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公開番号2023079057
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192467
出願日2021-11-26
発明の名称サーバシステム、印刷制御方法とプログラム及び印刷システム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類G06F 3/12 20060101AFI20230531BHJP(計算;計数)
要約
【課題】複数のクラウド印刷サービスを跨いだクラウド印刷システムで、印刷ジョブの発行順に印刷を行う。
【解決手段】印刷ジョブを受け付ける上流の印刷サービスと、印刷指示を受信した順に印刷を実行する下流の印刷サービスとの間を仲介するサーバシステムが、上流の印刷サービスから、上流の印刷サービスが印刷ジョブを受け付けた受付時間又は受付順番に関する情報と複数の印刷ジョブとを受信し、複数の印刷ジョブに基づく複数の印刷指示に含まれる各印刷指示の下流の印刷サービスに対する送信順番を、受付時間又は受付順番に関する情報に基づいて制御し、複数の印刷指示に含まれる各印刷指示を、受付時間が早い順又は前記受付順番が早い順に、下流の印刷サービスに対して送信する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
印刷ジョブを受け付ける上流の印刷サービスと、印刷指示を受信した順に印刷を実行する下流の印刷サービスとの間を仲介するサーバシステムであって、
前記上流の印刷サービスから、前記上流の印刷サービスが印刷ジョブを受け付けた時間である受付時間又は前記上流の印刷サービスが印刷ジョブを受け付けた順番である受け付け順番に関する情報であり、複数の印刷ジョブのそれぞれに関する情報である所定の情報と前記複数の印刷ジョブとを受信する受信手段と、
前記複数の印刷ジョブに基づく複数の印刷指示に含まれる各印刷指示の前記下流の印刷サービスに対する送信順番を、前記所定の情報に基づいて制御する送信手段と、を有し、
前記送信手段は、前記複数の印刷指示に含まれる各印刷指示を、前記受付時間が早い順又は前記受け付け順番が早い順に、前記下流の印刷サービスに対して送信する
ことを特徴とするサーバシステム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1に記載のサーバシステムであって、
前記送信手段は、前記複数の印刷ジョブのうち、前記下流の印刷サービスにおいて用いられる印刷装置が同一の印刷ジョブのうちから、前記受付時間が早い順又は前記受け付け順番が早い順に前記下流の印刷サービスに対して印刷ジョブを送信する
ことを特徴とするサーバシステム。
【請求項3】
請求項1または2に記載のサーバシステムであって、
前記送信手段は、前記複数の印刷ジョブのうちから、印刷ジョブを投入したユーザーが同一のグループに属する印刷ジョブについて、前記受付時間が早い順又は前記受け付け順番が早い順に前記下流の印刷サービスに対して印刷ジョブを送信する
ことを特徴とするサーバシステム。
【請求項4】
請求項1または2に記載のサーバシステムであって、
前記送信手段は、前記複数の印刷ジョブのうちから、印刷ジョブを投入したユーザーが同一の印刷ジョブについて、前記受付時間が早い順又は前記受け付け順番が早い順に前記下流の印刷サービスに対して印刷ジョブを送信する
ことを特徴とするサーバシステム。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか一項に記載のサーバシステムであって、
前記送信手段は、前記複数の印刷ジョブのうちから、前記受付時間が早い順又は前記受け付け順番が早い順に、印刷データの取得が基準時間内で完了すると判定した場合には印刷ジョブを前記下流の印刷サービスに対して送信する
ことを特徴とするサーバシステム。
【請求項6】
請求項5に記載のサーバシステムであって、
前記基準時間は、前記印刷ジョブを送信してから前記印刷ジョブの印刷データが送信されるまでの遅延時間である
ことを特徴とするサーバシステム。
【請求項7】
請求項5に記載のサーバシステムであって、
前記複数の印刷ジョブごとに、前記印刷データの取得を開始してから完了するまでの所要時間を推定する推定手段を更に有し、
前記送信手段は、前記印刷データの取得を開始してからの経過時間が、前記所要時間から前記基準時間を差し引いた値を超えた場合に、前記印刷データの取得が基準時間内で完了すると判定する
ことを特徴とするサーバシステム。
【請求項8】
請求項5に記載のサーバシステムであって、
前記送信手段は、前記印刷データの取得が完了することの通知を受けた場合に、前記印刷データの取得が基準時間内で完了すると判定する
ことを特徴とするサーバシステム。
【請求項9】
請求項1乃至8のいずれか一項に記載のサーバシステムであって、
前記取得手段と前記送信手段とは並列に実行される
ことを特徴とするサーバシステム。
【請求項10】
請求項1乃至9のいずれか一項に記載のサーバシステムとしてコンピュータを機能させるためのプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、クラウド印刷サービスに関し、特にサーバシステム、印刷制御方法とプログラム及び印刷システムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
パーソナルコンピュータ(以下、PCと称す)等の情報処理装置からクラウドを利用した印刷サービスが知られている。そのサービスでは、情報処理装置がクラウド印刷サービスに対して印刷要求を発行し、クラウド印刷サービスで関連付けられた印刷装置に対して印刷要求を送信する。こうすることで、クラウドを経由して印刷を実行することができる。複数のユーザーで一つの印刷装置を共有利用する場合、クラウド印刷サービスに登録された印刷装置の利用者として、複数のユーザーを登録する必要がある。このような利用形態において、印刷装置にあらかじめクラウド印刷サービスを利用するための管理者用IDを保持しておくことで、クラウド印刷サービス上の印刷装置の利用者を簡易に追加する構成が知られる(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6672596号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の印刷システムは、既にクラウド印刷サービスに登録されている印刷装置に、利用者を簡易に追加可能な手法について言及している。クラウド印刷サービスでは、クラウド印刷サービス上に存在する仮想印刷装置を経由して印刷を行うことになる。クラウド印刷サービスを経由するとユーザーが印刷を指示した順序とは異なる順序で印刷物が出力されるケースがあった。
【0005】
本発明は上記従来例に鑑みて成されたもので、クラウド印刷サービスを利用して印刷を行っても印刷指示の順序と一致した印刷の順序を保証することが可能となる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述のような課題を解決するため、本発明の印刷システムの一態様によれば、印刷ジョブを受け付ける上流の印刷サービスと、印刷指示を受信した順に印刷を実行する下流の印刷サービスとの間を仲介するサーバシステムであって、
前記上流の印刷サービスから、前記上流の印刷サービスが印刷ジョブを受け付けた時間である受付時間又は前記上流の印刷サービスが印刷ジョブを受け付けた順番である受け付け順番に関する情報であり、複数の印刷ジョブのそれぞれに関する情報である所定の情報と前記複数の印刷ジョブとを受信する受信手段と、
前記複数の印刷ジョブに基づく複数の印刷指示に含まれる各印刷指示の前記下流の印刷サービスに対する送信順番を、前記所定の情報に基づいて制御する送信手段と、を有し、
前記送信手段は、前記複数の印刷指示に含まれる各印刷指示を、前記受付時間が早い順又は前記受け付け順番が早い順に、前記下流の印刷サービスに対して送信する
ことを特徴とするサーバシステムが提供される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、クラウド印刷サービスをを利用して印刷を行っても印刷指示の順序と一致した印刷の順序を保証することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
クラウド印刷システムの構成図
情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図
印刷装置のハードウェア構成を示すブロック図
クラウド印刷仲介サービスのソフトウェア構成図
クラウド印刷仲介サービスで使用するデータベーステーブルの図
実施形態1における印刷処理を示すシーケンス図
実施形態1における印刷処理を示すシーケンス図
実施形態1における印刷順を決定する処理を示すシーケンス図
実施形態1~3における一連の印刷処理の時系列を表現した模式図
実施形態2における印刷処理を示すシーケンス図
実施形態2における印刷処理を示すシーケンス図
実施形態2における印刷ジョブ間で印刷順を決定する処理を示すシーケンス図
実施形態3における印刷処理を示すシーケンス図
実施形態3における印刷処理を示すシーケンス図
実施形態3における印刷ジョブ間で印刷順を決定する処理を示すシーケンス図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
<実施形態1>
●クラウド印刷システムの構成
図1は、本実施形態におけるクラウド印刷システムの構成を例示する模式図である。拠点X106では情報処理装置100と印刷装置111が、AP(アクセスポイント)101、LAN(Local Area Network)102を介してインターネット105に接続されている。LAN102は拠点X106のローカルネットワークであり、社内ネットワークとも呼ばれる。情報処理装置100と印刷装置111は直接通信しておらず、後述する複数のクラウド印刷サービスを介して通信する。拠点Y107でも同様に印刷装置112がLAN104を介して、印刷装置113がAP103、LAN104を介してインターネット105に接続されている。印刷装置111,112、113は異なる機種であってもよい。ここでは、印刷装置を総称して印刷装置110と呼ぶ。また、印刷装置110が対応していないクラウド印刷サービス120、クラウド印刷仲介サービス130、印刷装置110が対応しているクラウド印刷サービス140も同様にインターネット105に接続されている。
(【0011】以降は省略されています)

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