TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2023078998
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192370
出願日2021-11-26
発明の名称缶蓋及び缶容器
出願人大和製罐株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B65D 17/347 20060101AFI20230531BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】フルオープンタイプとしても、開口片の廃棄が容易となる缶蓋及び缶容器を提供すること。
【解決手段】缶蓋1は、缶胴101側にパネル部21が二箇所で折り返されて、第1層61、第2層62及び第3層63により形成される外側保護部34aと、外側保護部34aと第3層63で連続する、第3層63の径方向内方側から缶胴101側にパネル部が二箇所で折り返されて、第3層63、第4層64及び第5層65により形成される内側保護部34bと、を有する保護部34と、保護部34の第3層63の径方向で中央側に形成されるスコア線31と、を備え、第1層61及び第2層62の幅は、第1層61及び第2層62が折り返された第1部位71側よりも第2層62及び前記第3層63が折り返された第2部位72側が広い。
【選択図】 図8
特許請求の範囲【請求項1】
円板状のパネル部と、
缶胴と巻締めするフランジ部と、
前記パネル部の上面部を第1層として前記缶胴側に前記パネル部が二箇所で折り返されて、前記第1層、第2層及び第3層により形成される外側保護部と、前記外側保護部と前記第3層で連続する、前記第3層の径方向内方側から前記缶胴側に前記パネル部が二箇所で折り返されて、前記第3層、第4層及び第5層により形成される内側保護部と、を有する保護部と、
前記保護部の前記第3層の径方向で中央側に形成されるスコア線と、
前記パネル部の前記スコア線よりも内方に形成され、先端部が、前記スコア線の内方に近接して配置されるタブと、
を備え、
前記第1層及び前記第2層の幅は、前記第1層及び前記第2層が折り返された第1部位側よりも前記第2層及び前記第3層が折り返された第2部位側が広い、缶蓋。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記第2層及び前記第3層の幅は、前記第2部位側よりも前記第1部位側が狭い、請求項1に記載の缶蓋。
【請求項3】
前記第3層及び前記第4層の幅は、前記第3層及び前記第4層が折り返えされた第3部位側よりも前記第4層及び前記第5層が折り返された第4部位側が狭い、請求項2に記載の缶蓋。
【請求項4】
前記第4層の径方向外方の延長上に、前記第3層が位置する、請求項3に記載の缶蓋。
【請求項5】
前記第4部位は、径方向外方に向く、請求項4に記載の缶蓋。
【請求項6】
前記第4部位の径方向外方の頂部は、径方向で前記外側保護部の一部と対向する、請求項5に記載の缶蓋。
【請求項7】
前記パネル部及び前記フランジ部の間に設けられ、下方に突出する環状の溝部を有する、請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の缶蓋。
【請求項8】
前記溝部の深さは、1mm乃至3mmの範囲内に設定され、
前記パネル部の前記上面部の径方向の幅は、5mm以下であり、
前記第1層及び前記第2層の角度は、15°乃至85°の範囲である、請求項7に記載の缶蓋。
【請求項9】
請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の缶蓋と、
前記缶蓋と巻締めされる缶胴と、
を備える缶容器。
【請求項10】
内圧が陽圧である、請求項9に記載の缶容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、発泡飲料に用いられる缶蓋及び缶容器に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ビール等の発泡飲料用の缶容器に用いられる缶蓋には、缶蓋のパネル部に部分的に開口部を有するステイオンタブ式の缶蓋(SOT缶蓋)が用いられている(例えば、特許文献1参照)。上述したSOT缶蓋を用いると、飲み口となる開口部がコップやジョッキ等の飲料容器の開口よりも小さい。このため、缶容器は、グラスやジョッキ等で発泡飲料を飲む飲み心地が味わえない、という問題がある。
【0003】
そこで、パネル部の周辺部全周に環状のスコア線を形成し、パネル部の全体的に開口部を設けるフルオープンタイプの缶蓋(FOE缶蓋)が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-264355号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したFOE缶蓋では、SOT缶蓋と異なり、パネル部のスコア線を全て破断させ、パネル部のスコア線よりも内側の開口片を取り外すことになる。このため、FOE缶蓋は、開蓋後に、パネル部と開口片が別体になるため、缶容器と開口片との廃棄がそれぞれ必要となる。
【0006】
そこで、本発明は、フルオープンタイプとしても、開口片の廃棄が容易となる缶蓋及び缶容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様によれば、缶蓋は、円板状のパネル部と、缶胴と巻締めするフランジ部と、前記パネル部の上面部を第1層として前記缶胴側に前記パネル部が二箇所で折り返されて、前記第1層、第2層及び第3層により形成される外側保護部と、前記外側保護部と前記第3層で連続する、前記第3層の径方向内方側から前記缶胴側に前記パネル部が二箇所で折り返されて、前記第3層、第4層及び第5層により形成される内側保護部と、を有する保護部と、前記保護部の前記第3層の径方向で中央側に形成されるスコア線と、前記パネル部の前記スコア線よりも内方に形成され、先端部が、前記スコア線の内方に近接して配置されるタブと、を備え、前記第1層及び前記第2層の幅は、前記第1層及び前記第2層が折り返された第1部位側よりも前記第2層及び前記第3層が折り返された第2部位側が広い。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、フルオープンタイプとしても、開口片の廃棄が容易となる缶蓋及び缶容器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係る缶容器の構成を示す断面図。
同缶容器の要部構成を示す断面図。
同缶容器の缶蓋の開封中の構成を示す断面図。
同缶容器の缶蓋の開封後の構成を示す断面図。
同缶蓋の構成を示す平面図。
同缶蓋の構成を示す断面図。
同缶蓋の構成を拡大して示す断面図。
同缶蓋の保護部の構成を示す説明図。
他の実施形態に係る缶蓋の構成を示す断面図。
同缶蓋の保護部の構成を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態に係る缶容器100の構成を、図1乃至図8を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る缶容器100の構成を示す断面図である。図2乃至図4は、缶容器100の缶蓋1及び缶胴101を拡大して示す断面図である。図2は、缶蓋1の開封前の状態を示し、図3は、缶蓋1の開封中の状態を示し、図4は、缶蓋1の開封後の状態を示す。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
構造体
1か月前
個人
包装体
7か月前
個人
包装体
7か月前
個人
パレット
7か月前
個人
衣類カバー
7か月前
個人
半蓋半箱筒
3か月前
個人
折り畳み製品
5か月前
個人
荷物運搬補助具
8か月前
個人
段ボール用キリ
6か月前
個人
開封用カッター
4日前
個人
「即時結束具」
5か月前
個人
内容物排出装置
7か月前
個人
テープホルダー
5か月前
個人
ビニール袋開口具
7か月前
個人
収容ケース
7か月前
個人
パウチ容器
1か月前
個人
粘着テープカッタ
5か月前
個人
折りたたみコップ
17日前
個人
チャック付き袋体
16日前
個人
コード長さ調整器
5か月前
個人
爪楊枝流通セット
4か月前
個人
開口しやすいレジ袋
2か月前
株式会社イシダ
包装装置
3か月前
日東精工株式会社
包装機
7か月前
三甲株式会社
容器
5か月前
個人
穿孔紐通し結束器具
2か月前
三甲株式会社
容器
4か月前
三甲株式会社
容器
5か月前
三甲株式会社
容器
3か月前
三甲株式会社
容器
7か月前
三甲株式会社
容器
6か月前
個人
チャック付き保存袋
2日前
三甲株式会社
容器
7か月前
株式会社KY7
封止装置
4か月前
三甲株式会社
容器
3か月前
個人
伸縮するゴミ収納器
1か月前
続きを見る