TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2023078951
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192294
出願日2021-11-26
発明の名称情報処理システム、及び情報処理方法
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人
主分類G16H 20/10 20180101AFI20230531BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】同一の対象者が購入した商品及び処方箋データに基づく処理を効率的に行う情報処理システム及び情報処理方法を提供する。
【解決手段】店舗サーバTS、保険薬局サーバHS及び外部サーバGSが、外部ネットワークを介して情報処理装置1と通信可能に接続する購買調剤システムにおいて、情報処理装置は、複数の第1の対象者が処方されている処方箋医薬品を記述する処方箋データセットと、複数の第1の対象者の購買履歴を記述する購買データセットと、複数の第1の対象者の属性情報を記述する属性データセットに基づいて、処方箋データセットに含まれる処方箋医薬品のうち、いずれかの処方箋医薬品が処方されている第1の対象者で共通する購買履歴及び属性情報を推定する推定部(生活用品分析モデル)と、推定された共通する購買履歴及び属性情報を出力する出力部と、を備える。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
複数の第1の対象者が処方されている処方箋医薬品を記述する処方箋データセットと、前記複数の第1の対象者の購買履歴を記述する購買データセットと、前記複数の第1の対象者の属性情報を記述する属性データセットに基づいて、前記処方箋データセットに含まれる処方箋医薬品のうち、いずれかの処方箋医薬品が処方されている第1の対象者で共通する購買履歴及び属性情報を推定する推定部と、
推定された前記共通する購買履歴及び属性情報を出力する出力部と
を備える情報処理システム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
複数の第1の対象者が処方されている処方箋医薬品を記述する処方箋データセットと、前記複数の第1の対象者の購買履歴を記述する購買データセットとに基づいて、前記処方箋データセットに含まれる処方箋医薬品のうち、いずれかの処方箋医薬品が将来処方されると推定される第2の対象者を前記第2の対象者の購買履歴から推定するための推定モデルを構築するモデル構築部と、
前記第2の対象者の購買履歴を記述する購買データを取得するデータ取得部と、
前記処方箋医薬品が将来処方されると推定される第2の対象者を、前記購買データに記述される前記第2の対象者の購買履歴と前記推定モデルとに基づいて推定する推定部と
を備える情報処理システム。
【請求項3】
前記第1の対象者の購買履歴は、前記処方箋医薬品に関する処方箋データが前記情報処理システムに初めて登録された時よりも前の履歴である登録前購買履歴である
請求項1又は2記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記第1の対象者の購買履歴は、前記処方箋医薬品に関する処方箋データが前記情報処理システムに初めて登録された時よりも後の履歴である登録後購買履歴である
請求項1又は2記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記データ取得部は、前記第2の対象者の属性情報を記述する属性データを取得し、
前記情報処理システムは、更に、推定された前記処方箋医薬品が将来処方されると推定される第2の対象者であって、前記処方箋医薬品に関する処方箋データが前記情報処理システムに登録されていない第2の対象者の属性情報を出力する出力部を備える
請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記第2の対象者に対する、将来処方されると推定される前記処方箋医薬品と関連する疾患に関するアドバイス情報を出力する疾患啓蒙部を備える
請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記第2の対象者に関して、前記疾患啓蒙部によるアドバイス情報の出力後に処方されている処方箋データセットに基づいて前記アドバイス情報を評価する啓蒙評価部と、
前記啓蒙評価部の評価結果に応じて前記アドバイス情報を変更する啓蒙変更部と
を備える請求項6に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記啓蒙変更部によるアドバイス情報に関する変更は、該アドバイス情報の内容、該アドバイス情報を出力する時期、及び該アドバイス情報を出力する手段の少なくとも1つの変更を含む
請求項7に記載の情報処理システム。
【請求項9】
前記推定部は、更に、ターゲット疾患薬剤情報に基づいて、前記いずれかの処方箋医薬品が処方されている第1の対象者で共通する購買履歴及び属性情報を推定する
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項10】
前記出力部は、前記第1の対象者の疾患情報として、前記第1の対象者の現在及び未来の疾患状態の推移推測情報と、該疾患状態に対応した購買行動の情報とを出力する
請求項1に記載の情報処理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理システム、及び情報処理方法に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
本人の健診データを参照することなしに、対応する個人の健康状態を推定可能な推定システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。この推定システムは、複数の第1の対象者の健康状態を記述する健康データセットと、複数の第1の対象者の購買履歴を記述する購買データセットとに基づいて、第2の対象者の健康状態を第2の対象者の購買履歴から推定するための推定モデルを構築するものである。
近年、一般用医薬品を販売し、更に日用品や食品類を小売りするドラッグストアにおいても、処方箋に基づく調剤を行う保険薬局を併設する場合が増え、また、ドラッグストアチェーンの経営母体が、別途、保険薬局チェーンを経営する場合も増えてきており、ドラッグストアでの購買履歴と、保険薬局の利用を紐づけることが比較的容易になった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6916367号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の推定システムは、同一の対象者が購入した購買履歴と、処方箋医薬品を記述する処方箋データとに基づく処理を行う点が考慮されていない。
【0005】
本開示は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、同一の対象者が購入した商品及び処方箋データに基づく処理を効率的に行うことができる情報処理システム等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一つの案では、情報処理システムは、複数の第1の対象者が処方されている処方箋医薬品を記述する処方箋データセットと、前記複数の第1の対象者の購買履歴を記述する購買データセットと、前記複数の第1の対象者の属性情報を記述する属性データセットに基づいて、前記処方箋データセットに含まれる処方箋医薬品のうち、いずれかの処方箋医薬品が処方されている第1の対象者で共通する購買履歴及び属性情報を推定する推定部と、推定された前記共通する購買履歴及び属性情報を出力する出力部とを備える。又は、情報処理システムは、複数の第1の対象者が処方されている処方箋医薬品を記述する処方箋データセットと、前記複数の第1の対象者の購買履歴を記述する購買データセットとに基づいて、前記処方箋データセットに含まれる処方箋医薬品のうち、いずれかの処方箋医薬品が将来処方されると推定される第2の対象者を前記第2の対象者の購買履歴から推定するための推定モデルを構築するモデル構築部と、前記第2の対象者の購買履歴を記述する購買データを取得するデータ取得部と、前記処方箋医薬品が将来処方されると推定される第2の対象者を、前記購買データに記述される前記第2の対象者の購買履歴と前記推定モデルとに基づいて推定する推定部とを備える。
【0007】
一つの案では、情報処理方法は、複数の第1の対象者が処方されている処方箋医薬品を記述する処方箋データセットと、前記複数の第1の対象者の購買履歴を記述する購買データセットと、前記複数の第1の対象者の属性情報を記述する属性データセットに基づいて、前記処方箋データセットに含まれる処方箋医薬品のうち、いずれかの処方箋医薬品が処方されている第1の対象者で共通する購買履歴及び属性情報を推定部に推定させ、推定された前記共通する購買履歴及び属性情報を出力部に出力させる処理をコンピュータに実行させる。又は、情報処理方法は、複数の第1の対象者が処方されている処方箋医薬品を記述する処方箋データセットと、前記複数の第1の対象者の購買履歴を記述する購買データセットとに基づいて、前記処方箋データセットに含まれる処方箋医薬品のうち、いずれかの処方箋医薬品が将来処方されると推定される第2の対象者を前記第2の対象者の購買履歴から推定するための推定モデルをモデル構築部に構築させ、前記第2の対象者の購買履歴を記述する購買データをデータ取得部に取得させ、前記処方箋医薬品が将来処方されると推定される第2の対象者を、前記購買データに記述される前記第2の対象者の購買履歴と前記推定モデルとに基づいて推定部に推定させる処理をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、処方箋データを利用することで、対象者が購入した生活用品等と容易に紐づけることができ、処方箋医薬品に関する推定を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態1に係る購買調剤システムの概要を示す説明図である。
情報処理装置の構成例を示すブロック図である。
生活者マスタテーブルのデータレイアウトを例示する説明図である。
購買テーブルのデータレイアウトを例示する説明図である。
調剤テーブルのデータレイアウトを例示する説明図である。
疾患対応テーブルのデータレイアウトを例示する説明図である。
アドバイス履歴テーブルのデータレイアウトを例示する説明図である。
情報処理装置の制御部に含まれる機能部を例示する機能ブロック図である。
情報処理装置の制御部による処理手順を例示するフローチャートである。
疾患レポート情報を示す表示画面(疾患レポート画面)を例示する説明図である。
疾患レポート情報を示す表示画面(疾患レポート画面)を例示する説明図である。
実施形態2(学習モデル)に係る第1学習モデル(疾患別患者解析エンジン)の生成処理に関する説明図である。
第2学習モデル(疾患啓発最適化エンジン)の生成処理に関する説明図である。
情報処理装置の制御部に含まれる機能部を例示する機能ブロック図である。
情報処理装置の制御部による処理手順を例示するフローチャートである。
生活者レポート情報を示す表示画面(生活者レポート画面)を例示する説明図である。
製薬会社向けレポート情報を示す表示画面を例示する説明図である。
実施形態3(投薬後フォロー)に係る情報処理装置の制御部による処理手順を例示するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る購買調剤システムS(情報処理システム)の概要を示す説明図である。図2は、情報処理装置1の構成例を示すブロック図である。購買調剤システムSは、情報処理装置1を主たる装置(サーバ)として構成され、当該情報処理装置1は、例えばインターネット等の外部ネットワークNを介して店舗サーバTS及び保険薬局サーバHSと通信可能に接続される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
医療情報システム
2か月前
TOTO株式会社
生体情報管理システム
22日前
TOTO株式会社
排泄情報管理システム
22日前
小林クリエイト株式会社
被搬送物識別システム
1か月前
個人
看取り医師マッチングシステム
1か月前
学校法人近畿大学
腫瘍の分類推定システム
14日前
TRIBAWL株式会社
情報処理装置
3か月前
国立研究開発法人物質・材料研究機構
閾値算出方法
1か月前
株式会社Xenlon
紹介支援システム
3か月前
小林製薬株式会社
漢方生薬製剤の決定支援装置
2か月前
株式会社レイヤード
情報処理システム
17日前
株式会社日立製作所
情報処理装置
2か月前
株式会社ラフール
情報処理システム
3か月前
個人
医療情報サーバおよび端末
3か月前
個人
情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
1か月前
株式会社医用工学研究所
手術時間比較システム
7日前
株式会社サンクスネット
健康医療情報一元管理システム
3か月前
トヨタ自動車株式会社
健康増進システム及び健康増進方法
3か月前
トヨタ自動車株式会社
健康増進システム及び健康増進方法
3か月前
タカラベルモント株式会社
リハビリ支援装置
7日前
ライオン株式会社
提案システム及び提案方法
1か月前
株式会社ヴェルト
ヘルスケア用データ解析システム
2か月前
富士フイルム株式会社
プログラム
17日前
富士フイルム株式会社
プログラム
23日前
TOTO株式会社
排泄情報処理装置、プログラム及びシステム
14日前
株式会社医療情報技術研究所
モジュール型電子カルテシステム
1か月前
大日本印刷株式会社
情報処理装置及びプログラム
8日前
TOTO株式会社
排泄情報処理装置、プログラム及びシステム
14日前
株式会社トマーレ
医療情報共有システム
1か月前
株式会社ビーライズ
診察シミュレータ
3か月前
株式会社メドレー
プログラム、システム及び方法
22日前
エニシア株式会社
情報処理装置、投与履歴提示方法およびプログラム
1か月前
個人
フレイル推定装置、フレイル推定方法及びプログラム
3か月前
株式会社竹中工務店
運営施策計画方法
1か月前
株式会社医療情報技術研究所
電子カルテ記録集約/参照システム
1か月前
個人
汎用モデルに基づく標準的な医学用語管理システム及び方法
1か月前
続きを見る