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公開番号2023079034
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192432
出願日2021-11-26
発明の名称工具システム及びマーカホルダ
出願人パナソニックホールディングス株式会社,株式会社きんでん
代理人弁理士法人北斗特許事務所
主分類B25B 23/15 20060101AFI20230531BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】被締付部材へのマーキングを容易にする。
【解決手段】工具システム1は、出力軸26と、マーカホルダ4と、を備えている。出力軸26は、先端工具3を回転させる。先端工具3は、被締付部材を覆った状態で被締付部材を締め付ける。マーカホルダ4は、工具離間機構5と、マーカ保持機構7と、を有している。工具離間機構5は、出力軸26の軸方向に沿って先端工具3を被締付部材から一定以上離間させることが可能に構成されている。マーカ保持機構7は、軸方向に対して傾斜する方向に沿ってマーカ9が第1位置と第2位置との間で移動可能なようにマーカ9を保持している。第1位置はマーカ9の先端部が締付完了後の被締付部材に接触しない位置である。第2位置はマーカ9の先端部が締付完了後の被締付部材に接触する位置である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
被締付部材を覆った状態で被締付部材を締め付ける先端工具を、動力源からの動力によって回転させる出力軸と、
マーカを保持するマーカホルダと、
を備え、
前記マーカホルダは、
前記出力軸の軸方向に沿って前記先端工具を前記被締付部材から一定以上離間させることが可能に構成されている工具離間機構と、
前記軸方向に対して傾斜する方向に沿って前記マーカが第1位置と第2位置との間で移動可能なように前記マーカを保持しているマーカ保持機構と、
を有し、
前記第1位置は前記マーカの先端部が締付完了後の前記被締付部材に接触しない位置であり、前記第2位置は前記マーカの先端部が締付完了後の前記被締付部材に接触する位置である、
工具システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記マーカホルダは、前記被締付部材を覆うように構成されており、
前記工具離間機構は、前記マーカホルダが前記被締付部材を覆っているときに、前記軸方向に沿って前記先端工具を前記被締付部材から一定以上離間させることが可能に構成されており、
前記マーカ保持機構は、前記マーカホルダが前記被締付部材を覆っている状態で前記マーカが前記第1位置から前記第2位置に移動可能なように前記マーカを保持している、
請求項1に記載の工具システム。
【請求項3】
前記マーカ保持機構は、前記マーカが前記第2位置から前記第1位置へ向かう向きの力を、前記マーカに加えた状態で前記マーカを保持している、
請求項1又は2に記載の工具システム。
【請求項4】
前記マーカ保持機構は、
前記マーカが前記第1位置から前記第2位置へ向かう向きの力を、前記マーカに加える付勢部と、
ロック状態において前記力に逆らって前記マーカを保持し、非ロック状態において前記マーカを開放するロック部と、
を有する、
請求項1又は2に記載の工具システム。
【請求項5】
前記マーカホルダは、前記被締付部材が締め付けられる作業対象の一部を把持する把持部を更に有している、
請求項1から4のいずれか1項に記載の工具システム。
【請求項6】
前記被締付部材は、ねじ軸と嵌合するナットである、
請求項1から5のいずれか1項に記載の工具システム。
【請求項7】
前記マーカホルダは、前記先端工具が前記ねじ軸の軸方向に沿って移動可能な状態で前記先端工具の少なくとも一部を収容する収容部を更に有し、
前記収容部は、前記ねじ軸の前記軸方向に沿って中空であり、前記先端工具による前記ナットの締付時には前記ナットを覆い、
前記第2位置は、前記マーカホルダが前記ナットから前記ねじ軸の前記軸方向に沿って離れる際に、前記ナットから前記ねじ軸にかけて線状に前記マーカの前記先端部が前記ナット及び前記ねじ軸と接触する位置である、
請求項6に記載の工具システム。
【請求項8】
被締付部材を覆った状態で被締付部材を締め付ける先端工具を動力源からの動力によって回転させる出力軸を備える工具に設けられ、マーカを保持するマーカホルダであって、
前記出力軸の軸方向に沿って前記先端工具を前記被締付部材から一定以上離間させることが可能に構成されている工具離間機構と、
前記軸方向に対して傾斜する方向に沿って前記マーカが第1位置と第2位置との間で移動可能なように前記マーカを保持しているマーカ保持機構と、
を有し、
前記第1位置は前記マーカの先端部が締付完了後の前記被締付部材に接触しない位置であり、前記第2位置は前記マーカの先端部が締付完了後の前記被締付部材に接触する位置である、
マーカホルダ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に工具システム及びマーカホルダに関し、より詳細には、出力軸を備える工具システム及び工具に設けられるマーカホルダに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、被締付部材に締付済みのマークを施すためのマーカと、マーカを設定トルクの解放時に被締付部材に押し付ける駆動装置と、を備えたトルクレンチが記載されている。
【0003】
特許文献1に記載されたトルクレンチでは、被締付部材の締付トルクが設定トルクに至ると、駆動装置に駆動信号が送られることにより駆動装置が駆動し、マーカが押し下げられて被締付部材に目印が施される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-217460号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載されたトルクレンチは、被締付部材(六角穴付きボルト)を覆うことなく締め付ける先端工具(六角ねじ)を用いることを前提としている。特許文献1に記載されたトルクレンチでは、例えば被締付部材を覆って締め付けるソケットビット等の先端工具を用いた場合には、被締付部材が先端工具に覆われているため、被締付部材にマーキングをすることが困難であるという問題があった。
【0006】
本開示は上記事由に鑑みてなされており、被締付部材を覆う先端工具を用いた場合であっても被締付部材へのマーキングを容易にすることができる工具システム及びマーカホルダを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係る工具システムは、出力軸と、マーカホルダと、を備えている。前記出力軸は、先端工具を、動力源からの動力によって回転させる。前記先端工具は、被締付部材を覆った状態で前記被締付部材を締め付ける。前記マーカホルダは、マーカを保持する。前記マーカホルダは、工具離間機構と、マーカ保持機構と、を有している。前記工具離間機構は、前記出力軸の軸方向に沿って前記先端工具を前記被締付部材から一定以上離間させることが可能に構成されている。前記マーカ保持機構は、前記軸方向に対して傾斜する方向に沿って前記マーカが第1位置と第2位置との間で移動可能なように前記マーカを保持している。前記第1位置は前記マーカの先端部が締付完了後の前記被締付部材に接触しない位置である。前記第2位置は前記マーカの前記先端部が締付完了後の前記被締付部材に接触する位置である。
【0008】
本開示の一態様に係るマーカホルダは、工具に設けられる。前記工具は、出力軸を備える。前記出力軸は、先端工具を動力源からの動力によって回転させる。前記先端工具は、被締付部材を覆った状態で前記被締付部材を締め付ける。前記マーカホルダは、マーカを保持する。前記マーカホルダは、工具離間機構と、マーカ保持機構と、を有している。前記工具離間機構は、前記出力軸の軸方向に沿って前記先端工具を前記被締付部材から一定以上離間させることが可能に構成されている。前記マーカ保持機構は、前記軸方向に対して傾斜する方向に沿って前記マーカが第1位置と第2位置との間で移動可能なように前記マーカを保持している。前記第1位置は前記マーカの先端部が締付完了後の前記被締付部材に接触しない位置である。前記第2位置は前記マーカの前記先端部が締付完了後の前記被締付部材に接触する位置である。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、被締付部材を覆う先端工具を用いた場合であっても被締付部材へのマーキングが容易になるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施形態1に係る工具システムの構成を示す概略図である。
図2は、同上の工具システムの要部を示す斜視図である。
図3は、同上のマーカホルダを示す斜視図である。
図4は、同上の工具システムの一態様を示す断面図である。
図5は、同上の工具システムの別の態様を示す断面図である。
図6は、同上の工具システムの更に別の態様を示す断面図である。
図7は、同上の工具システムの更に別の態様を示す断面図である。
図8は、同上の工具システムによるマーキング跡を示す概略図である。
図9は、実施形態2に係るマーカホルダの一態様を示す断面図である。
図10は、同上のマーカホルダの別の態様を示す断面図である。
図11は、同上のマーカホルダの要部を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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