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公開番号2023079055
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192465
出願日2021-11-26
発明の名称光電変換装置、光電変換システム、移動体、および、光電変換装置の設計方法
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04N 25/70 20230101AFI20230531BHJP(電気通信技術)
要約【課題】光電変換装置の遮光性の向上に有利な技術を提供する。
【解決手段】光電変換素子を備える第1基板と第1基板に積層された第2基板とを備え、第2基板は回路ブロックと機能セルとが配された主面を備え、第1基板と主面との間には第1層と、第1層と第1基板との間に配された第2層と、を含む複数の配線層が配され、第1層は第1方向に延び第1方向と交差する第2方向に所定の周期で配された複数の第1電源ラインを含み、第2層は所定の周期で配された複数の第2電源ラインを含み、主面に対する正射影において、回路ブロックは第1方向の長さおよび第2方向の長さのうち少なくとも一方が複数の第2電源ラインのそれぞれの幅よりも大きく、主面に対する正射影において、機能セルは、複数の第1電源ラインのうち2つの電源ラインの間に配され、かつ、複数の第2電源ラインのうち何れか1つの電源ラインの領域内に収まるように配されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の光電変換素子を備える光電変換部が配された第1基板と、前記第1基板に積層された第2基板と、を備える光電変換装置であって、
前記第2基板は、回路ブロックと、前記回路ブロックに電気的に接続された機能セルと、が配された主面を備え、
前記第1基板と前記主面との間には、第1層と、前記第1層と前記第1基板との間に配された第2層と、を含む複数の配線層が配され、
前記第1層は、第1方向に延び、前記第1方向と交差する第2方向に所定の周期で配された複数の第1電源ラインを含み、
前記第2層は、所定の周期で配された複数の第2電源ラインを含み、
前記主面に対する正射影において、前記回路ブロックは、前記第1方向の長さおよび前記第2方向の長さのうち少なくとも一方が前記複数の第2電源ラインのそれぞれの幅よりも大きく、
前記主面に対する正射影において、前記機能セルは、前記複数の第1電源ラインのうち2つの電源ラインの間に配され、かつ、前記複数の第2電源ラインのうち何れか1つの電源ラインの領域内に収まるように配されていることを特徴とする光電変換装置。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記主面に対する正射影において、前記機能セルが、前記光電変換部と重なるように配されていることを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項3】
前記機能セルが、前記2つの電源ラインから電力を供給されていることを特徴とする請求項1または2に記載の光電変換装置。
【請求項4】
前記複数の第1電源ラインのそれぞれが、前記複数の第2電源ラインのうち対応する第2電源ラインに接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の光電変換装置。
【請求項5】
前記主面に対する正射影において、前記複数の第1電源ラインが、前記回路ブロックに重ならない位置に配されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の光電変換装置。
【請求項6】
前記主面に対する正射影において、前記複数の第2電源ラインが、前記回路ブロックに重ならない位置に配されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の光電変換装置。
【請求項7】
前記複数の第2電源ラインが、前記第1方向に延びる第3電源ラインを含み、
前記第3電源ラインの幅が、前記複数の第1電源ラインが配される周期の整数倍の長さであることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の光電変換装置。
【請求項8】
前記主面に対する正射影において、前記第3電源ラインのうち前記第2方向の端部が、前記複数の第1電源ラインの何れかと重なるように配されることを特徴とする請求項7に記載の光電変換装置。
【請求項9】
前記複数の配線層のうち何れの配線層が、前記第1層と前記主面との間に配されないことを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の光電変換装置。
【請求項10】
前記機能セルが、インバータ回路、バッファ回路、組合せ論理回路、および、順序回路のうち何れかとして機能することを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の光電変換装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光電変換装置、光電変換システム、移動体、および、光電変換装置の設計方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
光電変換装置において、光電変換素子が配される基板と、信号処理回路が配される基板と、を積層し、より多くの信号処理を可能にするような積層構造が提案されている。信号処理回路に配されるロジック回路が有するトランジスタのホットキャリアに起因する発光が、光電変換素子によって検出され、画像にノイズとして現れる場合がある。特許文献1には、ロジック回路のトランジスタの発光が画像にノイズとして現れないように、ロジック回路の配線層の配線が形成されていない領域に、信号を送受信する配線とは独立したダミーパターンとして遮光膜を配設することが示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-058661号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、配線層にダミーパターンを追加することによってロジック回路のトランジスタの発光を遮ることが示されているが、遮光膜として既存の配線パターンを有効に使用できる可能性がある。
【0005】
本発明は、光電変換装置の遮光性の向上に有利な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題に鑑みて、本発明の実施形態に係る光電変換装置は、複数の光電変換素子を備える光電変換部が配された第1基板と、前記第1基板に積層された第2基板と、を備える光電変換装置であって、前記第2基板は、回路ブロックと、前記回路ブロックに電気的に接続された機能セルと、が配された主面を備え、前記第1基板と前記主面との間には、第1層と、前記第1層と前記第1基板との間に配された第2層と、を含む複数の配線層が配され、前記第1層は、第1方向に延び、前記第1方向と交差する第2方向に所定の周期で配された複数の第1電源ラインを含み、前記第2層は、所定の周期で配された複数の第2電源ラインを含み、前記主面に対する正射影において、前記回路ブロックは、前記第1方向の長さおよび前記第2方向の長さのうち少なくとも一方が前記複数の第2電源ラインのそれぞれの幅よりも大きく、前記主面に対する正射影において、前記機能セルは、前記複数の第1電源ラインのうち2つの電源ラインの間に配され、かつ、前記複数の第2電源ラインのうち何れか1つの電源ラインの領域内に収まるように配されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば光電変換装置の遮光性の向上に有利な技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態の光電変換装置が備える回路の構成例を示す断面図。
図1の回路の構成例を示す平面図。
比較例の回路の構成例を示す断面図。
比較例の回路の構成例を示す平面図。
図1の回路のチップ全体の構成例を示す平面図。
比較例の回路のチップ全体の構成例を示す平面図。
図1の回路の構成例を示す平面図。
図1の光電変換装置が組み込まれた光電変換システムの構成例を示す図。
図1の光電変換装置が組み込まれた移動体の構成例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
図1~図9を参照して、本開示の実施形態による光電変換装置について説明する。図1は、本実施形態における光電変換装置300の局所的な構成例を示す断面図である。光電変換装置300は、複数の光電変換素子221を備える光電変換部が配された基板220と、複数の光電変換素子221を動作させるための基板110と、が積層され、互いに電気的に接続されている。
(【0011】以降は省略されています)

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