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公開番号2023078974
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192335
出願日2021-11-26
発明の名称害獣捕獲装置
出願人個人,個人
代理人個人,個人
主分類A01M 23/02 20060101AFI20230531BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】檻の外周を登ることができる害獣を捕獲し、捕獲後の害獣が檻から逃げ出すことを確実に防止しつつ、檻が破損する虞を低減した囲い罠を提供する。
【解決手段】本発明は、害獣を捕獲するための捕獲空間を有する害獣捕獲装置であって、捕獲空間を囲繞する側面部と、前記側面部の下端部から捕獲空間に向けて延設した下部折返し部と、前記側面部の上端部から捕獲空間に向けて斜め上方に延設した傾斜部と、前記傾斜部の上端部を繋ぎ合わせることで形成された開口部と、前記傾斜部の捕獲空間側に前記傾斜部から一定距離離間した位置に前記傾斜部と平行状に配設した通電部と、を有する害獣捕獲装置とした。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
害獣を捕獲するための捕獲空間を有する害獣捕獲装置であって、
捕獲空間を囲繞する側面部と、
前記側面部の下端部から捕獲空間に向けて延設した下部折返し部と、
前記側面部の上端部から捕獲空間に向けて斜め上方に延設した傾斜部と、
前記傾斜部の上端部を繋ぎ合わせることで形成された開口部と、
前記傾斜部の捕獲空間側に前記傾斜部から一定距離離間した位置に前記傾斜部と平行状に配設した通電部と、
を有することを特徴とする害獣捕獲装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、害獣を捕獲するための害獣捕獲装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【0002】
従来、害獣を捕獲するための害獣捕獲装置として囲い罠がある。囲い罠は、囲い状の構造物の中に複数の野生動物を閉じ込めて一度に大量に捕獲する罠のことであり、上方を開放状に形成されている。
【0003】
この囲い罠を利用して檻の外周を登ることができる害獣を捕獲しようとした場合、囲い罠の上部開口部から容易に害獣が侵入でき、一度に大量の害獣を捕獲できる反面、捕獲した害獣が囲い罠を構成する側壁を登って、捕獲空間の侵入口である上部開口部から逃走する虞があった。このように捕獲した害獣が囲い罠の開口部から逃走することを防止するための罠構造としては、特許文献1に記載の技術を備えたものがある。
【0004】
特許文献1に記載の囲い罠は、上方を開放状態として捕獲空間を囲むように連続して配置した側面部と、側面部の上端部から垂設した垂れ壁と、を有し、側面部は上部を捕獲空間側に傾斜状に形成され、垂れ壁は下端部が側面部に接触しないよう配設した構成が開示されている。
【0005】
特許文献1に記載の囲い罠は、上述した構成により、垂れ壁と側面部との間に閉塞空間を有する。この囲い罠は、捕獲空間に捕獲された害獣が囲い罠の上部開口部から脱出を試みて側面部を登ると閉塞空間に侵入することとなる。閉塞空間は、垂れ壁の上端部と側面部の上端部が接合されているため閉塞されている。したがって、閉塞空間に侵入した害獣は、閉塞空間の上端部から囲い罠の外部に逃走することができない。また、閉塞空間を構成する垂れ壁は、表面が平滑状に形成されている。そのため、害獣が閉塞空間に侵入せずに垂れ壁の外側をつたって囲い罠の上部開口部から逃走を図ろうとしても、垂れ壁に指を引掛ける部分がなく、垂れ壁の外側を登ることができない。
このように特許文献1に記載の囲い罠は、捕獲空間に害獣が侵入すると、側面部に垂設した垂れ壁の作用により、上部開口部から脱出できない装置構造を実現していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第5543009号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載の害獣捕獲装置においては、害獣が捕獲空間に侵入しやすいように側面部を格子状の金網で構成し、側面部の上部を捕獲空間側に傾斜させた上方傾斜状に形成される。特に、側面部を格子状の金網で構成し、側面部の上部を傾斜状に形成し、側面部の上端部から垂れ壁を垂設した構成によれば、捕獲空間に害獣を捕獲した状態において、次のような問題がある。
【0008】
従来の害獣捕獲装置は、捕獲空間に害獣が侵入しやすいように側面部を格子状の金網で構成しており、かかる場合、害獣は、側面部の金網を登って害獣捕獲装置の上部に設けた開口部から捕獲空間に侵入する。捕獲空間に侵入した害獣は、捕獲空間内に設置された食物を食し、その後、侵入路である上部開口部から脱出しようとする。この際、害獣捕獲装置を形成する側面部が全て格子状の金網で形成されていることから、どの側面部も登ることができる。
すなわち、捕獲空間に侵入する害獣の数が増加すると、捕獲空間から脱出しようとして側面部に掴まる害獣の数が増加することとなり、害獣捕獲装置を構成する側面部への負荷が大きくなる。
【0009】
また、従来の害獣捕獲装置は、装置からの脱出を防止するための構成である垂れ壁に触れることができるため、捕獲空間に捕獲された害獣と、捕獲空間に侵入する前の害獣とが協力することで捕獲空間から脱出される虞があった。例えば、害獣が猿である場合、捕獲空間に侵入する前の猿同士が腰を掴んで連なって垂れ壁に沿った垂れ下がり形態を形成し、最下部に位置する猿の腕が垂れ壁の下端部の下側まで伸ばすことができれば、捕獲空間に捕獲された側の猿が、その腕を掴んで捕獲空間から脱出することができる。
【0010】
このように従来の害獣捕獲装置は、1つの装置で大量の害獣を捕獲できるとともに、捕獲した害獣が脱出することを防止できる構成を備えているものの、捕獲空間に捕獲される害獣の数が増加すると側面部への負荷が増大して、害獣捕獲装置が破損する虞があった。また、従来の捕獲装置は、捕獲した害獣が捕獲前の害獣と協力されると捕獲空間から脱出される虞があった。
(【0011】以降は省略されています)

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