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公開番号2023078979
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192341
出願日2021-11-26
発明の名称食品素材
出願人ハウス食品株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類A23L 27/00 20160101AFI20230531BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】本発明は、簡便かつ短時間の工程で、本格的な味わいが感じられる香辛料を含む食品(例えば、スパイスカレー等)を調理することが可能な新たな手段を提供することを目的とする。
【解決手段】シナモン、クローブ、スターアニス、唐辛子、マスタードシード、フェヌグリーク、カレーリーフからなる群から選ばれる香辛料を含む油脂調味料と、クミンシード、コリアンダーシード、ターメリック、キャラウェイ、ナツメグ、メース、セロリシード、ベイリーブス、オールスパイスからなる群から選ばれる香辛料を含む水系調味料と、カルダモン、山椒、花椒、バジル、ディル、パセリ、タラゴン、タイム、ミント、メッチリーフ、ブラックペッパー、ホワイトペーパー、グリーンペッパー、ピンクペッパーからなる群から選ばれる香辛料を含む粉体調味料とを別体として組合せて含んでなる食品素材。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
油脂100質量部に対して、0.2質量部以上97質量部以下の原料Aを含む油脂調味料と、
水100質量部に対して、0.3質量部以上92質量部以下の原料Bを含む水系調味料と、
原料Cを含む粉体調味料と、
を別体として組合せて含んでなる食品素材であって、
前記原料Aは、シナモン、クローブ、スターアニス、唐辛子、マスタードシード、フェヌグリーク、カレーリーフからなる群から選ばれる1又は2以上の香辛料を含み、
前記原料Bは、クミンシード、コリアンダーシード、ターメリック、キャラウェイ、ナツメグ、メース、セロリシード、ベイリーブス、オールスパイスからなる群から選ばれる1又は2以上の香辛料を含み、
前記原料Cは、カルダモン、山椒、花椒、バジル、ディル、パセリ、タラゴン、タイム、ミント、メッチリーフ、ブラックペッパー、ホワイトペーパー、グリーンペッパー、ピンクペッパーからなる群から選ばれる1又は2以上の香辛料を含む、食品素材。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記原料Aが、前記油脂調味料の調製の過程で加熱価5~60の加熱処理に付されている、請求項1に記載の食品素材。
【請求項3】
前記油脂調味料が、具材と共に炒めるために用いられる、請求項1又は2に記載の食品素材。
【請求項4】
前記水系調味料が、ホットパック充填されたものである、請求項1~3のいずれか一項に記載の食品素材。
【請求項5】
前記水系調味料が、ペースト状の形態を有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の食品素材。
【請求項6】
前記水系調味料における固形成分の分量が50~70質量部である、請求項5に記載の食品素材。
【請求項7】
前記水系調味料の水分活性(Aw)が0.9~0.75である、請求項5又は6に記載の食品素材。
【請求項8】
前記水系調味料が、具材と共に煮るために用いられる、請求項1~7のいずれか1項に記載の食品素材。
【請求項9】
食品素材の製造方法であって、
油脂100質量部に対して、0.2質量部以上97質量部以下の原料Aを合わせて油脂調味料を調製し、得られた油脂調味料を容器に充填する工程であって、
前記原料Aは、シナモン、クローブ、スターアニス、唐辛子、マスタードシード、フェヌグリーク、カレーリーフからなる群から選ばれる1又は2以上の香辛料を含む、工程、
水100質量部に対して、0.3質量部以上92質量部以下の原料Bを合わせて水系調味料を調製し、得られた水系調味料を容器に充填する工程であって、
前記原料Bは、クミンシード、コリアンダーシード、ターメリック、キャラウェイ、ナツメグ、メース、セロリシード、ベイリーブス、オールスパイスからなる群から選ばれる1又は2以上の香辛料を含む、工程、
原料Cを含む粉体調味料を調製し、容器に充填する工程であって、
前記原料Cは、カルダモン、山椒、花椒、バジル、ディル、パセリ、タラゴン、タイム、ミント、メッチリーフ、ブラックペッパー、ホワイトペーパー、グリーンペッパー、ピンクペッパーからなる群から選ばれる1又は2以上の香辛料を含む、工程、
を含む、製造方法。
【請求項10】
前記原料Aが、前記油脂調味料の調製の過程で加熱価5~60の加熱処理に付される、請求項9に記載の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、香辛料を含む食品の製造に利用される食品素材に関するものである。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
主に、複数種の香辛料と肉や野菜等の具材からなり、従来一般的なルウを使用しないカレーは「スパイスカレー」とも称され、香辛料がもたらす強い香りや刺激、引き立てられた具材の旨味等がダイレクトに感じられ、従来のルウを使用したカレーとは異なる美味しさが感じられるとして、今日人気を博している。
【0003】
しかしながら、スパイスカレーを製造するためには、多い時には数十種類にも及ぶ香辛料を準備・調製し、またそれらをそれぞれに最適な調理条件において用いることを要し、調理作業が煩雑・長期化する場合があり、家庭等においてスパイスカレーを製造することは容易ではなかった。このような課題を解決すべく、香辛料の種類を減らしたり(例えば2,3,4種類等)、調理工程を見直したりする等の工夫がなされているが、このようにして製造されたスパイスカレーにおいては、専門店やレストランで提供されるような本格的な味わいが十分に感じられない場合があった。
【0004】
そのため、当該分野においては依然として、専門店やレストランで提供されるような本格的な味わいが感じられるスパイスカレーを、簡便かつ短時間の調理工程で提供することを可能とする新たな手段が求められていた。
【0005】
特許文献1には、スープカレーを調理するための食品素材が記載されており、当該食品素材が、香辛料、油脂、及び乳化安定材を含む水相素材と、香味油との2つの素材を別体として組合せて含んでなり、水相素材を湯中に溶かし、香味油を加えることで乳化安定材の作用によって、水相素材に含まれる油脂が湯中に微粒状に分散した水相を形成し、その水相の上に香味油が分離して浮くように構成されたスープカレーを調理できたことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第4680577号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、簡便かつ短時間の工程で、本格的な味わいが感じられる香辛料を含む食品(例えば、スパイスカレー等)を調理することが可能な新たな手段を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、シナモン、クローブ、スターアニス、唐辛子、マスタードシード、フェヌグリーク、カレーリーフからなる群から選択される香辛料を含む油脂調味料を肉や野菜等の具材と共に炒め、得られた具材をクミンシード、コリアンダーシード、ターメリック、キャラウェイ、ナツメグ、メース、セロリシード、ベイリーブス、オールスパイスからなる群から選択される香辛料を含む水系調味料と一緒に煮た後、カルダモン、山椒、花椒、バジル、ディル、パセリ、タラゴン、タイム、ミント、メッチリーフ、ブラックペッパー、ホワイトペーパー、グリーンペッパー、ピンクペッパーからなる群から選ばれる香辛料を含む粉体調味料と合わせるだけで、本格的な味わいが感じられる香辛料を含む食品が得られることを見出した。
【0009】
本発明は、これらの新規知見に基づくものであり、以下の発明を包含する。
[1] 油脂100質量部に対して、0.2質量部以上97質量部以下の原料Aを含む油脂調味料と、
水100質量部に対して、0.3質量部以上92質量部以下の原料Bを含む水系調味料と、
原料Cを含む粉体調味料と、
を別体として組合せて含んでなる食品素材であって、
前記原料Aは、シナモン、クローブ、スターアニス、唐辛子、マスタードシード、フェヌグリーク、カレーリーフからなる群から選ばれる1又は2以上の香辛料を含み、
前記原料Bは、クミンシード、コリアンダーシード、ターメリック、キャラウェイ、ナツメグ、メース、セロリシード、ベイリーブス、オールスパイスからなる群から選ばれる1又は2以上の香辛料を含み、
前記原料Cは、カルダモン、山椒、花椒、バジル、ディル、パセリ、タラゴン、タイム、ミント、メッチリーフ、ブラックペッパー、ホワイトペーパー、グリーンペッパー、ピンクペッパーからなる群から選ばれる1又は2以上の香辛料を含む、食品素材。
[2] 前記原料Aが、前記油脂調味料の調製の過程で加熱価5~60の加熱処理に付されている、[1]の食品素材。
[3] 前記油脂調味料が、具材と共に炒めるために用いられる、[1]又は[2]の食品素材。
[4] 前記水系調味料が、ホットパック充填されたものである、[1]~[3]のいずれかの食品素材。
[5] 前記水系調味料が、ペースト状の形態を有する、[1]~[4]のいずれかの食品素材。
[6] 前記水系調味料における固形成分の分量が50~70質量部である、[5]の食品素材。
[7] 前記水系調味料の水分活性(Aw)が0.9~0.75である、[5]又は[6]の食品素材。
[8] 前記水系調味料が、具材と共に煮るために用いられる、[1]~[7]のいずれかの食品素材。
[9] 食品素材の製造方法であって、
油脂100質量部に対して、0.2質量部以上97質量部以下の原料Aを合わせて油脂調味料を調製し、得られた油脂調味料を容器に充填する工程であって、
前記原料Aは、シナモン、クローブ、スターアニス、唐辛子、マスタードシード、フェヌグリーク、カレーリーフからなる群から選ばれる1又は2以上の香辛料を含む、工程、
水100質量部に対して、0.3質量部以上92質量部以下の原料Bを合わせて水系調味料を調製し、得られた水系調味料を容器に充填する工程であって、
前記原料Bは、クミンシード、コリアンダーシード、ターメリック、キャラウェイ、ナツメグ、メース、セロリシード、ベイリーブス、オールスパイスからなる群から選ばれる1又は2以上の香辛料を含む、工程、
原料Cを含む粉体調味料を調製し、容器に充填する工程であって、
前記原料Cは、カルダモン、山椒、花椒、バジル、ディル、パセリ、タラゴン、タイム、ミント、メッチリーフ、ブラックペッパー、ホワイトペーパー、グリーンペッパー、ピンクペッパーからなる群から選ばれる1又は2以上の香辛料を含む、工程、
を含む、製造方法。
[10] 前記原料Aが、前記油脂調味料の調製の過程で加熱価5~60の加熱処理に付される、[9]の製造方法。
[11] 前記水系調味料が、容器にホットパック充填される、[9]又は[10]の製造方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、簡便かつ短時間の工程で、本格的な味わいが感じられる香辛料を含む食品を調理することが可能な新たな手段を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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