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公開番号2023078946
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192287
出願日2021-11-26
発明の名称車両構造
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人個人
主分類B60R 11/00 20060101AFI20230531BHJP(車両一般)
要約【課題】カバー内に水が入ることを抑制できながら、カバー部材同士の組み付け性が良好な車両構造を提供する。
【解決手段】車室内に設置された機器を覆うカバーを備え、前記カバーは、互いに組み合わされた第一カバーと第二カバーとを備え、前記第一カバーは、第一上壁部と、前記第一上壁部の周縁につながれた第一縁部と、を有し、前記第二カバーは、第二上壁部と、前記第一縁部の上に重なるように前記第二上壁部の周縁につながれた第二縁部と、を有し、前記第一縁部は、前記第一縁部の少なくとも一部に沿って設けられた溝部を有し、前記第二縁部は、前記溝部の深さ方向の途中まで嵌まるように設けられた凸部を有する、車両構造。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
車室内に設置された機器を覆うカバーを備え、
前記カバーは、互いに組み合わされた第一カバーと第二カバーとを備え、
前記第一カバーは、第一上壁部と、前記第一上壁部の周縁につながれた第一縁部と、を有し、
前記第二カバーは、第二上壁部と、前記第一縁部の上に重なるように前記第二上壁部の周縁につながれた第二縁部と、を有し、
前記第一縁部は、前記第一縁部の少なくとも一部に沿って設けられた溝部を有し、
前記第二縁部は、前記溝部の深さ方向の途中まで嵌まるように設けられた凸部を有する、
車両構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
車両の車室内には、各種機器が設置されている。この機器は、カバーにより隠されたり保護されたりすることがある。例えば特許文献1には、車椅子を車両に搭載する際に利用されるスロープ板と、車椅子に掛止させたベルトを巻き取る巻き取り機と、巻き取り機を覆うケーシングと、を備える車両が開示されている。巻き取り機は、上記ベルトを巻き取ることで、車椅子をスロープ板に沿ってフロアパネル上に移動させる。巻き取り機が上記機器の一例であり、ケーシングが上記カバーの一例である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-27782号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記機器を覆うカバーが複数のカバー部材を組み合わせて構成されている場合がある。カバーが上記構成を有する場合、例えば、ドアの開閉時にカバーに雨水がかかったり、乗員の不注意によって飲み物がカバーにかかったりしたとき、カバー部材同士の継ぎ目からカバー内に水が入るおそれがある。カバー内に浸入した水が機器にかかると、機器が劣化したり故障したりする可能性がある。
【0005】
また、乗員がカバーを押したりすることで、カバーに意図しない力が入力されることがある。特に、巻き取り機のように足元に設置されている機器は、乗員にカバーを踏まれる可能性が高い。その場合、カバー部材同士がずれたり外れたりして破損するおそれがある。
【0006】
本発明の目的の一つは、機器を覆うカバー内に水が入ることを抑制できながら、カバー部材同士の組み付け性が良好な車両構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る車両構造は、
車室内に設置された機器を覆うカバーを備え、
前記カバーは、互いに組み合わされた第一カバーと第二カバーとを備え、
前記第一カバーは、第一上壁部と、前記第一上壁部の周縁につながれた第一縁部と、を有し、
前記第二カバーは、第二上壁部と、前記第一縁部の上に重なるように前記第二上壁部の周縁につながれた第二縁部と、を有し、
前記第一縁部は、前記第一縁部の少なくとも一部に沿って設けられた溝部を有し、
前記第二縁部は、前記溝部の深さ方向の途中まで嵌まるように設けられた凸部を有する。
【発明の効果】
【0008】
上記の車両構造は、第一カバーと第二カバーとの継ぎ目から浸入した水がカバー内に入ることを抑制できる。上記の車両構造では、第一カバーの第一縁部に設けられた溝部が水の流路として機能する。第一カバーと第二カバーとの継ぎ目から浸入した水は溝部に溜まる。溝部に溜まった水は溝部に沿って流れる。溝部内の水が溝部に沿って機器が配置されていない位置まで案内されることで、カバー内に配置された機器に水がかかることを抑制できる。
【0009】
上記の車両構造は、第一カバーと第二カバーとの組み付け性が良好である。第一カバーと第二カバーは、カバーを構成する上記複数のカバー部材に含まれる。上記の車両構造では、第一カバーの第一縁部に設けられた溝部と第二カバーの第二上壁部に設けられた凸部とが嵌り合うことによって第一カバーと第二カバーとがずれたり外れたりすることを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施形態に係る車両構造を備える車両の車室内を示す概略上面図である。
図2は、実施形態に係る車両構造に備わるカバーの一例を示す概略分解斜視図である。
図3は、実施形態に係る車両構造に備わるカバーの別の一例を示す概略分解斜視図である。
図4は、図2に示すカバーの第一カバーを示す概略斜視図である。
図5は、図2に示すカバーの概略上面図である。
図6は、図2に示すカバーの一部を拡大して示す概略斜視図である。
図7は、図5のVII-VII断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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