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公開番号2023078969
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192327
出願日2021-11-26
発明の名称モデル生成方法、情報処理方法、情報処理装置、及びコンピュータプログラム
出願人テルモ株式会社
代理人個人,個人
主分類A61B 17/135 20060101AFI20230531BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】モデル生成方法、情報処理方法、情報処理装置、及びコンピュータプログラムの提供。
【解決手段】止血器具による圧迫部位の遠位側及び近位側を含む複数箇所の脈波を計測する脈波センサの出力に基づき、複数箇所の脈波データを取得し、止血器具の内圧を時系列的に計測する圧力センサの出力に基づき、止血器具の内圧データを取得し、圧迫部位の止血状態を示す状態情報を取得し、取得した脈波データ、内圧データ、及び状態情報を含むデータセットを訓練データに用いて、止血器具が装着された患者の脈波データと止血器具の内圧データとを入力した場合、止血器具による圧迫部位の止血状態を示す状態情報を出力する第1学習モデルを生成する処理をコンピュータにより実行する。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
止血器具による圧迫部位の遠位側及び近位側を含む複数箇所の脈波を計測する脈波センサの出力に基づき、前記複数箇所の脈波データを取得し、
前記止血器具の内圧を時系列的に計測する圧力センサの出力に基づき、前記止血器具の内圧データを取得し、
前記圧迫部位の止血状態を示す状態情報を取得し、
取得した脈波データ、内圧データ、及び状態情報を含むデータセットを訓練データに用いて、止血器具が装着された患者の脈波データと前記止血器具の内圧データとを入力した場合、前記止血器具による圧迫部位の止血状態を示す状態情報を出力する第1学習モデルを生成する
処理をコンピュータにより実行するモデル生成方法。
続きを表示(約 2,200 文字)【請求項2】
前記状態情報は、正常状態を示す情報、出血の発生を示す情報、血腫の発生を示す情報、及び血管閉塞の発生を示す情報の少なくとも1つを含む
請求項1に記載のモデル生成方法。
【請求項3】
前記第1学習モデルは、前記止血器具における減圧の有無を示す情報、及び前記止血器具の不具合の有無を示す情報の少なくとも1つを更に出力するように学習される
請求項1又は請求項2に記載のモデル生成方法。
【請求項4】
止血器具による圧迫部位の遠位側及び近位側を含む複数箇所の脈波を計測する脈波センサの出力に基づき、出血又は血腫が発生した時間帯における前記複数箇所の脈波データを取得し、
前記止血器具の内圧を時系列的に計測する圧力センサの出力に基づき、前記時間帯における前記止血器具の内圧データを取得し、
出血又は血腫の何れが発生したのかを示す症状情報を取得し、
前記止血器具により加圧処置を施した際の加圧値に係る情報を取得し、
前記加圧処置による症状の回復の有無を示す回復情報を取得し、
取得した脈波データ、内圧データ、症状情報、加圧値に係る情報、及び回復情報を含むデータセットを訓練データに用いて、止血器具が装着された患者に関して、出血又は血腫が発生した時間帯の脈波データ及び内圧データ、並びに症状情報が入力された場合、症状を回復できる推奨加圧値に関する情報を出力する第2学習モデルを生成する
処理をコンピュータにより実行するモデル生成方法。
【請求項5】
前記脈波データは、所定期間内における脈波の特徴を表す数値、及び前記脈波の波形画像の少なくとも1つを含む
請求項1から請求項4の何れか1つに記載のモデル生成方法。
【請求項6】
前記内圧データは、所定期間内における内圧の増減を示す数値、及び前記内圧の波形画像の少なくとも1つを含む
請求項1から請求項5の何れか1つに記載のモデル生成方法。
【請求項7】
患者に装着された止血器具による圧迫部位の遠位側及び近位側を含む複数箇所の脈波を計測する脈波センサの出力に基づき、前記複数箇所の脈波データを取得し、
前記止血器具の内圧を時系列的に計測する圧力センサの出力に基づき、前記止血器具の内圧データを取得し、
取得した前記患者の脈波データ及び前記止血器具の内圧データを、脈波データ及び内圧データの入力に応じて、止血状態を示す状態情報を出力するよう学習された第1学習モデルに入力して、前記止血器具による圧迫部位の止血状態を推定し、
推定結果に係る情報を出力する
処理をコンピュータにより実行する情報処理方法。
【請求項8】
患者に装着された止血器具による圧迫部位の遠位側及び近位側を含む複数箇所の脈波を計測する脈波センサの出力に基づき、出血又は血腫が発生した時間帯における前記複数箇所の脈波データを取得し、
前記止血器具の内圧を時系列的に計測する圧力センサの出力に基づき、前記時間帯における前記止血器具の内圧データを取得し、
出血又は血腫の何れが発生したのかを示す症状情報を取得し、
取得した前記時間帯の脈波データ及び内圧データ並びに症状情報を、脈波データ、内圧データ及び症状情報の入力に応じて、症状を回復できる推奨加圧値に関する情報を出力するよう学習された第2学習モデルに入力して、前記止血器具に対する推奨加圧値を決定し、
決定した推奨加圧値の情報を出力する
処理をコンピュータにより実行する情報処理方法。
【請求項9】
患者に装着された止血器具による圧迫部位の遠位側及び近位側を含む複数箇所の脈波を計測する脈波センサの出力に基づき、前記複数箇所の脈波データを取得する第1取得部と、
前記止血器具の内圧を時系列的に計測する圧力センサの出力に基づき、前記止血器具の内圧データを取得する第2取得部と、
取得した前記患者の脈波データ及び前記止血器具の内圧データを、脈波データ及び内圧データの入力に応じて、止血状態を示す状態情報を出力するよう学習された第1学習モデルに入力して、前記止血器具による圧迫部位の止血状態を推定する推定部と、
推定結果に係る情報を出力する出力部と
を備える情報処理装置。
【請求項10】
患者に装着された止血器具による圧迫部位の遠位側及び近位側を含む複数箇所の脈波を計測する脈波センサの出力に基づき、出血又は血腫が発生した時間帯における前記複数箇所の脈波データを取得する第1取得部と、
前記止血器具の内圧を時系列的に計測する圧力センサの出力に基づき、前記時間帯における前記止血器具の内圧データを取得する第2取得部と、
出血又は血腫の何れが発生したのかを示す症状情報を取得する第3取得部と、
取得した前記時間帯の脈波データ及び内圧データ並びに症状情報を、脈波データ、内圧データ及び症状情報の入力に応じて、症状を回復できる推奨加圧値に関する情報を出力するよう学習された第2学習モデルに入力して、前記止血器具に対する推奨加圧値を決定する決定部と、
決定した推奨加圧値の情報を出力する出力部と
を備える情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、モデル生成方法、情報処理方法、情報処理装置、及びコンピュータプログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
カテーテル検査やカテーテル治療では、腕の橈骨動脈等の血管を穿刺し、穿刺部位にイントロデューサーシースを導入し、イントロデューサーシースの内腔を介して血管にカテーテルを挿入することにより、経皮的に検査や治療を行う。このようなカテーテル検査やカテーテル治療では、イントロデューサーシースを抜去した後に穿刺部位を止血する必要がある。止血器具として、穿刺部位(腕)に巻き付けられる帯体と、帯体を固定するための面ファスナーと、穿刺部位を押圧するバルーンとを備えた止血器具が知られている(例えば、特許文献1を参照)。止血器具は、バルーンから作用する押圧力を穿刺部位に直接的に作用させて止血を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-154413号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したような止血器具の使用中、医療従事者は、患者の止血状態を確認したり、止血器具の減圧操作をしたりするため、何度も患者の元に行く必要がある。病院には複数の患者が存在し、例えば、少数の医療従事者が複数の患者の管理を行う場合、医療従事者の負担が大きい。
【0005】
一つの側面では、止血器具を用いた止血処理に関する情報を出力できるモデルの生成方法、情報処理方法、情報処理装置、及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一つの側面に係るモデル生成方法は、止血器具による圧迫部位の遠位側及び近位側を含む複数箇所の脈波を計測する脈波センサの出力に基づき、前記複数箇所の脈波データを取得し、前記止血器具の内圧を時系列的に計測する圧力センサの出力に基づき、前記止血器具の内圧データを取得し、前記圧迫部位の止血状態を示す状態情報を取得し、取得した脈波データ、内圧データ、及び状態情報を含むデータセットを訓練データに用いて、止血器具が装着された患者の脈波データと前記止血器具の内圧データとを入力した場合、前記止血器具による圧迫部位の止血状態を示す状態情報を出力する第1学習モデルを生成する処理をコンピュータにより実行する。
【0007】
一つの側面に係るモデル生成方法は、止血器具による圧迫部位の遠位側及び近位側を含む複数箇所の脈波を計測する脈波センサの出力に基づき、出血又は血腫が発生した時間帯における前記複数箇所の脈波データを取得し、前記止血器具の内圧を時系列的に計測する圧力センサの出力に基づき、前記時間帯における前記止血器具の内圧データを取得し、出血又は血腫の何れが発生したのかを示す症状情報を取得し、前記止血器具により加圧処置を施した際の加圧値に係る情報を取得し、前記加圧処置による症状の回復の有無を示す回復情報を取得し、取得した脈波データ、内圧データ、症状情報、加圧値に係る情報、及び回復情報を含むデータセットを訓練データに用いて、止血器具が装着された患者に関して、出血又は血腫が発生した時間帯の脈波データ及び内圧データ、並びに症状情報が入力された場合、症状を回復できる推奨加圧値に関する情報を出力する第2学習モデルを生成する処理をコンピュータにより実行する。
【発明の効果】
【0008】
一つの側面では、止血器具を用いた止血処理に関する情報を出力できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1に係る止血支援システムの構成を説明する模式図である。
止血器具の平面図である。
装着状態における止血器具の断面図である。
圧力制御装置の構成例を説明するブロック図である。
脈波計測装置の構成例を説明するブロック図である。
実施の形態1に係る情報処理装置の構成例を説明するブロック図である。
データテーブルの一例を示す概念図である。
第1学習モデルの構成例を示す模式図である。
第1学習モデルの生成手順を説明するフローチャートである。
入力画面の一例を示す模式図である。
止血状態の推定手順を説明するフローチャートである。
実施の形態2に係る情報処理装置の構成例を説明するブロック図である。
データテーブルの一例を示す概念図である。
第2学習モデルの構成例を示す模式図である。
第2学習モデルの生成手順を説明するフローチャートである。
入力画面の一例を示す模式図である。
推奨加圧値の決定手順を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1に係る止血支援システムの構成例を説明する模式図である。実施の形態1に係る止血支援システムは、止血器具10、圧力制御装置20、脈波計測装置30、及び情報処理装置100を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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