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公開番号2023078970
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192330
出願日2021-11-26
発明の名称コンピュータプログラム、情報処理装置及び情報処理方法
出願人株式会社Splink
代理人個人,個人
主分類G01T 1/161 20060101AFI20230531BHJP(測定;試験)
要約【課題】機能画像のみで輝度を調整することができるコンピュータプログラム、情報処理装置及び情報処理方法を提供する。
【解決手段】コンピュータプログラムは、コンピュータに、放射性薬剤から放出される放射線を検出して画像化された機能画像を取得し、取得した機能画像に用いられた放射性薬剤の選定を受け付け、選定された放射性薬剤に応じて、機能画像の輝度を調整して表示する、処理を実行させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
コンピュータに、
放射性薬剤から放出される放射線を検出して画像化された機能画像を取得し、
取得した機能画像に用いられた放射性薬剤の選定を受け付け、
選定された放射性薬剤に応じて、前記機能画像の輝度を調整して表示する、
処理を実行させるコンピュータプログラム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
コンピュータに、
取得した機能画像上の特定の参照領域の信号値に基づいて、前記機能画像の輝度を調整して表示する、
処理を実行させる請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項3】
コンピュータに、
選定された放射性薬剤に対する所定のカラースケール又はグレースケールの所定値、及び前記信号値に基づいて、前記機能画像の輝度を調整して表示する、
処理を実行させる請求項2に記載のコンピュータプログラム。
【請求項4】
コンピュータに、
機能画像を入力した場合、特定の参照領域を出力する学習モデルに、取得した機能画像を入力して、前記機能画像上の特定の参照領域を取得する、
処理を実行させる請求項2又は請求項3に記載のコンピュータプログラム。
【請求項5】
コンピュータに、
機能画像及び構造画像上の特定の参照領域を含む訓練データを取得し、
前記訓練データに基づいて、前記機能画像を入力した場合、前記訓練データに含まれる特定の参照領域を出力するように前記学習モデルを生成する、
処理を実行させる請求項4に記載のコンピュータプログラム。
【請求項6】
コンピュータに、
前記特定の参照領域に関する情報を表示する、
処理を実行させる請求項2から請求項5のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
【請求項7】
コンピュータに、
取得した機能画像上の参照領域の選定を受け付け、
選定された参照領域の信号値に基づいて、前記機能画像の輝度を調整して表示する、
処理を実行させる請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項8】
放射性薬剤から放出される放射線を検出して画像化された機能画像を取得する取得部と、
取得した機能画像に用いられた放射性薬剤の選定を受け付ける受付部と、
選定された放射性薬剤に応じて、前記機能画像の輝度を調整して表示する表示部と
を備える、
情報処理装置。
【請求項9】
放射性薬剤から放出される放射線を検出して画像化された機能画像を取得し、
取得した機能画像に用いられた放射性薬剤の選定を受け付け、
選定された放射性薬剤に応じて、前記機能画像の輝度を調整して表示する、
情報処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コンピュータプログラム、情報処理装置及び情報処理方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、高齢化が進み、認知症患者や認知症予備軍(軽度認知障害)の数が増加している。認知症の原因となる3大疾患には、アルツハイマー型認知症(AD)、レビー小体型認知症(DLB)、脳血管性認知症があり、その他、多発性硬化症(MS)なども認知症を含む様々な神経症状が現れる。アルツハイマー型認知症の原因は未だ解明されていないが、病状の進行に伴って脳内に特有の病変が見られる。例えば、神経細胞の外側ではアミロイドβによる老人斑の沈着が知られている。脳内アミロイドβの可視化には、脳組織内のアミロイドβと結合する薬剤を被検体に注射投与し、脳を横切る裁断面上の薬剤の濃度分布を表すPET(Positron Emission Tomography)画像が用いられる。
【0003】
PET画像の読影により脳内のアミロイドβの分布を視覚的に評価するためには、所定の参照領域の信号値を全画像のカラースケールの基準点になるように手動で輝度を調整する必要がある。参照領域の特定には、特許文献1のような、頭部全体について撮像されたMRI画像からマスク画像を用いてセグメンテーションを行って脳に対応する部分の画像を取得する技術を用いることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-247534号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、臨床現場では、MRI画像のような構造画像が手に入らない場合もあり、PET画像などの機能画像のみを用いて読影を行うことが多く、機能画像の輝度を調整することが困難な場合があった。
【0006】
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、機能画像のみで輝度を調整することができるコンピュータプログラム、情報処理装置及び情報処理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、コンピュータプログラムは、コンピュータに、放射性薬剤から放出される放射線を検出して画像化された機能画像を取得し、取得した機能画像に用いられた放射性薬剤の選定を受け付け、選定された放射性薬剤に応じて、前記機能画像の輝度を調整して表示する、処理を実行させる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、機能画像のみで輝度を調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態の情報処理システムの構成の一例を示す図である。
情報処理装置の構成の一例を示す図である。
学習モデルの生成方法の一例を示す図である。
輝度調整の一例を示す図である。
輝度調整前の表示画面の表示例を示す図である。
輝度調整後の表示画面の表示例を示す図である。
情報処理装置による処理手順の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態の情報処理システムの構成の一例を示す図である。情報処理システムは、情報処理装置50を備える。情報処理装置50には、通信ネットワーク1を介して、クライアント装置40が接続されている。クライアント装置40は、例えば、パーソナルコンピュータ等で構成することができ、画像ビューワ等がインストールされている。クライアント装置40には、画像サーバ30が接続されている。画像サーバ30は、PET(Positron Emission Tomography)装置10から医用画像を受信し、データベースに保存する。クライアント装置40は、画像サーバ30から医用画像を取得し、取得した医用画像を情報処理装置50へ送信する。情報処理装置50は、医用画像に対して所定の処理を行い、処理結果をクライアント装置40に送信することができる。クライアント装置40は、処理結果を表示することができる。所定の処理の詳細は後述する。
(【0011】以降は省略されています)

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