TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2023078989
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192358
出願日2021-11-26
発明の名称タイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60C 11/12 20060101AFI20230531BHJP(車両一般)
要約【課題】優れたウェット性能及びノイズ性能を発揮し得るタイヤを提供する。
【解決手段】車両への装着の向きが指定されたトレッド部2を有するタイヤである。第1ミドル陸部11には、第1ミドル陸部11をタイヤ軸方向に完全に横断する少なくとも1本の第1ミドルサイプ16が設けられている。第2ミドル陸部12には、第2ミドル陸部12をタイヤ軸方向に完全に横断する少なくとも1本の第2ミドルサイプ17が設けられている。第1ミドルサイプ16及び第2ミドルサイプ17は、それぞれ、タイヤ半径方向に延びるサイプ本体部20と、サイプ本体部20の幅よりも大きい幅で前記トレッド部の踏面に開口する面取り部21とを含む。第1ミドルサイプ16の面取り部は、一定の面取り幅でタイヤ軸方向に延びている。第2ミドルサイプ17の面取り部は、面取り幅が最小となる位置からタイヤ軸方向の両側に向かって面取り幅が大きくなっている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両への装着の向きが指定されたトレッド部を有するタイヤであって、
前記トレッド部は、車両装着時に車両外側となる第1トレッド端と、車両装着時に車両内側となる第2トレッド端と、前記第1トレッド端と前記第2トレッド端との間でタイヤ周方向に連続して延びる複数の周方向溝と、前記複数の周方向溝に区分された複数の陸部とを含み、
前記複数の陸部は、前記第1トレッド端とタイヤ赤道との間に配された第1ミドル陸部と、前記第2トレッド端とタイヤ赤道との間に配された第2ミドル陸部とを含み、
前記第1ミドル陸部には、前記第1ミドル陸部をタイヤ軸方向に完全に横断する少なくとも1本の第1ミドルサイプが設けられ、
前記第2ミドル陸部には、前記第2ミドル陸部をタイヤ軸方向に完全に横断する少なくとも1本の第2ミドルサイプが設けられ、
前記第1ミドルサイプ及び前記第2ミドルサイプは、それぞれ、タイヤ半径方向に延びるサイプ本体部と、前記サイプ本体部の幅よりも大きい幅で前記トレッド部の踏面に開口する面取り部とを含み、
前記第1ミドルサイプの前記面取り部は、一定の面取り幅でタイヤ軸方向に延びており、
前記第2ミドルサイプの前記面取り部は、面取り幅が最小となる位置からタイヤ軸方向の両側に向かって前記面取り幅が大きくなっている、
タイヤ。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記第2ミドルサイプの前記面取り幅が連続的に変化している、請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
前記第1ミドルサイプの前記面取り部は、前記第1ミドルサイプの長さ方向の全体に亘って配されている、請求項1又は2に記載のタイヤ。
【請求項4】
前記第2ミドルサイプの前記面取り部は、前記第2ミドルサイプの長さ方向の全体に亘って配されている、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のタイヤ。
【請求項5】
前記第2ミドルサイプの前記面取り部の最大の前記面取り幅は、前記第1ミドルサイプの前記面取り部の前記面取り幅よりも大きい、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のタイヤ。
【請求項6】
前記第1ミドルサイプ及び前記第2ミドルサイプは、タイヤ軸方向に対して同じ向きに傾斜している、請求項1ないし5のいずれか1項に記載のタイヤ。
【請求項7】
前記第1ミドルサイプ及び前記第2ミドルサイプは、タイヤ軸方向に対して同じ角度で傾斜している、請求項6に記載のタイヤ。
【請求項8】
前記第1ミドルサイプの前記面取り部及び前記第2ミドルサイプの前記面取り部は、前記サイプ本体部の一方のサイプ壁に連なる第1傾斜面と、前記サイプ本体部の他方のサイプ壁に連なる第2傾斜面とを含み、
前記第2ミドルサイプの前記面取り部の前記第2トレッド端側の端部において、前記第1傾斜面の幅は、前記第2傾斜面の幅よりも小さい、請求項1ないし6のいずれか1項に記載のタイヤ。
【請求項9】
前記第2ミドルサイプの前記面取り部のタイヤ赤道側の端部において、前記第1傾斜面の幅は、前記第2傾斜面の幅よりも大きい、請求項8に記載のタイヤ。
【請求項10】
前記第2ミドル陸部には、一端が前記周方向溝に連通し、かつ、他端が前記第2ミドル陸部内で途切れる少なくとも1本のセミオープンミドルサイプが設けられている、請求項1ないし9のいずれか1項に記載のタイヤ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、タイヤに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、ミドル陸部をタイヤ軸方向に完全に横断するサイプが設けられたタイヤが提案されている。前記タイヤは、前記サイプによって、操縦安定性及びノイズ性能の向上を期待している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-137015号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、車両の静粛化が進んでおり、タイヤについても、ノイズ性能のさらなる向上が求められている。一方、タイヤには、ウェット性能の向上も求められている。
【0005】
本開示は、以上のような実状に鑑み案出なされたもので、優れたウェット性能及びノイズ性能を発揮し得るタイヤを提供することを主たる目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、車両への装着の向きが指定されたトレッド部を有するタイヤであって、前記トレッド部は、車両装着時に車両外側となる第1トレッド端と、車両装着時に車両内側となる第2トレッド端と、前記第1トレッド端と前記第2トレッド端との間でタイヤ周方向に連続して延びる複数の周方向溝と、前記複数の周方向溝に区分された複数の陸部とを含み、前記複数の陸部は、前記第1トレッド端とタイヤ赤道との間に配された第1ミドル陸部と、前記第2トレッド端とタイヤ赤道との間に配された第2ミドル陸部とを含み、前記第1ミドル陸部には、前記第1ミドル陸部をタイヤ軸方向に完全に横断する少なくとも1本の第1ミドルサイプが設けられ、前記第2ミドル陸部には、前記第2ミドル陸部をタイヤ軸方向に完全に横断する少なくとも1本の第2ミドルサイプが設けられ、前記第1ミドルサイプ及び前記第2ミドルサイプは、それぞれ、タイヤ半径方向に延びるサイプ本体部と、前記サイプ本体部の幅よりも大きい幅で前記トレッド部の踏面に開口する面取り部とを含み、前記第1ミドルサイプの前記面取り部は、一定の面取り幅でタイヤ軸方向に延びており、前記第2ミドルサイプの前記面取り部は、面取り幅が最小となる位置からタイヤ軸方向の両側に向かって前記面取り幅が大きくなっている、タイヤである。
【発明の効果】
【0007】
本開示のタイヤは、上記の構成を採用したことによって、優れたウェット性能及びノイズ性能を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の一実施形態のタイヤのトレッド部の展開図である。
図1の第1ミドル陸部、第2ミドル陸部及びクラウン陸部の拡大図である。
図2の第1ミドルサイプの拡大図である。
図2の第2ミドルサイプの拡大図である。
図2のA-A線断面図である。
図2のB-B線断面図である。
図2のC-C線断面図である。
図1の第1ショルダー陸部の拡大図である。
図8のD-D線断面図である。
図1の第2ショルダー陸部の拡大図である。
基準タイヤのトレッド部の展開図である。
比較例のトレッド部の展開図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の一形態が図面に基づき説明される。図1は、本開示の一実施形態を示すタイヤ1のトレッド部2の展開図である。本実施形態のタイヤ1は、例えば、乗用車用の空気入りタイヤとして好適に使用される。但し、本開示は、このような態様に限定されるものではなく、重荷重用の空気入りタイヤや、タイヤの内部に加圧された空気が充填されない非空気式タイヤに適用されても良い。
【0010】
図1に示されるように、タイヤ1のトレッド部2は、車両への装着の向きが指定されている。これにより、トレッド部2は、車両装着時に車両外側となることが意図された第1トレッド端T1と、車両装着時に車両内側となることが意図された第2トレッド端T2とを含む。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

住友ゴム工業株式会社
タイヤ
14日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
今日
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
今日
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
7日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
7日前
住友ゴム工業株式会社
重荷重用タイヤ
7日前
住友ゴム工業株式会社
空気入りタイヤ
今日
住友ゴム工業株式会社
自動二輪車用タイヤ
7日前
住友ゴム工業株式会社
自動二輪車用タイヤ
7日前
住友ゴム工業株式会社
ゴム組成物及びタイヤ
7日前
住友ゴム工業株式会社
重荷重用空気入りタイヤ
今日
住友ゴム工業株式会社
空気入りタイヤの製造方法
1日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ用モールドの製造方法
8日前
住友ゴム工業株式会社
剛性評価方法及び剛性評価装置
9日前
住友ゴム工業株式会社
ゴム組成物および架橋ゴム成形体
7日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤのシミュレーション方法及びタイヤの設計方法
今日
住友ゴム工業株式会社
ゴルフクラブのフィッティング装置、方法及びプログラム
14日前
住友ゴム工業株式会社
ゴルフクラブのフィッティング装置、方法及びプログラム
14日前
個人
スーパーEV
1か月前
個人
揺動照射照明装置
3か月前
個人
骨組み型熱交換器
今日
個人
自動車暴走抑制装置
7日前
株式会社コーワ
清掃装置
3か月前
日本精機株式会社
表示装置
3か月前
日本精機株式会社
表示装置
2か月前
日本精機株式会社
表示装置
3か月前
東レ株式会社
フロントグリル
7日前
個人
ワイパーアームリフト装置
3か月前
個人
断熱構造体とその製造方法
2か月前
株式会社SUBARU
車両
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
3か月前
井関農機株式会社
作業車両
23日前
井関農機株式会社
作業車両
23日前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
2か月前
続きを見る