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公開番号2023079031
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192424
出願日2021-11-26
発明の名称杭打設装置及び杭打設方法
出願人鹿島建設株式会社,森元工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E02D 7/20 20060101AFI20230531BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】低空頭の環境下において、掘削孔の形成及び杭打ちを効率よく行うことができる杭打設装置及び杭打設方法を提供する。
【解決手段】一実施形態に係る杭打設装置は、管状のケーシングCを回転させながら地面に圧入する回転圧入機10と、ケーシングCの内部に挿入されるスクリューオーガSを保持し、ケーシングCの内部に位置するスクリューオーガSを回転させて地盤Bを掘削するスクリューオーガ掘削機20と、を備える。回転圧入機10は、複数のケーシングCが地盤Bの深さ方向に沿って並ぶように複数のケーシングCを圧入する。複数のスクリューオーガSは、互いに接続可能とされている。スクリューオーガ掘削機20は、圧入されたケーシングCの上方で予め配置されたスクリューオーガSの上に別のスクリューオーガSを接続させる。
【選択図】図7


特許請求の範囲【請求項1】
管状のケーシングを回転させながら地面に圧入する回転圧入機と、
前記ケーシングの内部に挿入されるスクリューオーガを保持し、前記ケーシングの内部に位置する前記スクリューオーガを回転させて地盤を掘削するスクリューオーガ掘削機と、
を備え、
前記回転圧入機は、複数の前記ケーシングが前記地盤の深さ方向に沿って並ぶように複数の前記ケーシングを圧入し、
複数の前記スクリューオーガは、互いに接続可能とされており、
前記スクリューオーガ掘削機は、圧入された前記ケーシングの上方で予め配置された前記スクリューオーガの上に別の前記スクリューオーガを接続させる、
杭打設装置。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記スクリューオーガの上端に接続され、前記スクリューオーガを介して掘削された泥土を吸引する吸引管を備える、
請求項1に記載の杭打設装置。
【請求項3】
前記スクリューオーガは、羽根部を有し、
前記回転圧入機は、前記羽根部の上方に挿入され、前記スクリューオーガの回転に伴って前記スクリューオーガを上昇する泥土を落とす泥落とし部材を有する、
請求項1又は2に記載の杭打設装置。
【請求項4】
前記スクリューオーガ掘削機は、前記スクリューオーガを把持する開閉可能な把持部と、前記スクリューオーガを回転させるモータとを含むオーガ把持回転部材を有し、
前記オーガ把持回転部材は、
前記把持部を閉じることによって一の前記スクリューオーガを把持して一の前記スクリューオーガを下方に位置する他の前記スクリューオーガに接続し、
前記把持部を開いて一の前記スクリューオーガに前記モータを接続することにより、一の前記スクリューオーガと他の前記スクリューオーガとを回転させる、
請求項1~3のいずれか一項に記載の杭打設装置。
【請求項5】
管状のケーシングの内部に挿入されるスクリューオーガをスクリューオーガ掘削機が回転させて杭を打設するための掘削孔を形成する杭打設方法であって、
前記スクリューオーガ掘削機は、前記スクリューオーガを把持する開閉可能な把持部と、前記スクリューオーガを回転させるモータとを含むオーガ把持回転部材を有し、
前記把持部を閉じることによって一の前記スクリューオーガを把持する工程と、
一の前記スクリューオーガを下方に位置する他の前記スクリューオーガに接続する工程と、
前記把持部を開いて一の前記スクリューオーガに前記モータを接続する工程と、
前記モータが一の前記スクリューオーガと他の前記スクリューオーガとを回転させる工程と、を備える、
杭打設方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、低空頭施工で用いられる杭打設装置及び杭打設方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許第3876042号公報には、オーガスクリュー着脱式低空頭杭打機が記載されている。この杭打機は、走行機構を有するベースマシンと、油圧シリンダによって上下に首振りするアームと、アームの先端部に取り付けられたトラニオンとを備える。トラニオンにはシーブが取り付けられたリーダー本体が吊り下げられており、リーダー本体には油圧オーガーが上下動可能に取り付けられる。油圧オーガーは減速機を有し、減速機には継ぎ足しオーガースクリューが取り付けられる。
【0003】
特許第5869400号公報には、円筒状の鋼管からなるケーシングを地盤に圧入する掘削機が記載されている。掘削機は、ブームを有するベースマシンと、ブームの先端に取り付けられた補助クレーンに吊り下げられるフレーム及びスイベルヘッドとを備える。ベースマシンの前方及びスイベルヘッドの下方にはケーシング圧入装置が設けられる。ケーシング圧入装置は、ケーシングが挿入される中央空間部を有し、ケーシングを挟持して回転させつつ地盤に圧入する。スイベルヘッドの下部には回転掘削装置が設けられる。ケーシング圧入装置に挟持されているケーシングに対しては補助クレーンによって新たなケーシングが継ぎ足される。
【0004】
実用新案登録第3173014号公報には、低空頭型掘削装置が記載されている。低空頭型掘削装置は、レールに沿って走行する装置本体と、装置本体に対して昇降する昇降体と、昇降体に設けられた吊り込み手段に吊り下げられるスクリュー及びケーシングとを備える。スクリューは継ぎ足し可能な短尺スクリューであり、ケーシングは継ぎ足し可能な短尺ケーシングである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第3876042号公報
特許第5869400号公報
実用新案登録第3173014号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前述したように、低空頭の環境下において継ぎ足し可能なスクリュー、及び継ぎ足し可能なケーシングを用いて杭を打つための掘削孔を形成することが知られている。しかしながら、一台の機械を用いてケーシングの継ぎ足しとスクリューの継ぎ足しを行う場合、杭の打設を効率よく行えない場合がある。特に打設する杭の本数が多い場合に掘削孔の掘削に長期間を要するため、掘削孔の形成を効率よく行うことが求められる。
【0007】
本開示は、低空頭の環境下において、掘削孔の形成及び杭打ちを効率よく行うことができる杭打設装置及び杭打設方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示に係る杭打設装置は、管状のケーシングを回転させながら地面に圧入する回転圧入機と、ケーシングの内部に挿入されるスクリューオーガを保持し、ケーシングの内部に位置するスクリューオーガを回転させて地盤を掘削するスクリューオーガ掘削機と、を備える。回転圧入機は、複数のケーシングが地盤の深さ方向に沿って並ぶように複数のケーシングを圧入する。複数のスクリューオーガは、互いに接続可能とされている。スクリューオーガ掘削機は、圧入されたケーシングの上方で予め配置されたスクリューオーガの上に別のスクリューオーガを接続させる。
【0009】
この杭打設装置では、管状のケーシングを回転圧入機が回転させながら地面に圧入すると共に、ケーシングの内部に位置するスクリューオーガをスクリューオーガ掘削機が回転させて地盤を掘削する。回転圧入機によって複数のケーシングが地盤の深さ方向に沿って並ぶように圧入され、複数のケーシングの内部において複数のスクリューオーガが互いに接続される。圧入されたケーシングの上方において、スクリューオーガ掘削機は予め配置されたスクリューオーガの上に別のスクリューオーガを接続する。従って、回転圧入機によって複数のケーシングの圧入を行うと共に、圧入されたケーシングの上方でスクリューオーガの接続が行われる。よって、低空頭環境下でも回転圧入機によるケーシングの圧入と共にスクリューオーガの接続及び掘削を行うことができるので、杭打ちのための掘削孔の形成を効率よく行うことができる。また、圧入されたケーシングの上方でスクリューオーガの接続が行われることにより、ケーシングの上方でスクリューオーガの接続をスムーズに行うことができるので、掘削孔の形成及び杭打ちをスムーズに行うことができる。
【0010】
杭打設装置は、スクリューオーガの上端に接続され、スクリューオーガを介して掘削された泥土を吸引する(スライム)吸引管を備えてもよい。この場合、スクリューオーガによって掘削されて形成された掘削孔の底部に位置するスライムを吸引管によって吸引することが可能となる。従って、掘削によって得られた泥土の吸引を効率よく行うことができるので、掘削孔の形成をより効率よく行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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