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公開番号2023079044
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192447
出願日2021-11-26
発明の名称液体吐出装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類B41J 2/175 20060101AFI20230531BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】 ユーザにとって利便性を損なわぬように、適切にバルブの開放動作を行う。
【解決手段】 液体を注入するための注入部を有し、液体を吐出する液体吐出ヘッドに供給する液体を収容する容器と、容器から前記液体吐出ヘッドへインクを供給する通路と、通路の閉塞および開放を行うバルブと、注入部を覆う閉位置と前記注入部へのアクセスを許容する開位置とに移動可能な第1のカバー部と、第1のカバー部を覆う閉位置と、第1のカバー部を開閉可能に露出させる開位置と、に移動可能であり、突出部を備える第2のカバー部と、突出部と当接可能な移動部材と、を備え、第2のカバー部の閉位置への移動に伴い突出部と当接した移動部材が移動し、さらに、移動によって移動部材に当接しバルブと連動する動作部を動作させることにより、バルブにより閉塞された通路が開放される。
【選択図】 図13
特許請求の範囲【請求項1】
液体を注入するための注入部を有し、液体を吐出する液体吐出ヘッドに供給する液体を収容する容器と、
前記容器から前記液体吐出ヘッドへインクを供給する通路と、
前記通路の閉塞および開放を行うバルブと、
前記注入部を覆う閉位置と前記注入部へのアクセスを許容する開位置とに移動可能な第1のカバー部と、
前記第1のカバー部を覆う閉位置と、前記第1のカバー部を開閉可能に露出させる開位置と、に移動可能であり、突出部を備える第2のカバー部と、
前記突出部と当接可能な移動部材と、を備え、
前記第2のカバー部の前記閉位置への移動に伴い前記突出部と当接した前記移動部材が移動し、さらに、前記移動によって前記移動部材に当接し前記バルブと連動する動作部を動作させることにより、前記バルブにより閉塞された前記通路が開放されることを特徴とする液体吐出装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
液体を注入するための注入部を有し、液体を吐出する液体吐出ヘッドに供給する液体を収容する容器と、
前記容器から前記液体吐出ヘッドへインクを供給する通路と、
操作部を備え、前記通路の閉塞および開放を行うバルブと、
前記注入部を覆う閉位置と前記注入部へのアクセスを許容する開位置とに移動可能な第1のカバー部と、
前記第1のカバー部を覆う閉位置と、前記第1のカバー部を開閉可能に露出させる開位置と、に移動可能な第2のカバー部と、を備え、
前記第1のカバー部が前記閉位置にない場合、前記第1のカバー部が前記第2のカバー部の前記開位置から前記閉位置への移動を阻害することを特徴とする液体吐出装置。
【請求項3】
前記第1のカバー部は第1の軸を中心に回動して前記開位置と前記閉位置とに移動可能であり、
前記第2のカバー部は第2の軸を中心に回動して前記開位置と前記閉位置とに移動可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の液体吐出装置。
【請求項4】
前記第1の軸の方向と前記第2の軸の方向とは直交する方向であることを特徴とする請求項3に記載の液体吐出装置。
【請求項5】
前記第1の軸の方向と前記第2の軸の方向とは平行であることを特徴とする請求項3に記載の液体吐出装置。
【請求項6】
前記容器として、第1の容器と第2の容器とを備え、前記第1の容器と前記第2の容器とは前記第1の軸の方向と直交する方向に並んで配置されることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
【請求項7】
前記突出部はユーザが前記第2のカバー部を把持する位置よりも、前記第2の軸に近い位置に設けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
【請求項8】
前記バルブは、前記通路の径方向に変位自在に設けられた変位部材と、前記変位部材と当接するカム面を有するカム部材と、を含み、前記第1のカバー部の開位置への移動に連動して前記カム部材が第1の方向に回転し、
前記第2のカバー部が閉位置へと移動する際の前記移動部材の移動によって動作する動作部に連動して前記カム部材が第1の方向に回転し、
前記カム面は、前記カム部材の前記第1の方向への回転により、前記変位部材を前記径方向で前記チューブを閉塞するように押圧することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
【請求項9】
前記第1のカバー部が前記開位置にある場合、前記第2のカバー部の前記閉位置への移動が前記第1のカバー部によって阻害されることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
【請求項10】
前記第1のカバー部は第1の係合部を有し、前記第1の係合部が第2の係合部と係合することにより前記第1のカバー部が前記閉位置に維持されることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
液体を吐出する液体吐出装置として液体を貯留するタンクから液体を吐出するヘッドへと液体を供給するチューブを有するものがあり、さらにチューブを閉塞するバルブを備えるものが知られている。たとえば特許文献1には、インクタンク側方に配置されたチョークバルブにおける回転レバーを回転させることでチューブを押し潰し、インクの流通を阻止する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-79910号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら特許文献1の構成では、ユーザが手動でバルブの開閉操作を行うことでチューブを閉塞する。そのためユーザが操作を誤りと、使用時にチューブが開放されておらず、ヘッドへの吐出へと移行できなければ、ユーザにとっては利便性を欠くものとなる。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、ユーザにとって利便性を損なわぬように、適切にバルブの開放動作を行うことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係る液体吐出装置は、液体を注入するための注入部を有し、液体を吐出する液体吐出ヘッドに供給する液体を収容する容器と、前記容器から前記液体吐出ヘッドへインクを供給する通路と、前記通路の閉塞および開放を行うバルブと、前記注入部を覆う閉位置と前記注入部へのアクセスを許容する開位置とに移動可能な第1のカバー部と、前記第1のカバー部を覆う閉位置と、前記第1のカバー部を開閉可能に露出させる開位置と、に移動可能であり、突出部を備える第2のカバー部と、前記突出部と当接可能な移動部材と、を備え、前記第2のカバー部の前記閉位置への移動に伴い前記突出部と当接した前記移動部材が移動し、さらに、前記移動によって前記移動部材に当接し前記バルブと連動する動作部を動作させることにより、前記バルブにより閉塞された前記通路が開放されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ユーザにとって利便性を損なわぬように、適切にバルブの開放動作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係る液体吐出装置の外観斜視図。
第1実施形態に係る液体吐出装置の内部機構を示す斜視図。
(A)第1実施形態に係る容器及びその周辺の構成の斜視図。(B)第1実施形態に係る容器及びその周辺の構成の模式図。
第1実施形態に係る液体吐出装置の制御ユニットのブロック図。
第1実施形態に係る液体吐出装置のインクの補充準備手順を示す斜視図。
(A)第1実施形態に係る液体吐出装置のインクの補充準備手順を示す斜視図。(B)第1実施形態における注入部の開放態様を示す断面図。
(A)第1実施形態におけるキャップ部材及びカバー部を閉位置へ移動する途中の状態を示す断面図。(B)図7(A)のP1部拡大図である。
(A)第1実施形態におけるキャップ部材及びカバー部を閉位置へ移動した状態を示す断面図。(B)図8(A)のP2部拡大図。
第1実施形態におけるカバー部とバルブの斜視図である。
第1実施形態におけるバルブの動作説明断面図。
第1実施形態におけるバルブとカムレバー部の動作説明断面図。
第1実施形態におけるカムレバー部の構成の斜視図。
第1実施形態におけるバルブとカムレバー部を+X方向から見た動作説明斜視図。
第1実施形態におけるバルブとカムレバー部を-X方向から見た動作説明斜視図。
第1実施形態におけるタンクアクセスカバーを閉位置へと移動する際の動作説明斜視図。
第1実施形態においてタンクカバー部の係合部が係合していない状態を示す側面図。
第1実施形態においてタンクカバー部が閉位置にない状態でタンクアクセスカバーを閉位置に移動する場合におけるタンクアクセスカバーとタンクカバー部との関係を示す斜視図。
第1実施形態に係るMPUが実行する処理例を示すフローチャート。
(A)第1実施形態におけるキャップ部の側面図。(B)第1実施形態におけるキャップ部の斜視図と部分拡大図。
(A)第1実施形態におけるインクの漏出個所の例を示す断面図。(B)(C)第1実施形態におけるキャップ部の溝の他の構成例を示す斜視図。
第2実施形態におけるタンクアクセスカバーとタンクカバーの構成を示した図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第1実施形態)
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
<液体吐出装置の概要>
図1は本発明の一実施形態に係る液体吐出装置1を前側から見た外観図である。本実施形態の液体吐出装置1は、液体としてインクを吐出して記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置であるが、本発明はインクジェット記録装置以外の各種の液体吐出装置にも適用可能である。図中、矢印X及びYは互いに直交する水平方向を示し、矢印Zは上下方向(重力方向)を示している。X方向は液体吐出装置1の幅方向(左右方向)である。Y方向は液体吐出装置1の奥行方向である。
(【0011】以降は省略されています)

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