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公開番号2023078919
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192256
出願日2021-11-26
発明の名称ワイヤハーネス
出願人住友電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H02G 3/30 20060101AFI20230531BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】固定部材がボルトから脱落することを抑制可能としたワイヤハーネスを提供する。
【解決手段】固定部材50は、パネルPが有するボルトBに固定されるボルト固定部51と、電線部材20を保持する保持部52と、を有している。ボルト固定部51は、固定部本体61と、固定部本体61に組み付けられる嵌合部71と、を備えている。固定部本体61は、ボルトBが挿通される挿通孔62と、挿通孔62と連通し嵌合部71が嵌合される嵌合孔63と、を有している。挿通孔62は、ボルトBのねじ部Baに軸方向に係止する第1係止部65を有している。そして、嵌合部71は、ボルトBのねじ部Baに軸方向に係止する第2係止部73を有している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
電線を有する電線部材と、
前記電線部材を取付対象に固定する固定部材と、
を備えるワイヤハーネスであって、
前記固定部材は、前記取付対象が有するボルトに固定されるボルト固定部と、前記電線部材を保持する保持部と、を有し、
前記ボルト固定部は、固定部本体と、前記固定部本体に組み付けられる嵌合部と、を備え、
前記固定部本体は、前記ボルトが挿通される挿通孔と、前記挿通孔と連通し前記嵌合部が嵌合される嵌合孔と、を有し、
前記挿通孔は、前記ボルトのねじ部に軸方向に係止する第1係止部を有し、
前記嵌合部は、前記ボルトのねじ部に軸方向に係止する第2係止部を有している、
ワイヤハーネス。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記第1係止部は、前記挿通孔の側面に設けられた凹凸構造をなし、
前記第2係止部は、前記嵌合部の側面に設けられた凹凸構造をなしている、
請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項3】
前記第1係止部及び前記第2係止部は、前記ボルトを挟んで互いに対向する位置に設けられている
請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネス。
【請求項4】
前記嵌合部は、前記嵌合孔に圧入されている、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
【請求項5】
前記嵌合部は、前記固定部本体に対して別体をなしている、
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
【請求項6】
前記嵌合部は、前記固定部本体に対してヒンジ部にて繋がっている、
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
【請求項7】
前記電線部材の外周を覆う外装部材と、
前記外装部材の外周に取り付けられ、前記外装部材の経路を規制する経路規制部材と、
を備え、
前記経路規制部材は、前記経路規制部材の長さ方向と直交する方向に開口するとともに前記経路規制部材の長さ方向の全体にわたって延びる挿入口を有している、
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
【請求項8】
前記保持部は、前記経路規制部材の全周を覆う態様で前記経路規制部材を保持しており、
前記保持部は、内周側に突出する突起を有し、
前記突起は、前記挿入口の内側に位置する、
請求項7に記載のワイヤハーネス。
【請求項9】
前記嵌合部は、前記ボルトの軸方向から見て円弧状に凹む円弧凹部を有し、
前記第2係止部は、前記円弧凹部に設けられている、
請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ワイヤハーネスに関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1のワイヤハーネスは、電線部材を車体に固定する固定部材を備えている。当該固定部材は、電線部材を保持する保持部と、車体に設けられたボルトに固定されるボルト固定部と、を有している。ボルト固定部は、ボルトのねじ部に対して軸方向に係止する係止片を有している。係止片は、ボルトを軸直交方向に挟むように少なくとも一対設けられている。固定部材をボルトに組み付ける際には、ボルトを固定部材に挿入する。このとき、各係止片は、ボルトに押されることで互いに離間する方向に撓む。そして、各係止片は、自身の弾性によってボルト側に付勢され、ボルトのねじ部に係止する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-46508号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のようなワイヤハーネスでは、電線部材や固定部材などの重量が重くなると、係止片が開く方向に動いてしまい、それにより、固定部材がボルトから抜けるおそれがある。
本開示の目的は、固定部材がボルトから脱落することを抑制可能としたワイヤハーネスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示のワイヤハーネスは、電線を有する電線部材と、前記電線部材を取付対象に固定する固定部材と、を備えるワイヤハーネスであって、前記固定部材は、前記取付対象が有するボルトに固定されるボルト固定部と、前記電線部材を保持する保持部と、を有し、前記ボルト固定部は、固定部本体と、前記固定部本体に組み付けられる嵌合部と、を備え、前記固定部本体は、前記ボルトが挿通される挿通孔と、前記挿通孔と連通し前記嵌合部が嵌合される嵌合孔と、を有し、前記挿通孔は、前記ボルトのねじ部に軸方向に係止する第1係止部を有し、前記嵌合部は、前記ボルトのねじ部に軸方向に係止する第2係止部を有している。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、固定部材がボルトから脱落することを抑制可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態のワイヤハーネスを示す概略構成図である。
図2は、同形態のワイヤハーネスを示す概略断面図である。
図3は、同形態のワイヤハーネスを示す概略分解斜視図である。
図4は、同形態のワイヤハーネスにおいて、ボルト固定部付近の構成を拡大して示す概略側面図である。
図5は、変更例のワイヤハーネスにおいて、ボルト固定部付近の構成を拡大して示す概略側面図である。
図6は、変更例のワイヤハーネスにおける嵌合部を示す概略斜視図である。
図7は、同変更例のワイヤハーネスにおける概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のワイヤハーネスは、
[1]電線を有する電線部材と、前記電線部材を取付対象に固定する固定部材と、を備えるワイヤハーネスであって、前記固定部材は、前記取付対象が有するボルトに固定されるボルト固定部と、前記電線部材を保持する保持部と、を有し、前記ボルト固定部は、固定部本体と、前記固定部本体に組み付けられる嵌合部と、を備え、前記固定部本体は、前記ボルトが挿通される挿通孔と、前記挿通孔と連通し前記嵌合部が嵌合される嵌合孔と、を有し、前記挿通孔は、前記ボルトのねじ部に軸方向に係止する第1係止部を有し、前記嵌合部は、前記ボルトのねじ部に軸方向に係止する第2係止部を有している。
【0009】
この構成によれば、固定部本体が有する第1係止部と、固定部本体に組み付けられる嵌合部が有する第2係止部とがボルトに係止することで、固定部材がボルトに固定される。これにより、第1係止部及び第2係止部を、従来構造のようにボルトに対して接離する方向に撓みやすくする必要がなくなり、その結果、固定部材がボルトから脱落することを抑制可能となる。
【0010】
[2]前記第1係止部は、前記挿通孔の側面に設けられた凹凸構造をなし、前記第2係止部は、前記嵌合部の側面に設けられた凹凸構造をなしている。
この構成によれば、第1係止部及び第2係止部はそれぞれ凹凸構造によってボルトに係止される。このため、第1係止部及び第2係止部をボルトに対して強固に係止させることが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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