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公開番号2023079001
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192374
出願日2021-11-26
発明の名称排ガス浄化装置
出願人フタバ産業株式会社
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類F01N 3/24 20060101AFI20230531BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】圧力損失を抑制しつつ、排ガスが浄化部材に流入する際の一様度を向上させる。
【解決手段】排ガス浄化装置は、排ガスの浄化部材が配置されるケース部と、正面壁部と、側壁部と、排ガスの入口と、中央整流部と、第1及び第2整流部とを備える。入口は、第1方向に排ガスを流入させ、中央整流部は、入口に対面する。側壁部において、第1方向に略直交する第2方向に対面する部分を、第1及び第2部分とする。第1及び第2整流部は、中央整流部よりも入口から離れて設けられる。第1整流部は、中央整流部よりも第1部分に近接し、第2整流部は、中央整流部よりも第2部分に近接する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
排ガス浄化装置であって、
車両のエンジンからの排ガスを浄化するよう構成された浄化部材を配置するための筒状のケース部と、
前記ケース部の開口に対面するように広がる正面壁部と、
前記ケース部の前記開口の縁部から前記正面壁部に向かって突出するように設けられる側壁部と、
前記開口に沿った第1方向に排ガスを流入させる入口と、
前記正面壁部に設けられた壁状の部位であって、前記開口の正面にて前記入口に対面する部位である中央整流部と、
前記正面壁部に設けられた壁状の部位であって、前記開口の正面に位置し、前記中央整流部よりも前記入口から離れた位置にある部位である第1及び第2整流部と、を備え、
前記側壁部において、第2方向に対面する部分を、第1及び第2部分とし、前記第2方向とは、前記開口に沿った方向であって、前記第1方向に略直交する方向であり、
前記第1整流部は、前記中央整流部よりも前記第1部分に近接して設けられ、前記中央整流部と前記第1部分との間の隙間に対面し、
前記第2整流部は、前記中央整流部よりも前記第2部分に近接して設けられ、前記中央整流部と前記第2部分との間の隙間に対面する
排ガス浄化装置。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
請求項1に記載の排ガス浄化装置であって、
前記入口の一部は、前記ケース部における前記開口の前記縁部に対面する
排ガス浄化装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の排ガス浄化装置であって、
前記ケース部の前記開口は、前記第2方向よりも前記第1方向に長い形状であり、
前記入口と前記中央整流部とは、前記第1方向において対面する
排ガス浄化装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の排ガス浄化装置であって、
前記中央整流部と、前記第1及び第2整流部とのうちの少なくとも1つは、前記正面壁部を陥没させることで形成される
排ガス浄化装置。
【請求項5】
請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載の排ガス浄化装置であって、
前記入口に接続されるインレットパイプは、前記ケース部の外周面に対面して設けられており、前記ケース部の軸線に沿って伸びる直線部と、前記直線部の下流側に位置し、前記入口に接続される湾曲部とを有する
排ガス浄化装置。
【請求項6】
請求項1から請求項5のうちのいずれか1項に記載の排ガス浄化装置であって、
前記中央整流部の頂部における前記第2方向の略中央には、切り欠きが形成されている
排ガス浄化装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、排ガス浄化装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
排ガス規制の強化に伴い、車両の排ガス浄化装置の浄化性能の向上が求められている。また、搭載スペースの低減のため、排ガス浄化装置には、限られたスペースで効率良く排ガスを浄化することが求められている。さらに、貴金属を含む触媒を用いて排ガスを浄化する排ガス浄化装置においては、触媒が高コストであるため、浄化効率を向上させて触媒のサイズの低減を図る必要がある。
【0003】
これに対し、特許文献1に開示されているように、排ガスの流路における屈曲部の下流側に排気浄化触媒が配置される排気通路構造が知られている。特許文献1の排気通路構造は、排気浄化触媒の上流側に、径の異なる複数の通気孔を有する整流板が配置されており、排ガスが整流板を通過することで、排ガスの偏りが抑制される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-159719号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、整流板を設けたことにより、排ガスが排気通路構造を通過する際の圧力損失が増加する恐れがある。
本開示の一態様では、圧力損失を抑制しつつ、排ガスが浄化部材に流入する際の一様度を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、排ガス浄化装置であって、ケース部と、正面壁部と、側壁部と、入口と、中央整流部と、第1及び第2整流部と、を備える。ケース部は、車両のエンジンからの排ガスを浄化するよう構成された浄化部材を配置するための筒状の部位である。正面壁部は、ケース部の開口に対面するように広がる。側壁部は、ケース部の開口の縁部から正面壁部に向かって突出するように設けられる。入口は、開口に沿った第1方向に排ガスを流入させる。中央整流部は、正面壁部に設けられた壁状の部位であって、開口の正面にて入口に対面する部位である。第1及び第2整流部は、正面壁部に設けられた壁状の部位であって、開口の正面に位置し、中央整流部よりも入口から離れた位置にある部位である。側壁部において、第2方向に対面する部分を、第1及び第2部分とする。なお、第2方向とは、開口に沿った方向であって、第1方向に略直交する方向である。第1整流部は、中央整流部よりも第1部分に近接して設けられ、中央整流部と第1部分との間の隙間に対面する。第2整流部は、中央整流部よりも第2部分に近接して設けられ、中央整流部と第2部分との間の隙間に対面する。
【0007】
上記構成によれば、入口から流入した排ガスは、中央整流部に衝突し、ケース部の開口と、第1及び第2整流部とに向けて分流される。また、第1及び第2整流部に衝突した排ガスの一部は、ケース部の開口に向けて誘導される。これにより、旋回流の発生が抑制され、その結果、圧力損失を抑制しつつ、排ガスが浄化部材に流入する際の一様度を向上させることができる。
【0008】
本開示の一態様では、入口の一部は、ケース部における開口の縁部に対面してもよい。
上記構成によれば、ケース部の開口と正面壁部との間の距離を縮小でき、排ガス浄化装置のサイズを抑制できる。
【0009】
本開示の一態様では、ケース部の開口は、第2方向よりも第1方向に長い形状であってもよい。入口と中央整流部とは、第1方向において対面してもよい。
上記構成によれば、ケース部の形状をより柔軟に定めることができ、排ガス浄化装置の車両への搭載性が向上する。
【0010】
本開示の一態様では、中央整流部と、第1及び第2整流部とのうちの少なくとも1つは、正面壁部を陥没させることで形成されてもよい。
上記構成によれば、中央整流部、及び、第1並びに第2整流部のうちの少なくとも1つと、正面壁部とを、一体化された部品として構成できる。このため、部品点数を抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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