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公開番号2023078982
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192346
出願日2021-11-26
発明の名称鞍乗り型車両
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類B62J 27/00 20200101AFI20230531BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】衝突を軽減する鞍乗り型車両を提供する。
【解決手段】操舵輪(13)に舵角を発生させる鞍乗り型車両であって、前記操舵輪(13)を支持する懸架装置(31)に操舵方向のトルクを付与するステアリングアクチュエーター(30)と、前記ステアリングアクチュエーター(30)を制御するアクチュエーター制御部(46)と、車両(10)の前面(F)から障害物に衝突したか否かを判定する衝突判定部(40)とを備え、前記アクチュエーター制御部(46)は、前記車両(10)の前記前面(F)から前記障害物に衝突した場合、前記ステアリングアクチュエーター(30)を制御して、前記操舵輪(13)が前記車両の前方(FR)に向いた姿勢で固定されるように懸架装置(31)に固定トルクを付与することを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
操舵輪(13)に舵角を発生させる鞍乗り型車両であって、
前記操舵輪(13)を支持する懸架装置(31)に操舵方向のトルクを付与するステアリングアクチュエーター(30)と、
前記ステアリングアクチュエーター(30)を制御するアクチュエーター制御部(46)と、
車両(10)の前面(F)から障害物に衝突したか否かを判定する衝突判定部(40)と
を備え、
前記アクチュエーター制御部(46)は、前記車両(10)の前記前面(F)から前記障害物に衝突したと前記衝突判定部(40)が判定した場合、前記ステアリングアクチュエーター(30)を制御して、前記操舵輪(13)が前記車両の前方(FR)に向いた姿勢で固定されるように懸架装置(31)に固定トルクを付与することを特徴とする鞍乗り型車両。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記車両(10)の加速度を検出する加速度検出部(41)を備え、
前記車両(10)の走行時における前記車両(10)の前後方向、及び左右方向のそれぞれの加速度に基づいて、前記車両(10)の前記前面(F)から前記障害物に衝突したか否かを判定する前記衝突判定部(40)を備えることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
【請求項3】
前記車両(10)の乗員(U)が入力する前記懸架装置(31)への操舵トルクの大きさを検出する操舵トルク検出部(38)を備え、
前記アクチュエーター制御部(46)は、前記車両(10)の乗員(U)による前記懸架装置(31)への前記操舵トルクの大きさに基づいて、前記操舵輪(13)の前記舵角を固定する前記固定トルクを付与しない制御をおこなうことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の鞍乗り型車両。
【請求項4】
対地速度を検出する対地速度検出部(36)を備え、
前記アクチュエーター制御部(46)は、前記対地速度に基づいて、前記操舵輪(13)の前記舵角を固定する前記固定トルクを付与しない制御をおこなうことを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の鞍乗り型車両。
【請求項5】
前記車両(10)のロール角を検出するロール角検出部(43)を備え、
前記アクチュエーター制御部(46)は、前記ロール角に基づいて、前記操舵輪(13)の前記舵角を固定する前記固定トルクを付与しない制御をおこなうことを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載の鞍乗り型車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鞍乗り型車両に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両の姿勢を制御する操舵アシスト装置が知られている。例えば特許文献1には、タイヤがスリップしやすい状況でも車両の安定化の効果を高めることができる鞍乗り型車両の操舵アシスト装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-54328号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1には、鞍乗り型車両が前方の障害物に前面から衝突した場合、操舵アシスト装置で操舵輪を制御することにより衝突を軽減させる技術については、開示が無い。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、衝突を軽減できる鞍乗り型車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様は、操舵輪に舵角を発生させる鞍乗り型車両であって、前記操舵輪を支持する懸架装置に操舵方向のトルクを付与するステアリングアクチュエーターと、前記ステアリングアクチュエーターを制御するアクチュエーター制御部と、車両の前面から障害物に衝突したか否かを判定する衝突判定部とを備え、前記アクチュエーター制御部は、前記車両の前記前面から前記障害物に衝突したと前記衝突判定部が判定した場合、前記ステアリングアクチュエーターを制御して、前記操舵輪が前記車両の前方に向いた姿勢で固定されるように懸架装置に固定トルクを付与することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明の一態様によれば、鞍乗り型車両が前面から衝突した場合に乗員をより適切に保護できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
鞍乗り型車両の側面図である。
制御システムの構成を示すブロック図である。
本実施の形態に係る鞍乗り型車両におけるステアリング制御のフローチャートである。
衝突時のステアリング固定の態様を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車両に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車両前方を示し、符号UPは車両上方を示し、符号LHは車両左方を示す。
【0009】
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両10の側面図である。
鞍乗り型車両10は、車両フレーム11と、車両フレーム11に支持されるパワーユニット12と、前輪13を操舵自在に支持するフロントフォーク14と、後輪15を支持するスイングアーム16と、乗員用のシート17とを備える車両である。
鞍乗り型車両10は、乗員がシート17に跨るようにして着座する車両である。シート17は、車両フレーム11の後部の上方に設けられる。
【0010】
車両フレーム11は、車両フレーム11の前端部に設けられるヘッドパイプ18と、ヘッドパイプ18の後方に位置するフロントフレーム19と、フロントフレーム19の後方に位置するリアフレーム20とを備える。フロントフレーム19の前端部は、ヘッドパイプ18に接続される。
シート17は、リアフレーム20に支持される。
(【0011】以降は省略されています)

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