとを比較し、前記各第2状態パラメータの中から前記第1状態パラメータに最も近い前記第2状態パラメータに対応するカラープロファイルを探索する探索部と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、プロセスカラー単色以外の色の濃度特性の変化に対して、自動で適切なプロファイルの変更の要否を判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施形態に係る情報処理システムの全体構成の一例を示す図である。
図2は、実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図3は、実施形態に係るDFEのハードウェア構成の一例を示す図である。
図4は、実施形態に係るDFEの機能ブロックの構成の一例を示す図である。
図5は、実施形態に係るDFEのカラープロファイル登録部の機能ブロックの構成の一例を示す図である。
図6は、濃度特性の一例を示す図である。
図7は、実施形態に係るDFEのカラープロファイル判定部の機能ブロックの構成の一例を示す図である。
図8は、実施形態に係るDFEのカラープロファイル登録処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図9は、実施形態に係るDFEのカラープロファイル判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図10は、変形例に係る情報処理システムの全体構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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