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公開番号2023079000
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192373
出願日2021-11-26
発明の名称弁装置
出願人フタバ産業株式会社
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類F16K 1/22 20060101AFI20230531BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】弁装置により生じる騒音を低減する。
【解決手段】流体が流れる配管に配置される弁装置は、回転軸と、弁体と、誘導部と、を備える。弁体は、当該弁体と、配管の中心軸と直交する平面と、のなす角度が相対的に小さい第1位置と、角度が相対的に大きい第2位置と、の間で、回転軸を中心として回転変位可能に構成される。誘導部は、上流から流れる流体の一部を、第1位置と第2位置の間における所定の範囲に位置する弁体の下流側の所定の方向に誘導する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
流体が流れる配管に配置される弁装置であって、
回転軸と、
弁体であって、当該弁体と、前記配管の中心軸と直交する平面と、のなす角度が相対的に小さい第1位置と、前記角度が相対的に大きい第2位置と、の間で、前記回転軸を中心として回転変位可能に構成された弁体と、
上流から流れる流体の一部を、前記第1位置と前記第2位置の間における所定の範囲に位置する前記弁体の下流側の所定の方向に誘導する誘導部と、
を備える弁装置。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
請求項1に記載された弁装置において、
前記誘導部は、下流側に向かうほど、前記中心軸に近づくように傾斜する傾斜面を有する、弁装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載された弁装置において、
前記弁体が前記第1位置に位置するときに下流側を向く面である下流面は、屈曲部を有し、
前記屈曲部は、前記弁体が前記所定の範囲に位置するときに、前記下流面における前記屈曲部よりも上流側の面と前記中心軸とのなす角度よりも、前記下流面における前記屈曲部よりも下流側の面と前記中心軸とのなす角度が大きくなるように屈曲する部分である、弁装置。
【請求項4】
請求項3に記載された弁装置において、
前記誘導部は、前記弁体が前記所定の範囲にある場合において、前記屈曲部よりも前記配管側の空間を下流に向かって流れる流体を、前記下流面に向けるように構成されている、弁装置。
【請求項5】
請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載された弁装置において、
前記誘導部は、前記弁体の回転変位の範囲を規制する、弁装置。
【請求項6】
請求項1から請求項5のうちのいずれか1項に記載された弁装置において、
前記誘導部は、前記回転軸の長さ方向に伸びる板状の部材である、弁装置。
【請求項7】
請求項1から請求項6のうちのいずれか1項に記載された弁装置において、
前記回転軸は、前記配管の中心軸から径方向に間隔を空けて配置されている、弁装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、流体が流れる配管に設置される弁装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、車両において高度な静粛性が要求されている。そのため、排気ガスの配管に設置される弁装置により発生する気流音についても、騒音の低減が図られている。特許文献1では、弁体が少し開いたときに発生する高速な空気流れを抑制するために、配管の内壁面に円弧状の低い障壁部材を配置する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-13500号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
弁装置において気流音の発生する原因についてさらに調査したところ、弁体がある程度開いたときに、弁体の後方において気流音が発生することが判明した。
本開示の一態様においては、弁装置により生じる騒音を低減することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様は、流体が流れる配管に配置される弁装置であって、回転軸と、弁体と、誘導部と、を備える。弁体は、当該弁体と、配管の中心軸と直交する平面と、のなす角度が相対的に小さい第1位置と、上記角度が相対的に大きい第2位置と、の間で、回転軸を中心として回転変位可能に構成される。誘導部は、上流から流れる流体の一部を、第1位置と第2位置の間における所定の範囲に位置する弁体の下流側の所定の方向に誘導する。
【0006】
このような構成であれば、弁体が所定の範囲に位置するときに、流体が弁体の下流側の空間に流れやすくなる。これにより、弁体の下流側の空間において流体の渦が発生することを抑制できる。よって、弁装置を配置したことによって生じる渦に起因する騒音を低減することができる。
【0007】
上述した弁装置において、誘導部は、下流側に向かうほど、中心軸に近づくように傾斜する傾斜面を有してもよい。このような構成であれば、誘導部によって、流体の流れる方向を滑らかに変更することができる。そのため、誘導部と流体とにより騒音が発生してしまったり、誘導部が大きな圧力損失を発生してしまったりすることを抑制できる。
【0008】
上述した弁装置において、弁体が第1位置に位置するときに下流側を向く面である下流面は、屈曲部を有していてもよい。屈曲部は、下流面における屈曲部よりも上流側の面と中心軸とのなす角度よりも、下流面における屈曲部よりも下流側の面と中心軸とのなす角度が大きくなるように屈曲する部分であってもよい。弁体が上述した屈曲部を有する場合には、流体が屈曲部の近傍を通過するときに渦が発生しやすい。しかしながら上述した構成であれば、渦の発生を抑制できるため、屈曲部による騒音の発生を抑制できる。
【0009】
上述した弁装置において、誘導部は、弁体が所定の範囲にある場合において、屈曲部よりも配管側の空間を下流に向かって流れる流体を、下流面に向けるように構成されていてもよい。このような構成であれば、屈曲部よりも配管側を通過する、配管の軸方向に沿って流れている流体、すなわちスムーズに流れている流体を屈曲部の下流側の面に向けて流すことができる。そのため、渦が発生する空間に向けて流れる流体の量を多くすることができ、渦の発生を良好に抑制することができる。
【0010】
上述した弁装置において、誘導部は、弁体の回転変位の範囲を規制してもよい。このような構成であれば、誘導部が弁体の回転変位の範囲を規制するため、同様の機能を有するストッパの数を減らしたり、或いはストッパを無くしたりすることができる。その結果、弁装置の構成を簡素化できる。また、誘導部ではないストッパによって騒音が発生することを抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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