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公開番号2023078881
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192193
出願日2021-11-26
発明の名称画像投影装置及び画像投影装置の制御方法
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類G02B 27/02 20060101AFI20230531BHJP(光学)
要約【課題】 画像の周辺領域を注視しやすい画像投影装置を提供すること。
【解決手段】 画像投影装置300は、画像データ301に基づく光束を出力する光源303と、光源303からの光束314をユーザの瞳孔306に投射する投射部と、瞳孔306の位置の情報を検出する検出手段311と、画像データ301に基づく光束314により網膜308に投影される投影画像401を制御する制御部302と、を備える。制御部302は、瞳孔306の位置に応じて投影画像が変更されるように光源303を制御する。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
画像データに基づく光束を出力する光源と、
前記光源からの光束をユーザの瞳孔に投射する投射部と、
前記瞳孔の位置の情報を検出する検出手段と、
画像データに基づく前記光束により網膜に投影される投影画像を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記瞳孔の位置に応じて前記投影画像が変更されるように前記光源を制御することを特徴とする画像投影装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記制御部は、
前記画像データに相当する画像の周辺領域の少なくとも一部の、前記網膜上に投影される位置が異なることを特徴とする請求項1に記載の画像投影装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記瞳孔の位置に応じて、
前記画像データのうち、前記投影画像に相当する領域を変更することを特徴とする請求項2記載の画像投影装置。
【請求項4】
前記制御部は、
ユーザが、ユーザから見て右側を見ている場合に前記網膜上に投影される前記投影画像が、
ユーザが正面を見ている場合に前記網膜上に投影される前記投影画像を左方向に移動した画像に相当する画像になるように前記投影画像を制御することを特徴とする請求項3に記載の画像投影装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記投影画像が前記画像データの一部に相当し、
かつ、
前記画像データのうち、前記投影画像に相当する領域の位置が前記瞳孔の位置に応じて変更されるように前記投影画像を制御することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の画像投影装置。
【請求項6】
前記制御部は、
前記瞳孔の位置に応じて、前記投影画像の大きさを変化させることを特徴とする請求項1記載の画像投影装置。
【請求項7】
前記制御部は、
前記検出手段により検出された前記瞳孔の位置に基づいて、前記瞳孔を通過する光束が通過する領域である第1の領域を取得し、
少なくとも、前記光束が前記投影領域を通過する場合、
前記光束と、前記投影領域の外縁との距離に基づいて前記投影画像が変更されるように、前記光源を制御することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像投影装置。
【請求項8】
前記制御部は、
前記光束と前記第1の領域の外縁との距離が第1の値の場合と前記光束と前記第1の領域の外縁との距離が前記第1の値よりも大きい第2の値の場合とで、
前記画像データに相当する画像の周辺領域の少なくとも一部の、前記網膜上に投影される位置が異なることを特徴とする請求項7に記載の画像投影装置。
【請求項9】
前記制御部は、
前記光束と前記第1の領域の外縁との距離に応じて、
前記画像データのうち、前記投影画像に相当する領域を変更することを特徴とする請求項8記載の画像投影装置。
【請求項10】
前記制御部は、
前記投影画像が前記画像データの一部に相当し、
かつ、
前記画像データのうち、前記投影画像に相当する領域が前記光束と前記第1の領域の外縁との距離に応じて変更されるように前記投影画像を制御することを特徴とする請求項9に記載の画像投影装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像投影装置に関し、特に網膜へ画像を投影する画像投影装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、画像を形成するレーザー光をユーザの瞳孔近傍で収束させて網膜に画像を投影する画像投影装置が知られている。例えば特許文献1には、入力画像に基づいて変調されたレーザー光を走査することで、網膜上に画像を結像させる画像投影装置が開示されている。このような画像投影装置では、ユーザの瞳孔位置とレーザー光の収束点が略一致していないと、瞳孔によりレーザー光がケラれて網膜までレーザー光が到達しない。よって、ユーザが瞳孔を動かすと、画像を視認することができないという問題があった。
【0003】
そこで、特許文献2では、瞳孔の位置を検出、追尾して瞳孔に向けて画像を投影することで、瞳孔が移動しても画像を視認することができる画像投影装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第2932636号公報
特開2018-28579号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このように、網膜に投影することでユーザに画像を視認可能とする画像投影装置で画像を投影すると、周辺領域(特に端部)を注視したい場合、ユーザは瞳孔を注視したい周辺領域の方向に移動させる可能性が高い。特許文献2に開示された画像投影装置では、瞳孔位置を検出してレーザー光を追尾させる構成であるため、ユーザが瞳孔を移動させても網膜上に画像を投影できる。しかしながら、周辺領域を注視するために瞳孔を移動させたにも関わらず、投影される画像も追尾してくるため、周辺領域を注視することが難しい。
【0006】
そこで、本発明の目的は、画像の周辺領域を注視しやすい画像投影装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての画像表示装置は、画像データに基づく光束を出力する光源と、前記光源からの光束をユーザの瞳孔に投射する投射部と、前記瞳孔の位置の情報を検出する検出手段と、画像データに基づく前記光束により網膜に投影される投影画像を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記瞳孔の位置に応じて前記投影画像が変更されるように前記光源を制御することを特徴とする。
【0008】
本発明のその他の側面については、以下で説明する実施の形態で明らかにする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、画像の周辺領域を注視しやすい画像投影装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施例1、2に係る画像投影装置の上面視図
本発明の実施例1に係る画像投影装置の検出手段の結果に応じた出力制御部の動作を示すフローチャート
本発明の実施例1に係るレーザー光と瞳孔の位置を説明する概略図
本発明の実施例1に係る表示画像とユーザの視線位置を説明する図
本発明の実施例2に係る画像投影装置の検出手段の結果に応じた出力制御部の動作を示すフローチャート
本発明の実施例2に係るレーザー光と瞳孔の位置を説明する概略図
本発明の実施例2に係る表示画像とユーザの視線位置を説明する図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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