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公開番号2023078992
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192361
出願日2021-11-26
発明の名称タイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60C 11/12 20060101AFI20230531BHJP(車両一般)
要約【課題】優れたウェット性能及びノイズ性能を発揮し得るタイヤを提供する。
【解決手段】トレッド部2を有するタイヤである。クラウン陸部15には、第1縦エッジ15aに連通し、かつ、クラウン陸部15内に途切れ端36aを有する複数の第1クラウンサイプ36が設けられている。第1クラウンサイプ36の少なくとも1本は、踏面に面取り部38を介して開口する面取り領域31と、踏面に面取り部38を介することなく開口する非面取り領域32とを含む。非面取り領域32は、途切れ端から始まり、かつ、第1クラウンサイプ36のタイヤ軸方向の長さの5%~20%の範囲に形成されている。面取り領域31は、第1クラウンサイプ36のタイヤ軸方向の長さの80%~95%の範囲に形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
トレッド部を有するタイヤであって、
前記トレッド部は、第1トレッド端と第2トレッド端との間でタイヤ周方向に連続して延びる複数の周方向溝と、前記複数の周方向溝に区分された複数の陸部とを含み、
前記複数の陸部は、タイヤ赤道上に配されたクラウン陸部を含み、
前記クラウン陸部は、前記第1トレッド端側でタイヤ周方向に延びる第1縦エッジと、前記第2トレッド端側でタイヤ周方向に延びる第2縦エッジと、前記第1縦エッジと前記第2縦エッジとの間の踏面とを含み、
前記クラウン陸部には、前記第1縦エッジに連通し、かつ、前記クラウン陸部内に途切れ端を有する複数の第1クラウンサイプが設けられ、
前記第1クラウンサイプの少なくとも1本は、前記踏面に面取り部を介して開口する面取り領域と、前記踏面に面取り部を介することなく開口する非面取り領域とを含み、
前記非面取り領域は、前記途切れ端から始まり、かつ、前記第1クラウンサイプのタイヤ軸方向の長さの5%~20%の範囲に形成されており、
前記面取り領域は、前記第1クラウンサイプのタイヤ軸方向の長さの80%~95%の範囲に形成されている、
タイヤ。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記非面取り領域は、前記第1クラウンサイプの前記長さの6%~10%の範囲に形成されている、請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
前記トレッド部は、車両への装着の向きが指定されており、
前記第1トレッド端は、車両装着時に車両外側に位置する、請求項1又は2に記載のタイヤ。
【請求項4】
前記面取り部の面取り幅は、前記第1トレッド端側に向かって連続して大きくなっている、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のタイヤ。
【請求項5】
前記第1クラウンサイプは、タイヤ赤道を横切っている、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のタイヤ。
【請求項6】
前記クラウン陸部には、前記第2縦エッジに連通し、かつ、前記クラウン陸部内に途切れ端を有する複数の第2クラウンサイプが設けられ、
前記第2クラウンサイプのタイヤ軸方向の長さは、前記第1クラウンサイプのタイヤ軸方向の長さよりも大きい、請求項1ないし5のいずれか1項に記載のタイヤ。
【請求項7】
前記第2クラウンサイプは、タイヤ赤道を横切っている、請求項6に記載のタイヤ。
【請求項8】
前記第2クラウンサイプの前記途切れ端は、前記第1クラウンサイプの前記途切れ端よりも前記第1トレッド端側に位置している、請求項6又は7に記載のタイヤ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、タイヤに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、クラウン陸部にセミオープン型のクラウンサイプが設けられたタイヤが提案されている。前記タイヤは、前記クラウンサイプによって、乗り心地及び静粛性の向上を期待している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-104800号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、車両の静粛化が進んでおり、タイヤについても、ノイズ性能のさらなる向上が求められている。一方、タイヤには、ウェット性能の向上も求められている。
【0005】
本開示は、以上のような実状に鑑み案出なされたもので、優れたウェット性能及びノイズ性能を発揮し得るタイヤを提供することを主たる目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、トレッド部を有するタイヤであって、前記トレッド部は、第1トレッド端と第2トレッド端との間でタイヤ周方向に連続して延びる複数の周方向溝と、前記複数の周方向溝に区分された複数の陸部とを含み、前記複数の陸部は、タイヤ赤道上に配されたクラウン陸部を含み、前記クラウン陸部は、前記第1トレッド端側でタイヤ周方向に延びる第1縦エッジと、前記第2トレッド端側でタイヤ周方向に延びる第2縦エッジと、前記第1縦エッジと前記第2縦エッジとの間の踏面とを含み、前記クラウン陸部には、前記第1縦エッジに連通し、かつ、前記クラウン陸部内に途切れ端を有する複数の第1クラウンサイプが設けられ、前記第1クラウンサイプの少なくとも1本は、前記踏面に面取り部を介して開口する面取り領域と、前記踏面に面取り部を介することなく開口する非面取り領域とを含み、前記非面取り領域は、前記途切れ端から始まり、かつ、前記第1クラウンサイプのタイヤ軸方向の長さの5%~20%の範囲に形成されており、前記面取り領域は、前記第1クラウンサイプのタイヤ軸方向の長さの80%~95%の範囲に形成されている、タイヤである。
【発明の効果】
【0007】
本開示のタイヤは、上記の構成を採用したことによって、優れたウェット性能及びノイズ性能を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の一実施形態のタイヤのトレッド部の展開図である。
図1のクラウン陸部の拡大図である。
図2の第1クラウンサイプ及び第2クラウンサイプの拡大図である。
図2のA-A線断面図である。
図2のB-B線断面図である。
図1の第1ミドル陸部、第2ミドル陸部及びクラウン陸部の拡大図である。
図6の第1ミドルサイプの拡大図である。
図6の第2ミドルサイプの拡大図である。
図2のC-C線断面図である。
図2のD-D線断面図である。
図1の第1ショルダー陸部の拡大図である。
図8のE-E線断面図である。
図1の第2ショルダー陸部の拡大図である。
基準タイヤのトレッド部の展開図である。
比較例のクラウン陸部の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の一形態が図面に基づき説明される。図1は、本開示の一実施形態を示すタイヤ1のトレッド部2の展開図である。本実施形態のタイヤ1は、例えば、乗用車用の空気入りタイヤとして好適に使用される。但し、本開示は、このような態様に限定されるものではなく、重荷重用の空気入りタイヤや、タイヤの内部に加圧された空気が充填されない非空気式タイヤに適用されても良い。
【0010】
図1に示されるように、本実施形態のタイヤ1のトレッド部2は、車両への装着の向きが指定されている。これにより、トレッド部2は、車両装着時に車両外側となることが意図された第1トレッド端T1と、車両装着時に車両内側となることが意図された第2トレッド端T2とを含む。但し、本開示は、このような態様に限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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