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公開番号2023078988
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192357
出願日2021-11-26
発明の名称合成樹脂製容器
出願人東洋製罐株式会社
代理人弁理士法人平和国際特許事務所
主分類B65D 1/02 20060101AFI20230531BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】剥離可能に積層された被覆層を備える合成樹脂製容器において、被覆層の摩擦による抵抗が大きいことに起因する不具合を回避する。
【解決手段】
口部2、肩部3、胴部4及び底部5を含む所定の容器形状に形成された容器本体1aと、容器本体1aの外周面側に剥離可能に積層された被覆層6と備える容器1において、被覆層6の表面の少なくとも一部を粗面化し、粗面化された当該表面の摩擦係数を1.0未満とする。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
口部、肩部、胴部及び底部を含む所定の容器形状に形成された容器本体と、前記容器本体の外周面側に剥離可能に積層された被覆層とを備える合成樹脂製容器であって、
前記被覆層の表面の少なくとも一部が粗面化され、粗面化された当該表面の摩擦係数が1.0未満とされたことを特徴とする合成樹脂製容器。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記被覆層の粗面化された表面の算術平均高さRaが0.1以上、スキューネスRskが0.2以下である請求項1に記載の合成樹脂製容器。
【請求項3】
前記被覆層が低密度ポリエチレンからなる請求項1又は2に記載の合成樹脂製容器。
【請求項4】
前記被覆層の粗面化された表面の算術平均高さRaと、スキューネスRskとの間に、
0.035/Ra+0.097×Rsk+0.2<1.0
なる関係が成り立つ請求項3に記載の合成樹脂製容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、剥離可能に積層された被覆層を備える合成樹脂製容器に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ポリエチレンテレフタレートなどの熱可塑性樹脂を用いて有底筒状に成形されたプリフォームを作製し、このプリフォームを二軸延伸ブロー成形などによってボトル状に成形してなる合成樹脂製の容器が、各種飲料品、各種調味料等を内容物とする容器として広い分野で利用されている。
【0003】
この種の合成樹脂製容器は、近年、益々身近な存在となってきており、それに伴って様々な提案がなされている。このような近年の状況において、本出願人は、特許文献1において、ダブルモールドにより被覆材層が積層されたプリフォームを作製し、かかるプリフォームをブロー成形することによって、剥離可能に積層された被覆層を備える合成樹脂製容器を製造することを提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-90297号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者らは、上記の如き被覆層を備える合成樹脂製容器の改善点について鋭意検討を重ねてきたところ、被覆層の摩擦による抵抗が大きいと、これに起因する不具合が生じる虞があることを見いだした。そして、そのような不具合が生じないようにするべく、さらなる鋭意検討を重ねた結果、本発明を完成するに至った。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る合成樹脂製容器は、口部、肩部、胴部及び底部を含む所定の容器形状に形成された容器本体と、前記容器本体の外周面側に剥離可能に積層された被覆層とを備える合成樹脂製容器であって、前記被覆層の表面の少なくとも一部が粗面化され、粗面化された当該表面の摩擦係数が1.0未満とされた構成としてある。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、剥離可能に積層された被覆層を備える合成樹脂製容器において、被覆層の摩擦による抵抗を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る合成樹脂製容器の概略を示す斜視図である。
本発明の実施形態に係る合成樹脂製容器の概略を示す正面図である。
成形型の一例を示す説明図である。
プリフォームの概略を示す縦断面図である。
一次射出工程の説明図である。
二次射出工程の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態に係る合成樹脂製容器の概略を示す斜視図であり、図2は、同正面図ある。
【0010】
これらの図に示す容器1は、口部2、肩部3、胴部4及び底部5を含む所定の容器形状に成形された容器本体1aと、容器本体1aの外周面側に剥離可能に積層された被覆層6とを備えている。図示する例において、容器1(容器本体1a)は、胴部4が円筒状に形成された、一般に、丸形ボトルと称される容器形状を有しているが、容器1の形状は、これに限定されない。例えば、角形ボトルと称される容器形状としたり、胴部4の一部が部分的に大きく縮径して括れた形状としたりすることもできる。
(【0011】以降は省略されています)

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