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公開番号2023078924
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192262
出願日2021-11-26
発明の名称ワイヤハーネス
出願人住友電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H02G 3/04 20060101AFI20230531BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】がたつきを抑制可能としたワイヤハーネスを提供する。
【解決手段】ワイヤハーネス本体11は、電線部材20と、電線部材20の外周を覆う外装部材30と、外装部材30の外周に取り付けられ、外装部材30の経路を規制する第1経路規制部材40と、を有する。第1経路規制部材40は、第1経路規制部材40の長さ方向と直交する方向に開口するとともに第1経路規制部材40の長さ方向の全体にわたって延びる挿入口40Xを有する。取付部材としての第2経路規制部材50は、第1経路規制部材40の外周を覆う被覆部52を有する。被覆部52は、被覆部52の外周側から内周側にかけて貫通する貫通孔58を有する。そして、ワイヤハーネス10は、貫通孔58を介してワイヤハーネス本体11と被覆部52との間に充填されている充填剤60を備えている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
電線部材と、前記電線部材の外周を覆う外装部材と、前記外装部材の外周に取り付けられ、前記外装部材の経路を規制する第1経路規制部材と、を有するワイヤハーネス本体と、
前記第1経路規制部材の長さ方向の一部における外周に取り付けられる取付部材と、
を備え、
前記第1経路規制部材は、前記第1経路規制部材の長さ方向と直交する方向に開口するとともに前記第1経路規制部材の長さ方向の全体にわたって延びる挿入口を有し、
前記取付部材は、前記第1経路規制部材の外周を覆う被覆部を有し、
前記被覆部は、前記被覆部の外周側から内周側にかけて貫通する貫通孔を有し、
前記貫通孔を介して前記ワイヤハーネス本体と前記被覆部との間に充填されている充填剤を備えている、
ワイヤハーネス。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記充填剤は、前記挿入口に入り込んでおり、
前記充填剤は、前記外装部材の外周面と前記被覆部の内周面との間に介在している、
請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項3】
前記貫通孔は、前記被覆部の径方向において前記挿入口と対向している、
請求項2に記載のワイヤハーネス。
【請求項4】
前記貫通孔は、前記第1経路規制部材の外周面と対向しており、
前記充填剤は、前記第1経路規制部材の外周面と前記被覆部の内周面との間に介在している、
請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項5】
前記充填剤の一部は、前記貫通孔の内部に入り込んでいる、
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
【請求項6】
前記取付部材は、前記外装部材の経路を規制する本体部と、前記ワイヤハーネス本体の長さ方向における前記本体部の端部に設けられた受け部と、前記受け部と共に前記第1経路規制部材の全周を覆う蓋部と、を備え、
前記受け部及び前記蓋部は、前記被覆部を構成する、
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
【請求項7】
前記貫通孔は、前記蓋部に設けられている、
請求項6に記載のワイヤハーネス。
【請求項8】
前記充填剤は、樹脂材料にて構成されている、
請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
【請求項9】
前記取付部材は、前記外装部材の外周に取り付けられ、前記外装部材の経路を規制する第2経路規制部材であり、
前記被覆部は、前記第2経路規制部材の長さ方向の端部に設けられ、前記第1経路規制部材の長さ方向の端部の外周を覆う、
請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
【請求項10】
前記第1経路規制部材は、前記ワイヤハーネス本体の経路において直線状をなす部分である直線部の経路を規制しており、
前記第2経路規制部材は、前記ワイヤハーネス本体の経路において屈曲する部分である屈曲部の経路を規制している、
請求項9に記載のワイヤハーネス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ワイヤハーネスに関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両用のワイヤハーネスとしては、電線部材と、電線部材を覆う外装部材と、外装部材に外周に取り付けられ、外装部材の経路を規制する経路規制部材と、を備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-53894号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記のようなワイヤハーネスにおいて、経路規制部材は、他の経路規制部材等の取付部材に対して取り付けられることがあり、その場合、経路規制部材と取付部材との取付部位にがたつきが生じないことが望まれる。なお、取付部位のがたつきは、例えば、振動等によって取付部位を破損させる原因となる。
【0005】
本開示の目的は、がたつきを抑制可能としたワイヤハーネスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のワイヤハーネスは、電線部材と、前記電線部材の外周を覆う外装部材と、前記外装部材の外周に取り付けられ、前記外装部材の経路を規制する第1経路規制部材と、を有するワイヤハーネス本体と、前記第1経路規制部材の長さ方向の一部における外周に取り付けられる取付部材と、を備え、前記第1経路規制部材は、前記第1経路規制部材の長さ方向と直交する方向に開口するとともに前記第1経路規制部材の長さ方向の全体にわたって延びる挿入口を有し、前記取付部材は、前記第1経路規制部材の外周を覆う被覆部を有し、前記被覆部は、前記被覆部の外周側から内周側にかけて貫通する貫通孔を有し、前記貫通孔を介して前記ワイヤハーネス本体と前記被覆部との間に充填されている充填剤を備えている。
【発明の効果】
【0007】
本開示のワイヤハーネスは、がたつきを抑制する効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態のワイヤハーネスを示す概略構成図である。
図2は、同形態のワイヤハーネスを示す概略斜視図である。
図3は、同形態のワイヤハーネスを示す概略分解斜視図である。
図4は、同形態のワイヤハーネスを示す概略横断面図である。
図5は、変更例のワイヤハーネスを示す概略横断面図である。
図6は、変更例のワイヤハーネスを示す概略横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のワイヤハーネスは、
[1]電線部材と、前記電線部材の外周を覆う外装部材と、前記外装部材の外周に取り付けられ、前記外装部材の経路を規制する第1経路規制部材と、を有するワイヤハーネス本体と、前記第1経路規制部材の長さ方向の一部における外周に取り付けられる取付部材と、を備え、前記第1経路規制部材は、前記第1経路規制部材の長さ方向と直交する方向に開口するとともに前記第1経路規制部材の長さ方向の全体にわたって延びる挿入口を有し、前記取付部材は、前記第1経路規制部材の外周を覆う被覆部を有し、前記被覆部は、前記被覆部の外周側から内周側にかけて貫通する貫通孔を有し、前記ワイヤハーネスは、前記貫通孔を介して前記ワイヤハーネス本体と前記被覆部との間に充填されている充填剤を備えている。
【0010】
この構成によれば、被覆部の内側を通るワイヤハーネス本体が、被覆部とワイヤハーネス本体との間に充填されている充填剤によって被覆部に押圧された状態となる。これにより、被覆部とワイヤハーネス本体とのがたつきを抑制することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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