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公開番号2023078971
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192332
出願日2021-11-26
発明の名称空き容量検出装置及び空き容量検出装置を備えた冷蔵庫
出願人アクア株式会社
代理人個人,個人
主分類F25D 23/00 20060101AFI20230531BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】低コストのシンプルな装備で短時間に引き出し式容器内の収納領域の空き容量を検出可能な空き容量検出装置、及び冷蔵庫を提供する。
【解決手段】引き出し式容器6の上側の位置に固定され、引き出し式容器の内部を上から俯瞰するように、引き出し式容器6の幅方向(X軸方向)に並んで配置された距離センサである複数の第1センサ20と、引き出し式容器6の移動方向(Y軸方向)における位置を検出する第2センサ30と、第1センサ20及び第2センサ30と電気的に接続された制御部と、を備え、制御部は、第2センサ30の検出値に基づいて、移動方向に移動する引き出し式容器6が所定の検出位置に到達したと判別したとき、各々の第1センサ20の測定値に基づく引き出し式容器6の内部の深さデータを取得し、深さデータを用いて引き出し式容器6の内部の空き容量を算出する容量検出装置、及びこの空き容量検出装置を備えた冷蔵庫を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
引き出し式容器の上側の位置に固定され、前記引き出し式容器の内部を上から俯瞰するように、前記引き出し式容器の幅方向に並んで配置された距離センサである複数の第1センサと、
前記引き出し式容器の移動方向における位置を検出する第2センサと、
前記第1センサ及び前記第2センサと電気的に接続された制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記第2センサの検出値に基づいて、前記移動方向に移動する前記引き出し式容器が所定の検出位置に到達したと判別したとき、各々の前記第1センサの測定値に基づく前記引き出し式容器の内部の深さデータを取得し、該深さデータを用いて前記引き出し式容器の内部の空き容量を算出することを特徴とする空き容量検出装置。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
m個の前記第1センサが、個々の前記幅方向の検出範囲が均等になるように配置され、
n個の前記検出位置が、個々の前記移動方向の検出範囲が均等になるように定められ、
前記第1センサによる前記幅方向の全検出範囲の長さをWとし、前記移動方向の全検出範囲の長さをLとし、
各々の前記検出位置における各々の前記第1センサの測定値に基づき定められた前記深さデータをDとすると、
各々の前記検出位置における各々の前記第1センサの検出範囲に対応する個別空き容量が、W/m×L/n×Dで算出され、
該個別空き容量を合計することにより、引き出し式容器の内部の空き容量が算出されることを特徴とする請求項1に記載の空き容量検出装置。
【請求項3】
前記検出位置で前記第1センサの測定値が得られないとき、隣接する前記検出位置における前記第1センサの測定値を用いて、該検出位置における前記個別空き容量を算出することを特徴とする請求項2に記載の空き容量検出装置。
【請求項4】
前記第2センサの検出値に基づいて、前記引き出し式容器の開閉を検出することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の空き容量検出装置。
【請求項5】
請求項1から4の何れか1項に記載の空き容量検出装置及び引き出し式容器を備えたことを特徴とする冷蔵庫。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、収納領域の空き容量を検出する空き容量検出装置、及びこの空き容量検出装置を備えた冷蔵庫に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、冷蔵庫の中の様子を事前に確認せずに買い物に行ったとき、冷蔵庫に収納しきれない程の量の食品を購入してしまう事態も生じる。このような事態が生じるのを防ぐため、冷蔵庫の収納領域の空き容量を検出する情報処理装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の情報処理装置は、冷蔵庫の収納室の内部を異なる位置から撮像する複数の撮像装置を備え、それぞれの撮像装置が撮像した画像を比較することにより、収納室の空き容量を計測するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-219270号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の情報処理装置は、複数の撮像装置を備える必要があり、制御装置は画像処理や画像解析を含む複雑な制御処理を行う必要がある。このため、装置の製造コストが上昇し、複雑な制御処理のため、計測結果が出るまで時間を要する虞がある。
【0005】
従って、本発明の目的は、上記の課題を解決するものであり、低コストのシンプルな構成で短時間に収納領域の空き容量を検出可能な空き容量検出装置、及びこの空き容量検出装置を備えた冷蔵庫を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の空き容量検出装置は、
引き出し式容器の上側の位置に固定され、前記引き出し式容器の内部を上から俯瞰するように前記引き出し式容器の幅方向に並んで配置された距離センサである複数の第1センサと、
前記引き出し式容器の移動方向における位置を検出する第2センサと、
前記第1センサ及び前記第2センサと電気的に接続された制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記第2センサの検出値に基づいて、前記移動方向に移動する前記引き出し式容器が所定の検出位置に到達したと判別したとき、各々の前記第1センサの測定値に基づく前記引き出し式容器の内部の深さデータを取得し、該深さデータを用いて前記引き出し式容器の内部の空き容量を算出することを特徴とする
【0007】
本発明によれば、撮像装置を要さず、画像解析のような時間を要する複雑な制御処理を行うことなく、距離センサを用いたシンプルな構成で短時間に空き容量を算出できる。これにより、低コストでシンプルな構成で短時間に収納領域の空き容量を検出可能な空き容量検出装置を提供できる。
【0008】
また、本発明の空き容量検出装置は、
m個の前記第1センサが、個々の前記幅方向の検出範囲が均等になるように配置され、
n個の前記検出位置が、個々の前記移動方向の検出範囲が均等になるように定められ、
前記第1センサによる前記幅方向の全検出範囲の長さをWとし、前記移動方向の全検出範囲の長さをLとし、
各々の前記検出位置における各々の前記第1センサの測定値に基づき定められた前記深さデータをDとすると、
各々の前記検出位置における各々の前記第1センサの検出範囲に対応する個別空き容量が、W/m×L/n×Dで算出され、
該個別空き容量を合計することにより、引き出し式容器の内部の空き容量が算出されることを特徴とする。
【0009】
このように、距離センサである第1センサの測定データを用いた簡易な計算で、引き出し式容器の内部の空き容量を短時間に確実に算出することができる。
【0010】
また、本発明の空き容量検出装置は、
前記検出位置で前記第1センサの測定値が得られないとき、隣接する前記検出位置における前記第1センサの測定値を用いて、該検出位置における前記個別空き容量を算出することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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