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公開番号2023079016
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192404
出願日2021-11-26
発明の名称モーターコアの製造方法及び製造装置
出願人日本発條株式会社
代理人個人,個人
主分類H02K 15/02 20060101AFI20230531BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】生産性の向上を可能にするモーターコアの製造方法及び製造装置を提供する。
【解決手段】プレス工程S1では、帯状の磁性鋼板17を金型装置3に順次引き込ませプレスによりキャリア付き単板19を加工して排出し、積層工程S2では、排出されたキャリア付き単板19を積層装置5に順次引き込ませ交換可能に予めセットされた整列治具の上で環状鉄心片が位置決め積層された積層鉄心を形成すると共に積層鉄心が積層された整列治具を取り出し次の整列治具をセットし、積層工程S2の完了手前でプレス工程S1の速度を相対的に遅くしてたるみ量に応じてキャリア付き単板19の上下方向位置を設定範囲内で上昇させた後、プレス工程S1を継続しながらキャリア付き単板19の上下方向位置が設定範囲の下限に至るまでの間に積層鉄心29が積層された整列治具25を取り出し次の整列治具25をセットする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
キャリア付き単板を形成するプレス工程及び積層鉄心を形成する積層工程を備え、
前記プレス工程では、帯状の磁性鋼板を金型装置に順次引き込みプレスにより前記キャリア付き単板を加工して排出し、
前記積層工程では、前記排出されたキャリア付き単板を積層装置に順次引き込み交換可能に予めセットされた整列治具の上で環状鉄心片が位置決め積層された前記積層鉄心を形成し、
前記金型装置と前記積層装置との間で前記プレス工程の速度と前記積層工程の速度との相違により前記キャリア付き単板のたるみ量に応じ該キャリア付き単板の上下方向位置が設定範囲で上下することを許容し、
前記積層工程の完了手前で前記プレス工程の速度を相対的に遅くして前記上下方向位置を前記設定範囲内で上昇させた後、前記プレス工程を継続しながら前記上下方向位置が下降して前記設定範囲の下限に至るまでに前記積層鉄心が積層された整列治具を取り出し次の整列治具をセットする、
モーターコアの製造方法。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
請求項1のモーターコアの製造方法であって、
前記積層工程の完了手前で前記プレス工程の速度を設定されたプレス低速値とし、
前記キャリア付き単板のたるみ量が設定値まで減少したとき前記積層工程の速度を前記プレス低速値に応じて設定された積層低速値とする、
モーターコアの製造方法。
【請求項3】
請求項2のモーターコアの製造方法であって、
前記キャリア付き単板のたるみ量が前記設定値に減少するまで前記プレス低速値を維持しつつ前記積層工程の速度を前記積層低速値よりも速い範囲で設定された積層中速値とする、
モーターコアの製造方法。
【請求項4】
請求項3のモーターコアの製造方法であって、
前記キャリア付き単板のたるみ量が前記積層中速値により減少する範囲を積層中速範囲として設定し、
前記キャリア付き単板のたるみ量が前記積層中速範囲に至るまで前記プレス低速値を維持しつつ前記積層工程の速度を前記積層中速値よりも早い範囲で設定された積層高速値とする、
モーターコアの製造方法。
【請求項5】
請求項1のモーターコアの製造方法であって、
前記積層工程の完了手前で前記積層工程の速度を設定された積層高速値とし、
前記キャリア付き単板のたるみ量が設定値まで減少したとき前記プレス工程の速度を設定されたプレス高速値とする、
モーターコアの製造方法。
【請求項6】
請求項5のモーターコアの製造方法であって、
前記キャリア付き単板のたるみ量が前記設定値に減少するまで前記積層高速値を維持しつつ前記プレス工程の速度を前記プレス高速値よりも遅い範囲で設定されたプレス中速値とする、
モーターコアの製造方法。
【請求項7】
請求項6のモーターコアの製造方法であって、
前記キャリア付き単板のたるみ量が前記プレス中速値により減少する範囲をプレス中速範囲として設定し、
前記キャリア付き単板のたるみ量が前記プレス中速範囲に至るまで前記積層高速値を維持しつつ前記プレス工程の速度を前記プレス中速値よりも遅い範囲で設定されたプレス低速値とする、
モーターコアの製造方法。
【請求項8】
請求項1のモーターコアの製造方法であって、
前記積層工程の完了手前で前記プレス工程の速度を設定されたプレス高速値とすると共に前記積層工程の速度を設定された積層最高速値とし、
前記キャリア付き単板のたるみ量が設定値まで減少したとき前記プレス高速値を維持しつつ前記積層工程の速度を前記プレス高速値に応じて設定された積層高速値とする、
モーターコアの製造方法。
【請求項9】
帯状の磁性鋼板を順次引き込みプレスによりキャリア付き単板を加工して排出する金型装置と、
前記排出されたキャリア付き単板を順次引き込み交換可能に予めセットされた整列治具の上で環状鉄心片が位置決め積層された積層鉄心を形成する積層装置と、
前記金型装置と前記積層装置との間で前記金型装置の動作の速度と前記積層装置の動作の速度との相違により前記キャリア付き単板のたるみ量に応じ該キャリア付き単板の上下方向位置が設定範囲で上下することを検出する検出装置と、
前記積層鉄心の形成完了手前で前記金型装置の動作の速度を相対的に遅くして前記上下方向位置を前記設定範囲内で上昇させた後、前記金型装置の動作を継続しながら前記上下方向位置が前記設定範囲の下限に至るまでの間に前記積層装置を停止させて前記積層鉄心が積層された整列治具を取り出し次の整列治具をセット可能とする制御装置と、
を備えたモーターコアの製造装置。
【請求項10】
請求項9のモーターコアの製造装置であって、
前記検出装置は、前記キャリア付き単板の上下方向位置が上昇して前記たるみ量が設定値に減少したことを検出する上位のセンサーと、前記キャリア付き単板の上下方向位置が下降して前記たるみ量が前記設定値よりも増加したことを検出する下位のセンサーとを備えた、
モーターコアの製造装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、電動モーターのモーターコアの製造方法及び製造装置に関する。
続きを表示(約 870 文字)【背景技術】
【0002】
従来のモーターコアの製造方法としては、例えば特許文献1に記載された車両駆動用モーターの積層鉄心の製造方法がある。
【0003】
この製造方法では、プレス工程と積層工程とを備え、これらがそれぞれ独立した金型装置と積層組立装置(積層装置)とで実現されている。
【0004】
プレス工程では、帯状の磁性鋼板を金型装置においてプレス加工することにより、複数の円弧状鉄心片を連結部で連結したキャリア付き単板を製造する。このキャリア付き単板は、リールに巻かれて次工程の積層工程に送られる。
【0005】
積層工程では、リールに巻かれたキャリア付き単板を積層組立装置内に引き込み、キャリア付き単板から円弧状鉄心片が順次切り離される。切り離された円弧状鉄心片は、積層組立装置内にセットされた整列治具上にパンチで押し込まれる。
【0006】
円弧状鉄心片の押し込みでは、円弧状鉄心片の位置決め孔が整列治具の位置決めピンに嵌合して位置決められる。この位置決めを伴って円弧状鉄心は環状に並べられ、環状鉄心片が形成される。この環状鉄心片は、順次位相をずらして積層され、積層鉄心となる。 積層鉄心は、内周部又は外周部が積層方向に沿って溶接される。
【0007】
かかる従来の製造方法では、安価な設備により製造コストを低減できる。
【0008】
しかし、金型装置から排出されたキャリア付き単板をリールに巻いてから次工程の積層工程に移送することになり、生産性の向上に限界があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特許6469355号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
解決しようとする問題点は、モーターコアの生産性の向上に限界があった点である。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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