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公開番号2023078990
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192359
出願日2021-11-26
発明の名称空気入りタイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60C 11/00 20060101AFI20230531BHJP(車両一般)
要約【課題】ウェット性能を維持しつつ、優れた耐偏摩耗性能を発揮し得るタイヤを提供する。
【解決手段】車両への装着の向きが指定されたトレッド部2を有する空気入りタイヤである。第1ショルダー陸部13のタイヤ周方向の剛性KS1、及び、第2ショルダー陸部14のタイヤ周方向の剛性KS2は、それぞれ、クラウン陸部15のタイヤ周方向の剛性KCの1.05~1.25倍である。正規リムにリム組され、かつ、正規内圧が充填された正規状態の空気入りタイヤに、正規荷重の70%が負荷されてキャンバー角0°で平面に接地させたときのトレッド接地面形状2sにおいて、タイヤ赤道上でのタイヤ周方向の接地長さLcと、タイヤ赤道からトレッド接地半幅の80%を隔てた位置におけるタイヤ周方向の最大の接地長さLsとの比Lc/Lsは、1.22~1.50である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両への装着の向きが指定されたトレッド部を有する空気入りタイヤであって、
前記トレッド部は、車両装着時に車両外側となる第1トレッド端と、車両装着時に車両内側となる第2トレッド端と、前記第1トレッド端と前記第2トレッド端との間でタイヤ周方向に連続して延びる複数の周方向溝と、前記複数の周方向溝に区分された複数の陸部とを含み、
前記複数の陸部は、前記第1トレッド端を含む第1ショルダー陸部と、前記第2トレッド端を含む第2ショルダー陸部と、タイヤ赤道上に設けられたクラウン陸部とを含み、
前記第1ショルダー陸部のタイヤ周方向の剛性KS1、及び、前記第2ショルダー陸部のタイヤ周方向の剛性KS2は、それぞれ、前記クラウン陸部のタイヤ周方向の剛性KCの1.05~1.25倍であり、
正規リムにリム組され、かつ、正規内圧が充填された正規状態の前記空気入りタイヤに、正規荷重の70%が負荷されてキャンバー角0°で平面に接地させたときのトレッド接地面形状において、
タイヤ赤道上でのタイヤ周方向の接地長さLcと、タイヤ赤道からトレッド接地半幅の80%を隔てた位置におけるタイヤ周方向の最大の接地長さLsとの比Lc/Lsは、1.22~1.50である、
空気入りタイヤ。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記トレッド部のランド比は、60%~70%である、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
【請求項3】
前記第1ショルダー陸部には、少なくとも前記第1トレッド端からタイヤ軸方向内側に延び、かつ、前記第1ショルダー陸部内に途切れ端を有する複数の第1ショルダー横溝が設けられており、
前記第1ショルダー横溝の溝幅は、前記第1ショルダー横溝の最大の深さの33%~40%である、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
【請求項4】
前記複数の陸部は、前記第1ショルダー陸部と前記クラウン陸部との間に設けられた第1ミドル陸部を含み、
前記第1ミドル陸部には、前記第1ミドル陸部をタイヤ軸方向に完全に横断する複数の第1ミドルサイプが設けられている、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
【請求項5】
前記複数の陸部は、前記第2ショルダー陸部と前記クラウン陸部との間に設けられた第2ミドル陸部を含み、
前記第2ミドル陸部には、前記第2ミドル陸部をタイヤ軸方向に完全に横断する複数の第2ミドルサイプが設けられている、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
【請求項6】
前記複数の周方向溝は、前記クラウン陸部の前記第1トレッド端側に隣接する第1クラウン周方向溝と、前記クラウン陸部の前記第2トレッド端側に隣接する第2クラウン周方向溝とを含み、
前記クラウン陸部には、前記第1クラウン周方向溝から延び、かつ、前記クラウン陸部内に途切れ端を有する複数の第1クラウンサイプと、前記第2クラウン周方向溝から延び、かつ、前記クラウン陸部内に途切れ端を有する複数の第2クラウンサイプとが設けられている、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
【請求項7】
前記第1クラウンサイプの前記途切れ端は、前記第2クラウンサイプの前記途切れ端よりも前記第2トレッド端側に位置している、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
【請求項8】
前記第1ショルダー陸部の前記剛性KS1と前記クラウン陸部の前記剛性KCとの比率KS1/KCは、下記の式(1)を満たす、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
KS1/KC=0.7×Lc/Ls+0.18±0.05…(1)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、空気入りタイヤに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、内側ショルダー横溝及び外側ショルダー横溝の配置を改善することにより、耐偏摩耗性能及びウェット性能の向上を期待したタイヤが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-140745号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、タイヤの長寿命化が求められており、タイヤの耐摩耗性能のさらなる向上が求められている。一方、上記特許文献1のタイヤにおいて、耐摩耗性能をさらに向上させると、ウェット性能の低下を招くおそれがある。
【0005】
本開示は、以上のような実状に鑑み案出なされたもので、ウェット性能を維持しつつ、優れた耐摩耗性能を発揮し得るタイヤを提供することを主たる目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、車両への装着の向きが指定されたトレッド部を有する空気入りタイヤであって、前記トレッド部は、車両装着時に車両外側となる第1トレッド端と、車両装着時に車両内側となる第2トレッド端と、前記第1トレッド端と前記第2トレッド端との間でタイヤ周方向に連続して延びる複数の周方向溝と、前記複数の周方向溝に区分された複数の陸部とを含み、前記複数の陸部は、前記第1トレッド端を含む第1ショルダー陸部と、前記第2トレッド端を含む第2ショルダー陸部と、タイヤ赤道上に設けられたクラウン陸部とを含み、前記第1ショルダー陸部のタイヤ周方向の剛性KS1、及び、前記第2ショルダー陸部のタイヤ周方向の剛性KS2は、それぞれ、前記クラウン陸部のタイヤ周方向の剛性KCの1.05~1.25倍であり、正規リムにリム組され、かつ、正規内圧が充填された正規状態の前記空気入りタイヤに、正規荷重の70%が負荷されてキャンバー角0°で平面に接地させたときのトレッド接地面形状において、タイヤ赤道上でのタイヤ周方向の接地長さLcと、タイヤ赤道からトレッド接地半幅の80%を隔てた位置におけるタイヤ周方向の最大の接地長さLsとの比Lc/Lsは、1.22~1.50である、空気入りタイヤである。
【発明の効果】
【0007】
本開示の空気入りタイヤは、上記の構成を採用したことによって、ウェット性能を維持しつつ、優れた耐摩耗性能を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の一実施形態の空気入りタイヤのトレッド部の展開図である。
陸部のタイヤ周方向の剛性の測定方法についての説明図である。
トレッド接地面形状の拡大図である。
図1の第1ミドル陸部、第2ミドル陸部及びクラウン陸部の拡大図である。
図4の第1ミドルサイプの拡大図である。
図4の第2ミドルサイプの拡大図である。
図4のA-A線断面図である。
図4のB-B線断面図である。
図4のC-C線断面図である。
図1の第1ショルダー陸部の拡大図である。
図10のD-D線断面図である。
図1の第2ショルダー陸部の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の一形態が図面に基づき説明される。図1は、本開示の一実施形態を示す空気入りタイヤ1(以下、単に「タイヤ」という場合がある。)のトレッド部2の展開図である。本実施形態のタイヤ1は、例えば、乗用車用の空気入りタイヤとして好適に使用される。但し、本開示は、このような態様に限定されるものではなく、重荷重用の空気入りタイヤに適用されても良い。
【0010】
図1に示されるように、本開示のタイヤ1のトレッド部2は、車両への装着の向きが指定されている。これにより、トレッド部2は、車両装着時に車両外側となることが意図された第1トレッド端T1と、車両装着時に車両内側となることが意図された第2トレッド端T2とを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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