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公開番号2023079011
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192395
出願日2021-11-26
発明の名称構造体、X線診断装置及び方法
出願人キヤノンメディカルシステムズ株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類A61B 6/00 20060101AFI20230531BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】平行ビーム状のX線の照射を可能とすること。
【解決手段】実施形態に係る構造体は、X線照射部と被検体との間に配置され、散乱部と、透過部とを備える。散乱部は、前記X線照射部によって照射されたX線を散乱させる。透過部は、前記散乱部によって散乱されたX線のうち所定角度のX線を透過させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
X線照射部と被検体との間に配置される構造体であって
前記X線照射部によって照射されたX線を散乱させる散乱部と、
前記散乱部によって散乱されたX線のうち所定角度のX線を透過させる透過部と
を備える、構造体。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記散乱部は、前記X線照射部によって照射された前記X線が入射する入射面に凸状部を有する、請求項1に記載の構造体。
【請求項3】
X線を照射するX線照射部と、
前記X線照射部と被検体との間に設けられる構造体と
前記構造体を透過したX線を検出するX線検出部と、を備え、
前記構造体は、
前記X線照射部によって照射されたX線を散乱させる散乱部と、
前記散乱部によって散乱されたX線のうち所定角度のX線を透過させる透過部とを備える、X線診断装置。
【請求項4】
前記X線検出部によって検出された前記X線に基づき前記被検体のX線画像を生成する画像処理部を更に備える、請求項3に記載のX線診断装置。
【請求項5】
前記画像処理部は、前記X線画像に対して、検出位置ごとの画素値の偏りを解消する補正を行なう、請求項4に記載のX線診断装置。
【請求項6】
前記画像処理部は、前記X線照射部と前記X線検出部との間に前記被検体を配置しない状態で収集された補正用X線画像に基づいて、前記X線画像に対する前記補正を行なう、請求項5に記載のX線診断装置。
【請求項7】
前記構造体を支持する支持部を更に備える、請求項3~6のいずれか一項に記載のX線診断装置。
【請求項8】
前記構造体は、前記X線検出部と一体的に構成される、請求項7に記載のX線診断装置。
【請求項9】
前記構造体は、前記X線照射部と一体的に構成される、請求項7に記載のX線診断装置。
【請求項10】
前記X線照射部から照射されたX線の照射範囲を制御するX線絞りを更に備え、
前記構造体は、前記X線絞りにより照射範囲が制御されたX線を透過させる、請求項3~9のいずれか一項に記載のX線診断装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書及び図面に開示の実施形態は、構造体、X線診断装置及び方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
X線診断装置は、X線照射部から被検体に対してX線を照射させ、被検体を透過したX線をX線検出部によって検出することで、被検体の内部構造を示すX線画像を取得する装置である。一般に、X線照射部から照射されるX線は、コーンビームとなる場合が多い。例えば、X線照射部としてX線管が設けられる場合、X線管の陽極上に位置するX線焦点から扇状に広がるようにX線が放射される。
【0003】
コーンビーム状のX線を用いてX線画像を取得する場合、SID(Source-to-Image-receptor Distance)やSOD(Source-to-Object Distance)に応じて、被検体における撮影対象部位の拡大率が変化する。具体的には、SIDやSODが小さいほど、拡大率は増加する。そして、撮影対象部位が病変である場合、拡大率が変化することによって病変を過大もしくは過小評価しまう場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4118535号公報
特開2016-131805号公報
特許第5723432号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、平行ビーム状のX線の照射を可能とすることである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置付けることもできる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態に係る構造体は、X線照射部と被検体との間に配置され、散乱部と、透過部とを備える。散乱部は、前記X線照射部によって照射されたX線を散乱させる。透過部は、前記散乱部によって散乱されたX線のうち所定角度のX線を透過させる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、第1の実施形態に係るX線診断装置の構成の一例を示すブロック図である。
図2は、第1の実施形態に係る平行ビーム状のX線の照射について説明するための図である。
図3は、第1の実施形態に係る構造体の一例を示す図である。
図4は、第1の実施形態に係る平行ビーム状のX線の照射について説明するための図である。
図5は、第1の実施形態に係る画素値の分布を示す図である。
図6は、第1の実施形態に係る画素値の分布を示す図である。
図7は、第1の実施形態に係る画素値の分布を示す図である。
図8Aは、第1の実施形態に係る拡大率について説明するための図である。
図8Bは、第1の実施形態に係る拡大率について説明するための図である。
図9は、第2の実施形態に係るX線診断装置の構成の一例を示すブロック図である。
図10は、第2の実施形態に係るX線診断装置の構成の一例を示すブロック図である。
図11は、第2の実施形態に係るX線診断装置の構成の一例を示すブロック図である。
図12は、第2の実施形態に係るX線診断装置の構成の一例を示すブロック図である。
図13は、第2の実施形態に係るX線診断装置の構成の一例を示すブロック図である。
図14は、第2の実施形態に係るX線診断装置の構成の一例を示すブロック図である。
図15は、第3の実施形態に係るX線診断装置の構成の一例を示すブロック図である。
図16は、第3の実施形態に係るX線診断装置の構成の一例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して実施形態を詳細に説明する。
【0009】
(第1の実施形態)
図1を参照してX線診断装置1の構成を説明する。X線診断装置1は、X線管101、X線絞り102、構造体103、X線検出器104、スタンド105、ホルダ106、X線高電圧装置107、入力インタフェース108、ディスプレイ109、メモリ110及び処理回路111を備える。
【0010】
X線管101は、X線照射部の一例である。X線管101は、フィラメントを有する陰極と、ターゲットを有する陽極とを備えた真空管である。X線管101は、X線高電圧装置107から印加された高電圧によって、フィラメントからターゲットに向けて熱電子を放出し、熱電子をターゲットに衝突させることによってX線を発生する。X線高電圧装置107は、処理回路111の制御のもと、X線管101に高電圧を印加する。
(【0011】以降は省略されています)

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